アンディ・ウォーホル
アンディ・ウォーホルと言えば、泣く子も黙る20世紀アート界の巨匠ですね。
アンディ・ウォーホル
そのアンディ・ウォーホルは音楽との関わりが深く、元々グラフィック・デザイナーだったということもあり様々なレコードジャケットを制作しています。
ジャケ買いという言葉がありますが、アンディ・ウォーホルが制作しているレコードジャケットはアート作品として楽しめます。
ということで、ウォーホルが制作したレコードジャケットをご紹介します。
ケニー・バレル
アンディ・ウォーホルのグラフィック・デザイナー時代の作品です。
ジャズ・レーベル「ブルーノート」のアートディレクターを務めていたリード・マイルスがギタリスト・ケニー・バレルのアルバムにアンディ・ウォーホルのイラストを採用しています。
ケニー・バレル Vol.2
アンディ・ウォーホルは、このイラストを僅か15分程で描きあげたといいます。貧しい駆け出しの青年だったとはいえ、能力は既に十分に備わっていたということですね。素晴らしい!
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
アンディ・ウォーホルがデザインしたレコードジャケットの中でもっともよく知られているのは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファーストアルバムでしょう。
世界で一番有名なバナナといってもいいでしょうね。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ
ここでのアンディ・ウォーホルは、プロデューサーとしてクレジットされていますが、音楽的には何もしなかったそうですよ。
しかし、そんなことよりもヴェルヴェット・アンダーグラウンドを世に送り出したということこそがプロデューサーとしての最大の功績ですね。
アンディ・ウォーホルの作品と言えば、シルクスクリーンを使った版画という印象が強いかと思いますが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのオリジナル・メンバーであるジョン・ケイルのソロアルバム「Academy in Peril」では作風が異なっています。
Academy in Peril
とは言え、同じような写真を連続して見せるという手法は、やっぱりアンディ・ウォーホル的です。
ダイアナ・ロス
60年代のアンディ・ウォーホルの作品はスキャンダラスなモチーフが多かったのですが、70年代にはいると肖像画が多くなってきます。
ダイアナ・ロスのアルバム「シルク・エレクトリック」もそんな時期の作品です。
シルク・エレクトリック