【1960年代中盤】マウスじゃなくてラットも”ねずみ”だと初めて理解した番組「ラット・パトロール」

【1960年代中盤】マウスじゃなくてラットも”ねずみ”だと初めて理解した番組「ラット・パトロール」

日本ではマウス(mouse)という言葉は直ぐ”ねずみ”と訳しますが、ラット(rat)と言われるとちょっと考え込む人が多いのではないだろうか?だが、私の世代では、両方とも”ねずみ”と訳せる。これは1960年中盤にアメリカ製のTV番組である「ラット・パトロール」の影響だと、私は今でも思っている。


「ラット・パトロール」とは??

「ラット・パトロール」とは、1966年に米国のABC放送から2シーズン放映された。日本でも同年に第1シーズンを日本テレビ系で放映、第2シーズンはテレビ朝日系で「砂漠鬼部隊」と改題されて放映されたアメリカ製の戦争アクション・ドラマである。放送時間が30分と他のドラマより短く、ドラマのテンポがスピーディーであったのも人気の一要因だった。

舞台は、第二次世界大戦下の北アフリカ戦線の砂漠地域(恐らく、サハラ砂漠)

第2次世界大戦の激戦地として有名な北アフリカの砂漠では、ロンメル将軍配下のドイツ軍の精鋭と連合軍の間で、連日死闘が繰り返されていた。歴史上では最終的にアメリカのパットン戦車軍団がドイツ軍を蹴散らしてしまったのだが、ここでは戦況は一進一退でどちらにも決定的な勝利はなく、常に戦線は流動的であった。“ラット・パトロール”とは、この砂の海で、ドイツ軍の機械化部隊を相手にまるで“ねずみ”のように神出鬼没に2台のジープで敵を攪乱し、戦車隊に奇襲をかけ、また諜報活動を行う小隊のことである。

将来、大人になったら絶対ジープを買いたい!!と思った人も多かったはず!?

2台の戦闘用に改造したジープ

1966 Topps Rat Patrol Non-Sport - Gallery | The Trading Card Database

このジープを4人のタフな兵士たち、トロイ軍曹、モフィット軍曹、ペティグルー二等兵、マーク・ヒッチコック二等兵が駆って、機関銃を武器に敵に満ちた砂漠を走り回り、痛快なアクションを繰り広げていく!
あと、忘れてならないのは戦う相手であるドイツ軍のディートリッヒ大尉である。大体この人と戦うことが多かったが、敵同士でありながら奇妙な友情関係もあり、時にはトロイ軍曹とディートリッヒ大尉がやむを得ず協力するエピソードも見られた。

右上:サム・トロイ軍曹 (クリストファー・ジョージ)
左上:ジャック・モフィット軍曹 (ゲーリー・レイモンド)
右下:マーク・ヒッチコック二等兵 (ラリー・ケーシー)
左下:タリー・ペティグルー二等兵 (ジャスティン・タール)

4人の主人公

The Rat Patrol - Ratos do Deserto | Desenhos e Seriados | TV Sinopse | Parte 1

出演陣の横顔!!

クリストファー・ジョン・ジョージ(Christopher George 1931年2月25日 - 1983年11月28日)は、米国の俳優。1960年代のテレビシリーズ「ラット・パトロール」の主演役でおそらく最もよく知られていたアメリカのテレビと映画の俳優だろう。彼は1967年にゴールデングローブ賞にノミネートされ、シリーズでのパフォーマンスでベストテレビスターに選ばれた。

クリストファー・ジョン・ジョージ

クリストファー・ジョージは不死の血液を持ったために追われる男のドラマ「不死身の男」にも主演していた記憶がある。常にオーストラリア軍のSlouchハットを着用していた。

ゲーリー・レイモンド(Gary Raymond 1935年4月20日生まれ)はイギリスの 俳優。レイモンドはロンドンのブリクストンで生まれた。ラットパトロールの役どころもイギリス軍所属の情報担当として配属されているので、通常軍の分隊では軍曹が二人はいないのだが、このラットパトロールでは二人が軍曹として並び立てる状況にある。

ゲーリー・レイモンド

ゲーリー・レイモンドは『アルゴ探検隊の大冒険』で有名なイギリス人俳優で「謎の円盤UFO」、「ダンディ2・華麗な冒険」にゲスト出演している。

エリック・ブレーデン(Eric Braeden 本名:ハンス・グデガスト(Hans-Jörg Gudegast) 1941年4月3日~)1959年にドイツからアメリカへ移住した映画やテレビの俳優。彼はVictor Newmanの役でドラマシリーズの主演女優と同時に1998年エミー賞を受賞したけいけんを持つ。1960年代、彼はTVで最長の第二次世界大戦ドラマ(1962-67)戦闘のいくつかのエピソードに登場し、常にドイツ軍兵士を演じた。

エリック・ブレーデン(ハンス・グデガスト)

Movie and TV Screencaps: 100 Rifles (1969) - Directed by Tom Gries

ディートリッヒ大尉役のハンス・グデガストは「スパイ大作戦」、「特攻ギャリソン・ゴリラ」、「マニックス」など多数のTVシリーズで見かけたが、エリック・ブレーデンと改名し80年代以降はソープオペラへの出演(日本では放送されず)が多いようだ。

「ラット・パトロール」の記念すべき第一回と最終回放送!!

ジープの模型作りが当時大流行!!

Amazon | タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ U.S.ジープ・ウイリスMB 通販

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ U.S.ジープ・ウイリスMBが戦車・軍用車両・大砲ストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。 放送開始と同時にジープの模型が流行ったなあ!!

ところで、マウス(mouse)とラット(rat)の違いって分かります??

「ラット」と「マウス」、どちらも日本語では”ねずみ”になるが、英語では使い分けられている。
「ラット」はドブネズミやドブネズミを実験動物化したものを指す。一方、「マウス」はハツカネズミやハツカネズミを実験動物化したものを指す。
また、「ラット」は大型のネズミ、「マウス」は小型のネズミを指す傾向もある。これらのことから、「ラット」はマイナスイメージが強く、「マウス」はプラスイメージが強いというのも違いの1つだ。

プラスイメージが強いというのも頷けます!!。

かわいらしい”パンダマウス”

カピバラもれっきとした”ラット”の仲間です。

カピバラ

”ミッキーラット”はまさにホラーだ!!。

ミッキーマウスという言葉を聞くと、何か愛らしく可愛いイメージを浮かべる人がほとんどであろう。しかし、知り合いのアメリカ人に”ミッキーラット”って言葉を聞いたら、どんな反応を示すのか実際試したところ、言葉を聞くなり、「まさにホラーだ!!」という言葉が返ってきた!!!
このように、「ラット・パトロール」というタイトルも、ドイツ軍にとって、”ラット”が気の置けない怖い存在だったということを暗示する意味合いもあったのではなかろうか!?

最後にDVDの紹介!!

Amazon | ラット・パトロール シーズンI DVDBOX -TVドラマ

クリストファー・ジョージ, ゲーリー・レイモンド, ジャスティン・ター, ラリー・ケーシー, ハンス・グデガスト, リー・リッチ 海外TVドラマ、日本のTVドラマのDVD・Blu-rayをオンライン通販アマゾンで予約・購入。

Amazon | ラット・パトロール ~砂漠鬼部隊~ シーズンII DVDBOX -TVドラマ

クリストファー・ジョージ, ゲーリー・レイモンド, ジャスティン・ター, ラリー・ケーシー, ハンス・グデガスト, リー・リッチ 海外TVドラマ、日本のTVドラマのDVD・Blu-rayをオンライン通販アマゾンで予約・購入。

関連する投稿


戦国時代を題材にした映画・TVの中で「上杉謙信」を演じた印象に残る俳優たち①【1960年代中盤~1980年代初期】

戦国時代を題材にした映画・TVの中で「上杉謙信」を演じた印象に残る俳優たち①【1960年代中盤~1980年代初期】

久しぶりに時代劇ねたでも取り扱って見ようと思うのですが、今回は戦国史上で最強だったと評価の高い「越後の龍」こと「上杉謙信」を演じた歴代の俳優にスポットを当てることにする。


【1960年代中盤】テレビのアニメはSF物が大半を占めていた!!

【1960年代中盤】テレビのアニメはSF物が大半を占めていた!!

1960年代中盤、テレビはやっとカラー放送が増えてきた時代にあたり、漫画雑誌では白黒なのにアニメではカラーで見れて、嬉しかったことが記憶の隅に残っている。また、その頃アニメの傾向として、”宇宙”や”未来”と言ったSF物が幅を利かせていた。そんな記憶を整理しながら記述して見ようと思う。


【1960年代】テレビで放映されたコンバットは、実は軍事より「戦争を通じた人間模様」が主題であった。

【1960年代】テレビで放映されたコンバットは、実は軍事より「戦争を通じた人間模様」が主題であった。

今では映画でしかお目にかからなくなった感がある戦争物であるが、私たちがちょうど小学校から中学・高校の頃であった、1960年代には米国製の超~有名な戦争物テレビ番組が何本かあった。しかし、それらは軍事よりは「戦争を通じた人間模様」に趣きを置いていたような記憶がある。今回はそのような戦争物のテレビ番組について言及して見ることとしよう。


自由奔放!奇想天外!摩訶不思議!ダイハツの迷車たち~メーカー別マニアック名車  ダイハツ編

自由奔放!奇想天外!摩訶不思議!ダイハツの迷車たち~メーカー別マニアック名車 ダイハツ編

長年、日本の自動車界を支えてきた国産メーカーのマニアックな名車を「マツド・デラックス」が選りすぐってお送りするわよ!今回は日産、三菱、マツダ、いすゞに続きダイハツよ!あまりこう言うコラムに登場しないダイハツの名車をコアなファンの為にご紹介するわ!楽しんでね!


最新の投稿


昭和100年を祝う夜!グランドプリンスホテル広島でTEPPANの歌謡ライブ&打ち上げ花火が開催決定

昭和100年を祝う夜!グランドプリンスホテル広島でTEPPANの歌謡ライブ&打ち上げ花火が開催決定

2026年5月5日、グランドプリンスホテル広島にて「昭和100年」を記念したスペシャルイベントが開催される。広島発の4人組ボーカルグループ「TEPPAN」による昭和歌謡ライブに加え、夜空を彩る打ち上げ花火も予定。ライブ観覧は無料。さらにホテル上層階のレストランではCD付きの特別ディナープランも登場する。


樋屋奇応丸の倉庫から幻の音源発見!デューク・エイセスが歌う昭和のCMソングが高音質で蘇る

樋屋奇応丸の倉庫から幻の音源発見!デューク・エイセスが歌う昭和のCMソングが高音質で蘇る

「ひや・きおーがん」のフレーズで親しまれる樋屋製薬の社内倉庫から、長らく歌唱者不明だった過去のCMソング音源が発見された。調査の結果、昭和を代表するコーラスグループ「デューク・エイセス」による歌唱と判明。当時のクリアな歌声を再現した「高音質版」が公開され、昭和歌謡ファンを中心に大きな話題を呼んでいる。


福岡の食のテーマパーク「直方がんだ びっくり市」が50周年!大盛況で幕を閉じた「半世紀祭」をレポ

福岡の食のテーマパーク「直方がんだ びっくり市」が50周年!大盛況で幕を閉じた「半世紀祭」をレポ

1976年の創業から50周年を迎えた福岡県直方市の「直方がんだ びっくり市」にて、2026年4月17日から19日までアニバーサリーイベント「半世紀祭」が開催された。銘柄牛が50%OFFになる「肉袋」や名物セールの復活、地元ヒーローの参戦など、半世紀の感謝を込めた熱気あふれる3日間の模様を振り返る。


『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

アクションゲームの金字塔『メタルスラッグ』が2026年4月19日に誕生30周年を迎えた。株式会社SNKはこれを記念し、シリーズの再燃・リブートを掲げた記念プロジェクトを始動。新作ゲームの開発を含む多彩な企画の推進や、歴史を振り返る記念映像の公開、特設サイトの開設など、世界中のファンへ向けた展開が始まる。


山下達郎ソロ・デビュー50周年記念!JOURNAL STANDARDとコラボした限定Tシャツが発売

山下達郎ソロ・デビュー50周年記念!JOURNAL STANDARDとコラボした限定Tシャツが発売

ソロ・デビュー50周年を迎えた音楽界のレジェンド・山下達郎とJOURNAL STANDARDが特別なコラボレーションを実現。1stアルバム『CIRCUS TOWN』収録の名曲「WINDY LADY」をテーマにしたTEEがリリースされる。音楽史に刻まれた名盤の空気感を纏える、ファン垂涎の記念アイテムが登場だ。