1960年代中盤のSFアニメのルーツは・・・?!

『鉄腕アトム (アニメ第1作)』の一場面
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『鉄腕アトム』(てつわんアトム、日本での英題はMighty Atom)は、手塚治虫のSF漫画作品及び同作を原作としたテレビアニメ、特撮テレビ番組の作品名、並びに作品内の主人公である架空のロボットの名称である。
本作は、1951年(昭和26年)4月から翌年3月に連載された『アトム大使』の登場人物であったアトムを主人公として、1952年(昭和27年)4月から1968年(昭和43年)にかけて、「少年」(光文社)に連載された。
1963年(昭和38年)1月1日から1966年(昭和41年)12月31日までフジテレビ系列にてアニメ放送された。全193話。一部を除きモノクロ作品。
日本で最初の本格的な1話30分の連続TVアニメ、日本で初めての国産テレビアニメとしてアニメ化された。この『鉄腕アトム(第1作)』は平均視聴率30%を超える人気を博し、その後、世界各地でも放映された。
また、1980年(昭和55年)10月1日から1981年(昭和56年)12月23日にかけて、全52話を日本テレビ系でカラー版の『鉄腕アトム(第2作)』が制作・放送された。

『鉄腕アトム (アニメ第2作)』の一場面
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ロボットには、感情移入がしずらいという意見があった!!

『鉄人28号』
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『エイトマン』の一場面
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初期のSFテレビアニメを見ると、『鉄腕アトム』の他に『鉄人28号』や『エイトマン』があるが、言ってみればこれは主人公が人間ではないため、感情移入があまりできなかったとする意見が私の周囲にはちらほらと存在する。ところが1965年になると、『スーパージェッター』、『宇宙パトロールホッパ』、『宇宙少年ソラン』、『宇宙エース』、そして『遊星少年パピイ』と、宇宙少年ものがつぎつぎと5つも登場することになる。
これらはまがりなりにも生身の少年(地球人ではないかもしれないが、少なくともロボットではなかった)が活躍する物語であり、この辺りから私のSFアニメ狂いが始まっていったように思える。
『スーパージェッター』とは??
【あらすじ】
30世紀のタイムパトロール723号であるジェッターは、悪人ジャガーを追跡中にタイムマシン同士の衝突事故で20世紀に落下してしまう。
タイムマシン・流星号の時間航行機能の故障で20世紀に取り残されたジェッターは、国際科学捜査局の西郷長官の要請をうけて犯罪捜査へ協力することを決心する。
『宇宙パトロールホッパ』とは??
【あらすじ】
武装地球人に襲われて重傷を負った少年・ジュンが、ホッパ星の科学力でサイボーグとなり、宇宙パトロール隊の一員となって宇宙や地球の平和を守るために戦う話である。当初はホッパ星を舞台に話が展開していたが、後に地球が舞台の中心となった。
『宇宙少年ソラン』とは??
【あらすじ】
反陽子爆弾の開発者である立花博士は、悪用されることを恐れ妻子とともに地球を脱出したが航行中に事故に遭遇した。せめて子供だけでもと考えた立花博士は子供をカプセルに入れて宇宙空間に漂流させた。地球の15倍の重力を持つソラン星の住人により救助された少年は「ソラン」と名付けられ、サイボーグ化され、生き別れの姉を探しながら、その驚異のパワーで悪と闘う。
宇宙リスのチャッピーを相棒にして地球に帰還したソランは、考古学者古月(ふるづき)博士・ミカ親子の家で暮らしながら、次々に起こる難事件に立ち向かう。超能力を持つ新人類ミューの一団、宇宙の悪魔ゴロナ、超電子頭脳ガイバー、ギャラなどとは、長く困難な戦いを続けた。
『宇宙エース』とは??
【あらすじ】
人が住めなくなり、爆発四散したパールム星。パールム星人たちは宇宙船団を組んで脱出し、新しい星を探す旅に出たが、航行中の宇宙船団からはぐれてしまい、21世紀の地球にやってきたパールム星人の王の息子・エースは、平和を守るため、勇気と知恵とパールム星人としての特殊能力で悪人や怪物たちに立ち向かうことに。
作品後半では、エースの恩人であるタツノコ博士が開発した光子ロケット「シー・ホース号」で、友人のアサリたちとともに広大な宇宙空間に乗り出し、はぐれた父やパールム星の仲間を探しながら、悪の宇宙人オリオン星人などの強敵に立ち向かうストーリーとなった。
『遊星少年パピイ』とは??
【あらすじ】
地球を除く太陽系の9個の惑星(冥王星およびパピイの故郷であるクリフトン星を含む)の人々は高度な文明を誇っていたが、野蛮で戦争や犯罪の絶えない地球を警戒していた。優れた頭脳と強い正義感を持つクリフトンの勇敢な少年パピイは、そんな地球の平和を守る事を依頼されるが弱音を吐いたり、使命が果たせなくなるのを恐れたため、自ら任務に必要な記憶以外を消してもらい大好きな母とも長の別れになるのを承知の上で地球に到達。地球人に姿を変え、到達地の近所の牧場に住む少女リコと仲良くなり、彼女の家に家族同然に暖かく迎え入れられる。
次々と起こる凶悪事件に対し、パピイは通信機兼用ペンダント・メタライザーを手にして「ピー、パピイ!!」と叫ぶことで、クリフトン星にいた時と同じ遊星少年モードに変身。アラビヤ(あくまで架空の国)の魔法使い・アジャババ、力自慢だが心は優しい元プロレスラー・ストロングらの協力を得て、飛行能力や超パワー、そしてメタライザーからのビームで様々な悪人を退治する。