渥美和彦さん死去 鉄腕アトム「お茶の水博士」のモデル
鉄腕アトム「お茶の水博士」のモデルとしても知られる医学博士の渥美和彦さんが、昨年12月31日に死去していたことが分かりました。91歳。
存命中は日本統合医療学会代表、東京大学名誉教授などを歴任されました。
大阪の中学校では、”漫画の神様”手塚治虫さんと同じクラスだった渥美さん。ご自身が語るところによると、手塚さんの描いた4コママンガをクラスメイトに回す役を担当していたそう。
後年、開催されたクラス会で、手塚さんから「鉄腕アトムのお茶の水博士のモデルは実は3人いて、君もその1人だ」と打ち明けられています。共に医学に精通した同級生同士、思わぬ形で友情が具現化しています。
通夜は7日、8日に家族葬が営まれます。喪主は妻英子さん。

お茶の水博士
鉄腕アトム「お茶の水博士」
数多くの名作を遺した漫画家・手塚治虫。彼の生み出した名キャラクターの中でも、幅広い世代に親しまれているキャラクターのひとり、鉄腕アトムに登場する「お茶の水博士」。
大きな鼻が特徴の科学者で、主人公アトムの保護者役としての役回りでした。また、鼻が大きく描かれているのは、描いているときペンがすべったからとも言われております。
お茶の水博士は多くの発明を行いますが、それらが盗まれたり悪用されるなどのシーンが多く、そうした運のない部分も含めて愛されています。
また、火の鳥シリーズで度々登場し、同じく鼻に特徴のある猿田博士とは兄弟という設定(雑誌連載時の「火の鳥 太陽編」で兄弟としての共演)も。
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