キャロルから始まったリーゼントのロックンローラーたちは、いつだって不良、つっぱり、ヤンキー達の憧れのマトだ!

キャロルから始まったリーゼントのロックンローラーたちは、いつだって不良、つっぱり、ヤンキー達の憧れのマトだ!

70年代初頭、キャロルから始まったリーゼントでロックンロール!もうこれは日本の伝統芸能といってもよい程に今日まで脈々と受け継がれている。リーゼントは、不良、つっぱり、ヤンキー達の象徴であり、彼らが奏でる音楽は、いつだって危険な香りがいっぱいのロックンロールだ。


リーゼント

ロックンロールとファッションは切っても切れない関係にありますが、中でもヘアスタイルは重要です。70年代から日本のロッカー達に脈々と受け継がれているヘアスタイルといえば、そうリーゼント。ロックもリーゼントも不良の象徴でした。

しかしそのリーゼントは、日本独自のヘアスタイルというわけでは勿論ありません。リーゼントのロックンローラーというのはどこからきたのでしょう?

まず考えられるのが、エルヴィス・プレスリーでしょうね。

エルヴィス・プレスリー

う~ん、流石に決まってますね。ただ、ファッションも含めて考えるとエルヴィス・プレスリーは、日本のリーゼント・ロッカーとはニュアンスが違います。では、お手本となったのは誰でしょう?

おそらく、それはシルヴァー・ビートルズでしょうね。リーゼントに皮ジャンという基本スタイルが既に完成しています。

シルヴァー・ビートルズ

シルヴァー・ビートルズとは、ドラムのリンゴ・スターが加入する前、公式デビューする前のビートルズです。デビュー後のビートルズにはないロッカーとしてのカッコ良さがありますね。

キャロル

皮ジャンにリーゼントというシルヴァー・ビートルズそのまんまのファッション・スタイルを日本の音楽シーンに持ち込み定着させたのが矢沢永吉率いるキャロルです。

因みに矢沢永吉のベースは、ポール・マッカートニーと同じくバイオリン・ベースです。

キャロル

まだ、「ヤンキー」も「つっぱり」という言葉もなかった時代、不良の音楽としてロックンロールとリーゼントを日本に定着させたのです。

キャロルといえば、矢沢永吉ばかりが大きく取り上げられますが、ジョニー大倉の日本語と英語をちゃんぽんにした歌詞はその後の日本のロックに計り知れない影響を与えており、まさに発明といえます。更に彼のリズムギターももっと評価されて良いものです。実にロックしてるんですよね!

そんな彼らのデビュー曲は1972年の「ルイジアンナ」です。

CAROL(キャロル)

矢沢永吉(ベース・ボーカル)
ジョニー大倉(サイドギター・ボーカル)
内海利勝(リードギター・ボーカル)
ユウ岡崎(ドラムス)

活動期間:1972年~1975年

ルイジアンナ

デビュー曲でありながら矢沢永吉の歌いっぷりは流石ですが、タイトルがもう実に洒落てます。しかもどこか不良のニオイがするんですねよ。

クールス

不良、とりわけ暴走族から絶大な支持を集めたキャロル。その影響を真正面から受けたのが、原宿にたむろしていた1950年代のロックン・ロールを愛聴する暴走族のクールスです。

キャロルの親衛隊をしていたクールスも、シャ・ナ・ナのような音楽性を持ったバンドとして活動を開始します。
現在では石原軍団のメンバーとして役者として活躍する舘ひろしがボーカルを務め、1975年に「紫のハイウェイ」でデビュー曲しています。

クールス(COOLS)

舘ひろし(ボーカル/ボス)
水口晴幸(ボーカル/ピッピ)
村山一海(ボーカル/ムラ)
ジェームス藤木(リードギター/ジェームス)
飯田和男(サイドギター/フランク)
大久保喜市(ベースギター/キイチ)
佐藤秀光(ドラム/ヒデミツ)
梅村光男(ギター/社長) 

活動期間:1975年~現在

紫のハイウェイ

現在では石原軍団のメンバーとして役者として活躍する舘ひろしがボーカルを務め、1975年に「紫のハイウェイ」でデビュー曲しています。

ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

キャロルから1年遅れでデビューしたダウン・タウン・ブギウギ・バンド。彼らはリーゼントでしたが皮ジャンではなく“つなぎ”を着ていました。
その意味では系統から若干外れはしますが、キャロルが暴走族を中心とした不良という限られたファンに支えられていたのに対し、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドはメジャーヒットを飛ばしたことでお茶の間にリーゼント・ロックンローラーの存在を知らしめたことは特筆に値します。

ダウン・タウン・ブギウギ・バンド(DOWN TOWN BOOGIE WOOGIE BAND)

宇崎竜童:ボーカル、トランペット、サイドギター
新井武士:ベース、ボーカル
和田静男:リードギター、ボーカル
福原昭一:ドラムス

活動期間:1973年~1981年

スモーキン'ブギ

1974年の「スモーキン'ブギ」のヒットで広く知られるようになったダウン・タウン・ブギウギ・バンドですが、おそらくレコード会社の意向が強かったのでしょう、このヒット曲の2番煎じとして翌年に「カッコマン・ブギ」をリリースします。

もしかするとレコード会社はそれほど「カッコマン・ブギ」に期待していなかったのかもしれません。ヒット曲と同系統の曲ですから、売れるときに売っておこう位の考えだったのではないでしょうか?

ところが「カッコマン・ブギ」のカップリング曲がミリオンセラーの大ヒットします。そうです。彼らの代表曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」です。

因みに、ドラマーの相原誠は、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド参加前は、キャロルに一時期参加していました。

横浜銀蝿

横浜銀蝿、正式名称は「THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL」。1981年に解散するダウン・タウン・ブギウギ・バンドと入れ替わるように1980年9月、「横須賀Baby」でデビューしています。

いでたちはリーゼントに皮ジャンですが、下は皮パンでもGパンでもなく“ドカン”と呼ばれる白の太いパンツを着用しています。

横浜銀蝿

翔(ボーカル、ギター )
Johnny(ギター、ボーカル )
TAKU(ベース、ボーカル )
嵐(ドラム、ボーカル )

活動期間:1980年~1983年、1998年~現在

横須賀Baby

1981年にリリースされた「ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編)」が大ヒットし、「ツッパリ」という言葉が定着。同時期に大ブームとなった「なめ猫」と共にツッパリ達を中心に広く支持されました。

因みに横浜銀蝿は2002年に「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」をカバーしてシングルとしてリリースしています。カップリング曲は、スモーキン’ブギ、トラック・ドライヴィング・ブギ、愛しのティナとこれまたダウン・タウン・ブギウギ・バンド尽くしです。

虎舞竜

そして1983年に解散する横浜銀蝿と入れ替わるようにして出てくるのがTROUBLE、後のTHE 虎舞竜です。
THE 虎舞竜といえば、何と言っても220万枚の大ヒット曲「ロード」ですが、デビュー当時の思いっきりキャロルな佇まいは微笑ましいですね。高橋ジョージ は見分けがつかないくらいに矢沢永吉になりきっています。そして手にしているのはバイオリン・ベース。流石です!

TROUBLE→ザ・トラブル→THE 虎舞竜→TRA-BRYU→THE TRA-BRYU

活動期間:1982年~現在

Mr.リッケンバッカー

TROUBLEは、元キャロルのジョニー大倉のプロデュースで結成されています。当然影響されているわけですよね。

この後もシャネルズをはじめ最近では氣志團などなどリーゼントのロックンロールは脈々と受け継がれています。これはもう日本の伝統芸能の域ですね。
きっとこれからも無くなることはないでしょう!

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