もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』は80年代で最も売れた曲だった!

もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』は80年代で最も売れた曲だった!

1980年4月にリリースされた、もんた&ブラザーズのデビュー曲にして彼らの最大のヒット曲『ダンシング・オールナイト』。80年代オリコンシングル売り上げランキング1位の名曲にまつわるエピソードと、ハスキーボイスで有名なもんたよしのりの活動履歴を紹介。


1980年代で最も売れたシングル『ダンシング・オールナイト』

作詞:水谷啓二
作曲:もんたよしのり
1980年4月21日発売。

ソロ歌手としては思うようなヒットを出せなかったもんたよしのりが、レコード会社と再起をかけてとの思いで結成した5人組バンド・もんた&ブラザーズのデビュー曲。

『ダンシング・オールナイト』もんた&ブラザーズ

発売当初は話題にならなかったが、同年5月最終週付のオリコンシングルチャートで19位に登場し、その後翌週には一気に4位まで浮上。
その翌週には同チャートで1位を獲得し、そこから10週連続で1位を独占した。
TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』でも通算7週1位を獲得。

年末には第11回日本歌謡大賞で放送音楽特別賞、次いで第13回全日本有線放送大賞で大賞を獲得。
第22回日本レコード大賞でも金賞を受賞するなどの賞レースで数々の賞を獲得した。

1980年代(集計期間:1979年12月~1989年11月)
オリコンシングル売り上げランキング1位。
累計売上は200万枚。

【動画】もんた&ブラザーズ『ダンシング・オールナイト』

もんたよしのり 本名:門田 頼命(かどた よしのり)

1951年1月8日生まれ
兵庫県神戸市東灘区出身
1968年 高校を中退し、本格的に音楽活動を開始。
1970年 全日本フォークジャンボリーに中川イサトらと共に「インスタンツ」として出演。
1971年 上京し、シングル「この足の鎖ひきちぎりたい」でソロ歌手としてデビュー。
1979年 東京での活動に限界を感じ実家の神戸へ戻るも、音楽活動をあきらめきれず作曲活動を続ける。
1980年 自身最後のチャンスとの決意で「もんた&ブラザーズ」として再デビューし、「ダンシング・オールナイト」をリリース。

もんたの個性的なハスキーボイスは危険な賭けの産物だった

もんたよしのりは、元々は綺麗で女性のような声だったという。
しかし、ヒットが出ず悩んで悩んで危険であることを承知で賭けに出る。

特徴的な声で目立つことを意図して声を潰そうと、布団に口を押し当てて3日間叫び続けた。

そして、喉を潰し独特のしわがれたハスキーボイスが生まれたのだった。

苦労に苦労を重ねて生み出した『ダンシング・オールナイト』

もんたよしのりは、この時、歌手活動9年目。
スタートはR&Bグループで“神戸のジェームス・ブラウン”と呼ばれていたが、歌手として今後生きていくためにどうしてもメジャーシーンでのヒットが欲しかった。

そこで作曲に専念するため2年間充電。
100曲を超す作品の中から選んでシングルカットした曲がこの『ダンシング・オールナイト』だった。

レコーディング当日の朝には、ヒットを祈念し水浴びをして臨んだという。

「もんたよしのりは一発屋だ」と言われるが…。

『ダンシング・オールナイト』の大ヒットが強烈すぎるため、一発屋の代表とも言われることがある。

しかし、次作「赤いアンブレラ」や後の「デザイアー」もオリコンチャートでTOP10入り、累計売上も20万枚以上のヒットを記録している。

1983年、もんたが西城秀樹に提供した『ギャラドゥ』が大ヒット

1983年 作詞・作曲を手がけた「ギャランドゥ」が西城秀樹のシングルとしてリリースされ、西城は6年連続となる第25回日本レコード大賞金賞を受賞、さらに第34回NHK紅白歌合戦でも歌唱した。

タイトルは、「gal un do」や「gal and do」という意味であると所属事務所側がコメントしていたが、この曲を作詞したもんたよしのりによると、デタラメ英語であると語っている。

関連する投稿


【1980年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

【1980年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

洋楽の邦題というと、最近は原題をそのままカタカナにすることがほとんどですが、1980年代は日本語を使って新たな邦題を作るのが一種の慣例でした。中には、原題と違いすぎて不可解なものもあり、アーティストから苦情があったことも!? 今回は、1980年の洋楽の中から、原題と異なる邦題7選をご紹介します。


【洋楽にめっちゃ似てる!】コード進行やメロディーまでよく似ている邦楽7選

【洋楽にめっちゃ似てる!】コード進行やメロディーまでよく似ている邦楽7選

洋楽好きの人が、日本のヒット曲を聴いて「洋楽の○○とそっくり!」と思うことは日常茶飯事です。ただ実際には、著作権問題になっていないことがほとんどで、逆に、その洋楽が日本でヒットするきっかけになることもあります。今回は、コード進行やメロディーなどがよく似ている邦楽7選をご紹介します。


80年~81年デビュー組アイドルが出演した「GOGO!チアガール」ってどんなドラマ?

80年~81年デビュー組アイドルが出演した「GOGO!チアガール」ってどんなドラマ?

ドラマ「3年B組金八先生」に山田麗子役で出演しブレイクした三原順子さん。美人でツッパリ系という役柄がクールな三原順子さんにピッタリでした。その後も歌手として女優として他のアイドルとは一線を画し、独自の魅力で大活躍しました。そんな三原順子さんが出演したドラマ「GOGO!チアガール」についてご紹介します!


【1980年】トシちゃんに聖子ちゃんに・・・日本レコード大賞新人賞の受賞曲は!?受賞者は今!?

【1980年】トシちゃんに聖子ちゃんに・・・日本レコード大賞新人賞の受賞曲は!?受賞者は今!?

昔は大晦日の夜といえば、テレビの前で一家団欒。『日本レコード大賞』と『紅白歌合戦』をはしごして視聴した方が多かったことでしょう。中でもドキドキするのが、日本レコード大賞の「大賞」と「最優秀新人賞」の発表の瞬間。今回は、日本レコード大賞の「新人賞」にフォーカスし、受賞曲と受賞者の今についてご紹介します。


【1984年洋楽】アイ・ライク・ショパン!里見八犬伝!「日本」でヒットした洋楽トップ5

【1984年洋楽】アイ・ライク・ショパン!里見八犬伝!「日本」でヒットした洋楽トップ5

「洋楽」と一言で言っても、アメリカやイギリスなど本場でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1984年の日本" のにフォーカスして、オリコンシングルチャートを中心に「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。