【洋楽にめっちゃ似てる!】コード進行やメロディーまでよく似ている邦楽7選

【洋楽にめっちゃ似てる!】コード進行やメロディーまでよく似ている邦楽7選

洋楽好きの人が、日本のヒット曲を聴いて「洋楽の○○とそっくり!」と思うことは日常茶飯事です。ただ実際には、著作権問題になっていないことがほとんどで、逆に、その洋楽が日本でヒットするきっかけになることもあります。今回は、コード進行やメロディーなどがよく似ている邦楽7選をご紹介します。


何も言えなくて…夏 / J-WALK

邦楽

何も言えなくて・・・夏 / J-WALK

(1991年7月21日発売)




洋楽

ドント・アンサー・ミー / アラン・パーソンズ・プロジェクト

(1984年2月発売)




『何も言えなくて・・・夏』は、1992〜1993年にかけて大ヒットした、あまりにも有名なJ-WALKの代表曲の一つ。オリコンの年間チャートでは1992年の32位、1993年の64位を記録しています。一方、『ドント・アンサー・ミー』は、イギリスのロックバンド、アラン・パーソンズ・プロジェクトの代表曲の一つで、『アイ・イン・ザ・スカイ』に次ぐ大ヒット曲です。



コード進行、特にイントロ部分のコード進行が酷似していることがわかりますが、著作権問題は発生していない模様です。

ギャランドゥ / 西城秀樹(もんたよしのり)

邦楽

ギャランドゥ / 西城秀樹(もんたよしのり)(1983年2月1日発売)




洋楽

ストレンジャー / ビリー・ジョエル(1977年9月29日発売)




『ギャランドゥ』は、西城秀樹の44枚目のシングルで、作詞・作曲は、もんたよしのり。もんたが西城秀樹の自宅を訪れた際に、朝までかけて書き上げた曲と言われています。一方、『ストレンジャー』は、ビリー・ジョエルの楽曲としてあまりにも有名ですが、実はアメリカではシングル化されていません。日本では、シングル化され、オリコンシングルチャートで最高位2位、洋楽の年間チャートでは1978年の1位を記録しています。



両曲の冒頭のサビの部分が酷似していますが、著作権問題は発生していない模様です。

ロンリー・チャップリン / 鈴木聖美 with Rats&Star

邦楽

ロンリー・チャップリン / 鈴木聖美 with Rats&Star

(1987年7月1日発売)




洋楽

やさしくマイ・ハート / ジャーメイン・ジャクソン with ホイットニー・ヒューストン

(1984年4月発売)




『ロンリー・チャップリン』は、カラオケのデュエット曲の定番で、ボーカルのデュエットは鈴木聖美&雅之の姉弟。一方、『やさしくマイ・ハート』は、ジャーメイン・ジャクソンと、当時まだ無名だったホイットニー・ヒューストンのデュエット曲で、両者のアルバム収録曲です。シングル化はされていません。



両曲は、冒頭のメロディやコード進行などが酷似しており、当時は盗作疑惑もありましたが、著作権問題は発生していない模様です。

パープルタウン 〜You Oughta Know By Now〜 / 八神純子

邦楽

パープルタウン 〜You Oughta Know By Now〜 / 八神純子

(1980年7月21日発売)




洋楽

ロンリー・ガイ / レイ・ケネディ

(1980年発売)




『パープルタウン』は、『みずいろの雨』と並ぶ八神純子の代表曲で、本人が出演したJALPAKのCM「I LOVE NEW YORK」にも起用された大ヒット曲です。



当初は、『パープルタウン』というシンプルなタイトルでリリースされましたが、途中から副題として『You Oughta Know By Now』が併記されるようになりました。



発売元のディスコメイトによると、楽曲の前半部分は、レイ・ケネディの『ロンリー・ガイ(原題:You Oughta Know By Now)』を借用することで承諾を取っていましたが、原曲の権利関係が複雑だったため手違いが生じたとのこと。再プレス盤より『You Oughta Know By Now』が併記され、原曲のソングライターの名前も追記されるようになりました。

UNバランス / 河合奈保子

邦楽

UNバランス / 河合奈保子

(1983年9月14日発売)




洋楽

情熱物語 / ドナ・サマー

(1983年5月10日発売)




『UNバランス』は、当時アイドルとして不動の人気を確立していた河合奈保子のヒット曲で、前曲『エスカレーション』に続くディスコテイストの楽曲です。一方、『情熱物語』はドナ・サマーの世界的ヒット曲で、彼女の代表曲の一つです。



両曲は、冒頭のイントロ部分やその後の曲展開が酷似していますが、著作権問題は発生していない模様です。

夏のお嬢さん / 榊原郁恵

邦楽

夏のお嬢さん / 榊原郁恵

(1978年7月1日発売)




洋楽

ワイルド・ワン / スージー・クアトロ

(1974年発売)




『夏のお嬢さん』は、榊原郁恵といえばこの曲、というほどの彼女の代表曲。今日まで、多くのアーティストやアイドルにもカバーされている歴史的名曲です。一方、『ワイルド・ワン』は、スージー・クアトロの1974年のヒット曲で、イギリスやオーストラリアで大ヒットしました。



『夏のお嬢さん』の冒頭のサビ部分が『ワイルド・ワン』に酷似していますが、著作権問題は発生していない模様です。

もっと接近しましょ / 石川秀美

邦楽

もっと接近しましょ / 石川秀美

(1985年1月23日発売)




洋楽

グラマラス・ライフ / シーラE

(1984年5月2日発売)




『もっと接近しましょ』は、石川秀美の13枚目のシングルで、オリコンシングルチャートでは自身の最高位4位を記録した、彼女の代表曲の一つです。一方、『グラマラス・ライフ』は、パーカッショニストでシンガーのシーラEを世界的に有名にした彼女最大のヒット曲で、作詞・作曲はあのプリンスです。



"もっと接近しましょ" と歌う部分は、『グラマラス・ライフ』の冒頭に酷似しており、当時話題になりましたが、著作権問題は発生していない模様です。

おわりに

「コード進行やメロディーまでよく似ている邦楽7選」いかがでしたでしょうか。酷似している例ばかりですが、いずれも著作権問題にはなっていないようです。他にもまだまだ "洋楽に酷似した邦楽" はたくさんあります。機会があれば第2弾でご紹介いたします。

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