【1984年洋楽】アイ・ライク・ショパン!里見八犬伝!「日本」でヒットした洋楽トップ5

【1984年洋楽】アイ・ライク・ショパン!里見八犬伝!「日本」でヒットした洋楽トップ5

「洋楽」と一言で言っても、アメリカやイギリスなど本場でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1984年の日本" のにフォーカスして、オリコンシングルチャートを中心に「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。


1984年のオリコンから選出

邦楽も含めたオリコン総合シングルチャートを対象に、1984年の年間トップ100にランクインした洋楽の中から5曲を選出します。トップ100内で5曲に満たない場合は、全米ヒットチャートの中から、日本で人気になったと思われる曲を別途選出し、ちょうど洋楽5選としています。



今回は、人気映画の主題歌や、原曲とカバーの両方がヒットした当時の大ブーム曲が登場します。

アイ・ライク・ショパン / ガゼボ

『アイ・ライク・ショパン』は、イタリアのアーティスト、ガゼボの代表作で、当時ヨーロッパを中心に大ブレイクした世界的ヒット曲です。ヨーロッパでは、イタリア、西ドイツ、スイス、オーストリア、スペイン、フィンランドでナンバーワンを獲得。日本のオリコンシングルチャートでも年間66位、オリコン洋楽シングルチャートで13週連続ナンバーワンと大ヒットしました。



日本では、本曲のカバーも人気になり、小林麻美『雨音はショパンの調べ』というタイトルでオリコンナンバーワン(年間12位)を獲得しています。日本語詞は、友人の松任谷由実が手がけました。原曲とカバーがいずれも大ヒットした、珍しいケースと言えるでしょう。

ファー・フロム・オーヴァー / フランク・スタローン

『ファー・フロム・オーヴァー』は、シルヴェスター・スタローン監督、ジョン・トラボルタ主演の映画『ステイン・アライブ』の挿入歌です。歌は、シルヴェスター・スタローンの弟・フランク・スタローンで、彼にとっては(2023年現在)唯一のヒット曲です。アメリカでは最高位10位、年間93位ながら、日本のオリコンシングルチャートでは年間75位と健闘しています。



映画のサウンドトラックからは、ビー・ジーズの新曲『ウーマン・イン・ユー』や『よりそう二人』などもシングルカットされましたが、最大のヒット曲は本曲です。

里見八犬伝 / ジョン・オバニオン

『里見八犬伝』は、薬師丸ひろ子と真田広之が主演する角川映画『里見八犬伝』の主題歌で、原題は『I Don't Want This Night To End』です。映画とともに本曲もヒットし、オリコンシングルチャートでは年間77位を記録しています。



ジョン・オバニオンは、本国アメリカでは大きなヒットに恵まれなかったものの、日本では大いに人気になりました。『里見八犬伝』の前年に催された第11回東京音楽祭では、『君だけのバラード』でグランプリを受賞しています。



その後は、音楽だけでなく俳優として映画にも出演。しかし、2007年、ニューオーリンズをツアー中に車にひかれ、その外傷で60歳を目前に亡くなっています。

セイ・セイ・セイ / ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン

『セイ・セイ・セイ』は、前作『ガール・イズ・マイン』に続く、ポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソンのデュエット曲で、全米6週連続ナンバーワン(年間3位)、日本のオリコンシングルチャートで年間81位を記録しました。



『ガール・イズ・マイン』のリリースは1982年、『セイ・セイ・セイ』のリリースは1983年ですが、実は先にレコーディングしたのは『セイ・セイ・セイ』の方です。本曲でポールは、複数の楽器(パーカッション、シンセサイザー、ギターなど)を演奏。また、ポールとのコラボでマイケルは「アーティストとしての自信を深めた」と述べています。



ミュージックビデオでは、"奇跡の薬" を売る詐欺師コンビを演じ、ポールの当時の妻リンダ・マッカートニーと、マイケルの姉ラトーヤ・ジャクソンがカメオ出演を果たしました。

フットルース / ケニー・ロギンス

ケヴィン・ベーコン主演の映画『フットルース』は、当時、映画以上にサウンドトラックが注目を集め話題になりました。本曲はケニー・ロギンスが歌った映画の主題歌で、全米3週連続ナンバーワン(年間4位)の大ヒットを記録しています。サウンドトラックからは他に、デニース・ウィリアムスの『レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ』が2週連続ナンバーワン(年間13位)、アン・ウィルソン&マイク・レノの『パラダイス~愛のテーマ』が最高位7位(年間59位)など、続々とヒット曲が誕生しました。



また、日本では、ボニー・タイラーの『ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー』の日本語カバーが、ドラマ『スクール・ウォーズ』の主題歌(歌:麻倉未稀)としてヒット。同様に、ムーヴィング・ピクチャーズの『ネヴァー』の日本語カバーが、ドラマ『不良少女とよばれて』の主題歌(歌:MIE)として人気になりました。



因みに、本曲『フットルース』は、オリコンシングルチャートで年間94位を記録。後年、ケニー・ロギンスは、映画『トップガン』の主題歌『デンジャー・ゾーン』もヒットさせています。

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