70年代後半から80年代前半にかけて、イギリスの5人のイケメン達が奏でた、誰にも真似のできない“ジャパン”という音楽

70年代後半から80年代前半にかけて、イギリスの5人のイケメン達が奏でた、誰にも真似のできない“ジャパン”という音楽

アイドルバンドとしてキャリアをスタートさせたJapan。当初本国イギリスでは全く無視されていたのですが、日本においてはそのルックスの良さから瞬く間にスターに!それに応えるかのようにJapanは成長し、イギリスで注目されるようになった頃には誰にも真似のできないスタイルを確立し、既に解散が決まっていたという運命のバンドなのです。


「Gentlemen Take Polaroids」に何故「孤独な影」という邦題が付けられたのかは分かりませんが、1980年にリリースされた4枚目となるこのアルバムは素晴らしい。ものすごい勢いで成長してきたJapanですが、ここにはもうアイドルの面影はありません。素晴らしいアーティストとしての作品として完成されています。と同時に、ここからジワジワとイギリスでも人気が出てきます。

1. 孤独な影
2. スウィング
3. バーニング・ブリッジズ
4. ジ・エクスペリエンス・オブ・スイミング
5. マイ・ニュー・カリアー
6. メソッズ・オブ・ダンス
7. エイント・ザット・ペキュリアー
8. ナイトポーター
9. ザ・ウィドゥス・オブ・ア・ルーム
10. テイキング・アイランズ・イン・アフリカ

孤独な影

1981年、おそらくJapanの最高傑作といってもいいでしょう、アルバム「錻力の太鼓」がリリースされます。西洋人だからこそ出来た東洋のロックとでもいいましょうか、このアルバムは全てが未知の体験です。何が素晴らしいかといって、かなり高度なことをやっているにも関わらず収録曲すべてがポップなのです。しかも他の追随をゆるしません。個性の塊のような名盤です。

1. アート・オブ・パーティズ
2. トーキング・ドラム
3. ゴウスツ
4. カントン
5. スティル・ライフ・イン・モウビル・ホームズ
6. ビジョンズ・オブ・チャイナ
7. サンズ・オブ・パイオニアーズ
8. カントニーズ・ボーイ

錻力の太鼓

だからこそなのでしょうね。Japanはこの後、ゲストギタリストに土屋昌巳を迎え最後のツアーを行い、名古屋でのコンサートを最後にあっけなく解散してしまいます。

解散後の1991年、レイン・トゥリー・クロウとしてロブ・ディーンを除くメンバーが集結し、事実上のJapan再結成が実現しました。
が、Japanを名乗らなかったのが納得できるほど、同じメンバーではあっても全くの別ものです。本人であっても二度と再現できない唯一無二バンドであることを証明する結果となりました。
だからこそJapanは、いつまでも輝きを失わないのでしょうね。

関連する投稿


やっぱりメガドラ・・・癖が強いアクションゲーム『DJボーイ』

やっぱりメガドラ・・・癖が強いアクションゲーム『DJボーイ』

2000年代…こんな現代においても、海外から見た日本のイメージは、我々日本人から見ると「ちょっとズレてる」と思う事が沢山あります・・・その逆はどうでしょうか? 1990年代の日本から見たアメリカはこんなイメージかもしれない!?…『DJボーイ』の世界観はまさにソレ!ぶっ飛でるけど面白いゲーム。PS.音ゲーじゃあないよ!


米ミュージアム「ロックの殿堂」が金沢にオープン! ミュージアムの一部無料開放中!!

米ミュージアム「ロックの殿堂」が金沢にオープン! ミュージアムの一部無料開放中!!

アメリカ・オハイオ州クリーブランドにある本家「ロックの殿堂」が2016年8月に日本でオープンする。それに先駆け、6月9日から金沢にあるロックの殿堂ジャパンミュージアムでは、一部無料公開されている。


【JAPAN】日本から火が付いた英国のバンド、ジャパンを振り返ろう。【シルヴィアン】

【JAPAN】日本から火が付いた英国のバンド、ジャパンを振り返ろう。【シルヴィアン】

世界一美しい男と呼ばれたデヴィッド・シルヴィアン率いるバンドJAPAN。日本で熱狂的な人気を誇った後、世界的に知られるようになった途端に解散してしまった彼らの歴史を、曲と共に振り返ろう。


志摩あつこ「8ビートギャグ」 ミュージシャン本人も似てる!と絶賛の人気キャラから最近の作品までまとめ

志摩あつこ「8ビートギャグ」 ミュージシャン本人も似てる!と絶賛の人気キャラから最近の作品までまとめ

「音楽専科」で「8ビート・ギャグ」、「VIVA ROCK」で「4ビート・ギャグ」を連載していた志摩あつこ。ジャンルを超えたミュージシャン達が顔も性格もそっくりそのままで登場し、ハチャメチャな展開に毎号爆笑。作者の近況や新作も合わせて、懐かしい作品を見てみよう。


最新の投稿


歌声と美食に酔いしれる夜!昭和レトロアイドル増田樹乃の限定10名プレミアムディナーショー

歌声と美食に酔いしれる夜!昭和レトロアイドル増田樹乃の限定10名プレミアムディナーショー

複合型リゾート「オーパークおごせ」(埼玉県入間郡)は、昭和レトロなアイドル・増田樹乃氏によるスペシャルディナーショーを2026年2月7日(土)に開催します。限定10名というプレミアムな企画で、埼玉県の食材をテーマにした全8皿の豪華フルコースとライブパフォーマンスを提供。参加者にはサイン入りボトルワインもプレゼントされ、非日常的な空間で特別な夜を過ごせます。


ビックリマンAI名刺メーカー爆誕!あなたの顔が「スーパーゼウス」風に?40周年記念企画

ビックリマンAI名刺メーカー爆誕!あなたの顔が「スーパーゼウス」風に?40周年記念企画

ビックリマン「悪魔VS天使シリーズ」40周年を記念し、アル株式会社とロッテが共同で「ビックリマンAI名刺メーカー」を2025年12月16日から40日間限定で提供します。ユーザーが自身の顔写真をアップロードすると、生成AIがビックリマン風のキャラクター画像に変換。公式キャラと融合した名刺デザインを作成・購入でき、ファンが物語の登場人物になる体験を提供します。


タブレット純が語り尽くす!伝説の「エレックレコード」秘話&秘蔵映像を映画館で

タブレット純が語り尽くす!伝説の「エレックレコード」秘話&秘蔵映像を映画館で

神奈川県民ホールは、音楽イベント「KANAGAWA ロックサーキット」の第3弾として「タブレット純 フォークを語る~伝説のレーベル『エレックレコード』トーク&上映会~」を2026年1月23日にイオンシネマ座間にて開催します。昭和歌謡の伝道者・タブレット純氏とMUSIC LIFE CLUBの井口吾郎氏が、吉田拓郎、海援隊などを輩出したエレックレコードの知られざるアートと音楽カルチャーの軌跡を解き明かします。


懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムは、企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」を2025年12月15日から2026年2月20日まで開催します。昭和100年を記念し、お菓子や贈答品などに使われた貴重なブリキ缶を展示。缶の構造やデザイン、当時のエピソードも交え、昭和の生活文化とブリキ缶の魅力を再発見できる展示内容です。


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。