エレベーターの中のジュリアン
しかも、その間にジュリアンの車は盗まれてしまいます。
約束していた待ち合わせの時間になっても現れないジュリアンを心配して、夜のパリを彷徨い歩くフロランス。この場面は映像、音楽ともに素晴らしく心に残ります。
その頃、ジュリアンの車を盗んだ若いカップルは、あろうことか、なんと殺人を犯してしまうのです。こうして物語は思わぬ方向に進んでいくことになります。
いやぁ、気怠い雰囲気の中、息をつかせぬストーリー展開に手に汗をにぎります。サスペンスなだけに結末は観てからのお楽しみです。
題名:ASCENSEUR POUR L’ECHAFAUD/ELEVATOR TO THE GALLOWS
邦題:死刑台のエレベーター
監督:ルイ・マル
脚色:ルイ・マル、ロジェ・ニミエ
原作:ノエル・カレフ
台詞:ロジェ・ニミエ
製作:イレーネ・ルリシュ
撮影:アンリ・ドカエ
美術:リノ・モンデリニ、ジャン・マンダルー
特技:ジャン=ポール・サッシー
編集:レオニード・アザー
音楽:マイルス・デイヴィス
助監督:アラン・カヴァリエ、フランソワ・ルテリエ