風変わりな曲とか行進曲のイメージが湧きずらい曲もある70年代選抜高校野球の入場行進曲あれこれ

風変わりな曲とか行進曲のイメージが湧きずらい曲もある70年代選抜高校野球の入場行進曲あれこれ

今年も春の選抜高等学校野球大会が閉幕したが、夏の甲子園とはちょっと違う“センバツ”ならではの特徴の一つとして、開会式の入場行進曲に前年のヒット曲が起用されることだ。この行進曲には、誰もが認める大ヒット曲や、選手の頑張りを後押しするような応援歌的な曲が一般的ですが、中には私のような凡人がいくら考えても選考理由が解らない意外な曲や頭の中で行進曲に変換しずらい曲も!? そんな70年代の選抜入場行進曲の歴史を振り返ってみよう。


まずは、春の選抜高等学校野球大会とは何ぞやから軽くおっぱじめよう!!

選抜高等学校野球大会(せんばつこうとうがっこうやきゅうたいかい)は、毎年3月上旬から4月頭にかけて兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる日本の高校野球の大会の一つである。略称はセンバツ。通称は「春の大会」「春の高校野球」「春の甲子園」とも。英文名称はNational High School Baseball Invitational Tournament。主催は毎日新聞社、公益財団法人日本高等学校野球連盟(高野連)。大会旗および優勝旗の色は紫紺。

同じく甲子園球場において、全国高等学校野球選手権大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)が朝日新聞社と日本高等学校野球連盟の主催で毎年8月に行われる。大会旗および優勝旗の色は赤で、優勝旗はその色から、「深紅の大優勝旗」と呼ばれている。「夏の甲子園」、「夏の高校野球」、「夏の選手権」などと呼ばれ、また高校野球関係者の間では単に「甲子園」という表現も用いられる。

「春」の場合は、前年の秋季大会で優秀な成績を残したところを高野連が選抜して「春」の出場資格を与えるのであるが、「夏」の場合は夏の地方予選を優勝することで大会に出場できることになる。
「夏」の場合は地方予選で一度でも負ければ甲子園に行くことはできないが、春はたとえ負けても選抜されれば行ける場合がある。
あと、出場校が「春」の場合は32~34校であるが、「夏」の場合は48~50校程度になり、当然試合数が多くなり大会期間が長くなる。ちなみに、甲子園球場はプロ野球の阪神タイガーズのホーム球場でもあるため、「春」はまだシーズンオフで良いとしても、「夏」は高校野球の間は”死のロード”として有名な逸話である。(泣)

春の選抜高等学校野球大会の開会式

写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

「春」と「夏」の入場行進曲って同じなのか??

2015 センバツ高校野球 開会式

2015 センバツ高校野球 開会式 - YouTube

高校野球好きの人は当然ご存知でしょうが、答えは「NO!!」だ。

「夏」の甲子園(全国高校野球選手権)の入場行進曲は毎年「全国高校野球選手権大会行進曲」に決まっているが、「春」の甲子園(選抜高等学校野球大会)の入場行進曲は毎年違い、前年の流行曲などが採用されているということだ。
しかし、「夏」には”テーマソング”(応援ソングともいいます)というものが存在し、それが話題になるのだが、実は、これはテレビ朝日系の番組「熱闘甲子園」のテーマソングのことなのだ。

今年の「春の甲子園」開会式の入場行進曲はテンポの早い星野源の『恋』でしたが、 スローなバラードが起用されるケースも多々あり!!

今年の「春の甲子園」開会式の入場行進曲は星野源『恋』でした。昨年のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌となり、“恋ダンス”でも大いに流行りました。テンポが速いダンス曲で、これが入場行進曲としてどういうアレンジになるのか楽しみでしたが、見事な出来栄えでした。

過去にも、杏里『キャッツアイ』(1984年、56回)、AKB48『Every day、カチューシャ』(2014年、86回)など、テンポが速く行進曲向けではないと思われる曲もありましたが、見事に行進曲として開会式を盛り上げました。

逆にスローバラードのKiroro『長い間』(1999年、71回)、宇多田ヒカル『First Love』(2000年、72回)、サザンオールスターズ『TSUNAMI』(2001年、73回)、コブクロ『蕾』(2008年、80回)なども新たに行進曲として歩きやすくアレンジされました。

では、そろそろ70年代の「春の甲子園」開会式の入場行進曲を紹介することにしよう!!

1970年:世界の国からこんにちは/三波春夫、他

1971年:希望/岸洋子

1972年:また逢う日まで/尾崎紀世彦

関連する投稿


【高校野球】40年前の選抜!プロ野球の名選手が出場していた歴史的大会!

【高校野球】40年前の選抜!プロ野球の名選手が出場していた歴史的大会!

今から40年前、1985年の春に開催された「第57回選抜高等学校野球大会」には、後のプロ野球選手が大勢出場していました。桑田真澄、清原和博、佐々木主浩、長谷川滋利、奈良原浩、葛西稔、渡辺智男・・・。他にはどんな選手がいたのでしょうか?40年前の選抜に出場していた、後のプロ野球選手を振り返ります。


あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

80〜90年代に流行した「ポロ・ラルフローレン」が再び人気を集めている。ラルフ ローレンは、あの頃を思い出す、ニューヨークをテーマにした映像を発表した。また、ニューヨーク・ヤンキースとのコラボレーションによるジャケットやミドルエッジ世代が着こなせるアイテムやコーディネートなども紹介していく。


いろいろあった!ピンク・レディーグッズあれこれ

いろいろあった!ピンク・レディーグッズあれこれ

女性アイドルデュオとして一世を風靡したピンク・レディー。その爆発的人気に伴い、巷では様々なピンク・レディーグッズが販売されていました。この記事では、ほんの一部ではありますが懐かしのピンク・レディーグッズを振り返ってみました。


昭和から続くテレフォンサービス「リカちゃん電話」とは?

昭和から続くテレフォンサービス「リカちゃん電話」とは?

昭和の子供たちに大人気だった電話サービス「リカちゃん電話」。専用の電話番号にかけると、リカちゃんが対応してくれ、録音メッセージが再生されるといった内容。電話する度にとても楽しい会話を楽しむことができました。同サービスについて簡潔に紹介します。


大ブレイクするまでの“甲斐バンド”のシングルがこれだ!!

大ブレイクするまでの“甲斐バンド”のシングルがこれだ!!

甲斐バンドは1975年2ndシングル「裏切りの街角」がヒットした後、1978年に11thシングル「HERO(ヒーローになる時、それは今)」で大ブレイクしるまでの約3年間、不遇な時期を過ごしています。が、その間に出た9枚のシングルも素晴らしいものばかりなんですよ!


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。