【笑っていいとも!グランドフィナーレ】で起きたハプニング!『キーマン』はとんねるず石橋ではなくダウンタウン松本だった!?

【笑っていいとも!グランドフィナーレ】で起きたハプニング!『キーマン』はとんねるず石橋ではなくダウンタウン松本だった!?

2014年3月31日に「笑っていいとも!」が終了。同日夜の【笑っていいとも!グランドフィナーレ】では、とんねるずとダウンタウン、爆笑問題、ナインティナインらの予期せぬ共演が実現しました。この芸能史に残るハプニングをまとめました。


【笑っていいとも!グランドフィナーレ】でハプニング!とんねるずとダウンタウン、爆笑問題、ナインティナインらが共演!

2014年3月31日に最終回を迎えた「森田一義アワー 笑っていいとも!」。

1982年10月にスタートしてから、フジテレビという枠を超えて、”日本のお昼の顔”として約32年間もの長きにわたって愛されてきた同番組。8054回目の放送をもってその歴史に幕を下ろしました。

また、同日夜に生放送された「笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号」では、お笑いの歴史に残るであろうハプニングが起こりました。

番組がグランドフィナーレを迎えるまでの1週間は、特製のラッピングがスタジオアルタに施されていました。

《ステージでダウンタウン、とんねるずが共演するハプニング!爆笑問題、ナイナイも乱入!》

そのハプニングとは、とんねるずとダウンタウンの共演でした。
どちらも若手の頃に、各局の人気番組でレギュラーを張っていたコンビでしたが、長いキャリアの中でも共演は少なく、東西のお笑いの代表格だけにその共演が注目されていました。

しかし、スタッフの忖度なのか、番組のコーナーでは両者が交わる予定はなかったそうです。
ただ、明石家さんまとタモリのトークが延々と続き、進行が大幅に遅れてしまいます。

そこにしびれを切らしたダウンタウンとウッチャンナンチャンがステージに突如として登場。
すると、それに続けとばかりにとんねるず、爆笑問題も乱入し、ステージ上は豪華な芸人で溢れるカオスな状況になってしまいました。これに視聴者は大興奮。

ダウンタウン・松本人志がステージ上で何度も「ネットが荒れる!」と発言した通りに、ネットは良い意味で荒れ、称賛の声も多く、大盛り上がりとなりました。

とんねるず・石橋貴明はステージ上で、「(ネットで見たら)キーマンは石橋貴明!」とカキコミがあったから出てきたと笑いを取りましたが、個人的にはキーマンは松本人志ではないかと思っています。

爆笑問題・太田光とナインティナイン・岡村隆史もステージに乱入していますが、その彼らに対してかつて批判的な態度を取ったとされる松本人志。事実、彼のベストセラーの著書「遺書」において、名指しでナインティナインの笑いにダメ出しをしています。

周知のように、若い頃の松本はかなり尖がっており、同書では「笑っていいとも!」に対しても、笑いの質が低い観客を痛烈に批判していました。その松本が「笑っていいとも!」で、同格のとんねるずだけでなく、批判した芸人と絡む。それも見どころの一つとなっていたのではないでしょうか。

80年代後半から、ダウンタウンやとんねるず、ウッチャンナンチャンなどの「お笑い第三世代」が、芸能界でどんどん力を付けていった様子を知っている私にとっては、彼らがレギュラー出演していた(とんねるずは番組終了間際でしたが)「笑っていいとも!」に最後にまた出演する。

さらに彼らが予期せぬ共演を果たした事実は、ずっと求めていたものであり、どこか同窓会を覗き見している感覚があり、忘れられない光景となりました。そういった印象を受けた方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか。

松本人志「遺書」

明石家さんまは知っていた。ダウンタウンらの乱入の「段取り」

当時の裏話を明石家さんま自らがラジオで話している動画がありました。その内容を簡単にご紹介します。

当日、実際には明石家さんまの長話に、ダウンタウンらがツッコミを入れる段取りはあったそうです。それはディレクターの意向で、明石家さんまとしてはもっと手短に終わらせて、舞台を去ろうとしていたと言います。

しかし、そこはお笑いモンスター。案の定しゃべり過ぎたようで、本当にしびれを切らせたダウンタウンらが乱入する流れになったそうです。

また、そのカオス状態の途中で、明石家さんまがこっそり姿を消すのですが、それは後輩達に見せ場を譲る意図もあったそうです。さすが!の一言です。

詳しくは動画をご覧下さい。(※リンク切れの場合がございます。)

【笑っていいとも!グランドフィナーレ】は高視聴率を獲得し、最後はやっぱり「また明日も見てくれるかな?」で締めた!

「笑っていいとも!」最終日には、中継で初出演となった吉永小百合がゲストで登場。これは「サユリスト」を自認する功労者タモリへのフジテレビからのプレゼントと言われています。バラエティ番組に出演する事の少ない吉永小百合との至福の時を楽しんだ様子のタモリでした。

また、視聴率低迷が危惧され続けてきた国民的番組ですが、この日のお昼の最終回は16.3%、グランドフィナーレは28.1%の高視聴率を獲得しています。さらに瞬間最高視聴率は33.4%を叩き出すなど、最後にふさわしい数字となりました。

そして、タモリの挨拶、出演者全員での番組テーマソングの合唱が終わり、最後はやはりタモリのこの言葉で締めくくられました。

「また明日も見てくれるかな?」。いつか増刊号の放送を期待しています。

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