永遠の名作、スターウォーズ・エピソードⅣ「新たなる希望」。初版VHSビデオの日本語字幕、そのヤバ過ぎる翻訳センスとは!

永遠の名作、スターウォーズ・エピソードⅣ「新たなる希望」。初版VHSビデオの日本語字幕、そのヤバ過ぎる翻訳センスとは!

スターウォーズ・エピソードⅣ「新たなる希望」の初版VHSソフトの日本語字幕翻訳について、もう一度振り返ってみたいと思う。 今では当たり前となっている訳語が、まだ定着していなかったこの時代。初めて自分の家で眼にしたスターウォーズに、まさかこんな日本語字幕が!?


この当時、「理力」の他に「原力」という訳語が使用される場合もあった。

これも現在では完全に「フォース」に統一されている。

現在では、もはや英語の通り「フォース」が一般的だが、この初版VHSの頃は、まだまだ英語表記をそのまま受け入れる感覚が無かったようだ。
そのため、他の翻訳では「原力」という?な訳語が使用されるなど、様々な日本語表記への努力と試行錯誤が行われていた形跡がある。

次に紹介したいのが、登場キャラの言葉使いだ。

まだシリーズ全体の感じが掴めていないためか、現在の視点から見ると?なセリフ回しが、結構多いことに気付く。
まるで時代劇の様な古臭い言い回しが多かったり、「えーっ、このキャラはこんな話し方しないよ!」というのが随所に見られるのが困り物だ。

完全に日本の時代劇風な言い回しは、現在では相当に違和感がある。

フォースの力で気に入らない奴の首を絞める、ダース・ベーダー。

現在では、「私を疑うのか」と非常にシンプルな字幕となっている。

確かに原語でもハン・ソロがわざと丁寧な言い方をしているのだが・・・。
明らかに、ハン・ソロのキャラには合わない口調になってしまっているのが残念。

ファルコン号に乗り込む直前のシーン。

現在の字幕では、「お急ぎのようだから、早く乗ってくれ」。
やっぱり皮肉を込めて、若干丁寧に言っていることが判る翻訳になっているようだ。

しかし、「汚いな!」は、ちょっとストレート過ぎてルークのキャラには合わない気がするのだが。

これは、ルークがファルコン号を見て、その予想外の外見に思わず「ガラクタじゃないか!」と言うシーン。

現在の字幕では、「ポンコツだ」。
どちらも、けなしているのには違いが無い。

原語では「プロトン・トーピード」となっているこのシーンのセリフ

ここは、キャラの言葉使いとは趣旨が外れるのだが、どうしても紹介しておきたいシーン。
このシーン、実は「プロトン魚雷」が正しいのだが、何故かこのビデオでは「爆雷」と訳されている。

さて、どうだろうか?見てて頭がクラクラして来そうな、これら当時の日本語訳が持つ、独特の言葉のセンス。
果たして劇場公開フィルムにはどの様な訳語で出ていたのやら?当時劇場で鑑賞して、覚えておいでの方がおられたら、是非情報提供して頂ければ幸いです。

もはや有名過ぎるベイダー対オビワンの決闘シーン。

ここで、このVHSソフトの、日本語字幕翻訳以外の見所を一つ紹介しておこう。
これは、もはや有名過ぎるベイダー対オビワンの決闘シーン。

シリーズを追う毎に派手になって行く、ライトセーバー同士のアクションシーンだが、公開当時のバージョンで見ると、今となってはかなり地味な印象を受ける。

だが、現在の特別編とは違い、ライトセーバーの光線が後から足されていないため、一部で光線の合成が消えてしまっているカットが存在する!

画像の通り、完全に光線の処理が消えているカットなのが判る。

このシーン、実は現在のバージョンでも完全には修正されていなかったりするので、ここは要チェックだ!

「May The Force Be With You」の訳語

最後に、ファンなら誰でも知っているであろう有名なセリフ、「May The Force Be With You」。この訳語部分を紹介して終わることにしよう。
今でこそ、「フォースと共にあらんことを」や、「フォースと共にあれ」以外の訳は考えられないのだが、前述した様にこの時代は、「フォース」の訳語自体がまだ定まっていない時期。
ちなみに、この初版VHSでは基本的に「理力」と訳されているのだが、各シーンで微妙に「May The Force Be With You」の日本語訳の言い回しが異なっている。

関連する投稿


「さよならビデオ PART2」12/30放送!絶滅危機の思い出を救出!!

「さよならビデオ PART2」12/30放送!絶滅危機の思い出を救出!!

東海テレビは、家庭に眠る古いビデオテープを救出するバラエティ第2弾『さよならビデオ PART2』を12月30日に放送します。MCは霜降り明星せいやと鈴木愛理。経年劣化や再生機の減少で“絶滅危機”にあるVHSや8ミリフィルムをデジタル化し、家族の絆や懐かしい昭和・平成の記憶を蘇らせます。


「地獄の黙示録」から「スター・ウォーズ」まで!N響の極上の演奏で映画音楽にひたる『N響オーチャード定期』が開催決定!!

「地獄の黙示録」から「スター・ウォーズ」まで!N響の極上の演奏で映画音楽にひたる『N響オーチャード定期』が開催決定!!

株式会社東急文化村が、コンサート『N響オーチャード定期2025/2026東横シリーズ 渋谷⇔横浜 <魅惑の映画音楽>』(全4回)を開催することが明らかとなりました。


90年代名作上映「Filmarks 90’s」第12弾!『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』が全国リバイバル上映!!

90年代名作上映「Filmarks 90’s」第12弾!『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』が全国リバイバル上映!!

国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス Filmarks(フィルマークス)主催のリバイバル上映プロジェクトにて、ガス・ヴァン・サントが監督を務め、マット・デイモンとベン・アフレックが脚本でアカデミー賞®を受賞、ロビン・ウィリアムズが助演男優賞を獲得した名作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の全国リバイバル上映が決定しました。


90年代のアイドル「青春はちっぽけな僕たち」で歌手デビューした『井上麻美』現在は?!

90年代のアイドル「青春はちっぽけな僕たち」で歌手デビューした『井上麻美』現在は?!

タレントとしてデビューし1991年8月25日にはファーストシングル「青春はちっぽけな僕たち」で歌手デビューも果たした90年代のアイドル井上麻美さん。懐かしく思いまとめてみました。


『七人の侍』のハリウッドリメイク!西部劇の金字塔『荒野の七人』シリーズ5作品がBS12トゥエルビで無料放送!!

『七人の侍』のハリウッドリメイク!西部劇の金字塔『荒野の七人』シリーズ5作品がBS12トゥエルビで無料放送!!

全国無料放送のBS12トゥエルビが毎週土曜日の夜7時から放送中の「土曜洋画劇場」にて、『荒野の七人』『続・荒野の七人』『新・荒野の七人/馬上の決闘』『荒野の七人/真昼の決闘』『マグニフィセント・セブン』の「荒野の七人」関連作品5本が放送されます。


最新の投稿


阪神優勝の歓喜を永遠に!天然ダイヤ×黄金の記念腕時計など、限定「黄金グッズ」5種が予約開始

阪神優勝の歓喜を永遠に!天然ダイヤ×黄金の記念腕時計など、限定「黄金グッズ」5種が予約開始

阪神タイガースの2025年JERAセ・リーグ優勝を祝し、天然ダイヤモンドと黄金を贅沢に使用した公式記念グッズ5種が登場。世界限定2025本の電波ソーラー腕時計や、血行を改善する磁気ネックレスなど、藤川新監督のもと頂点に立った虎の威容を象徴する逸品揃い。本日より予約開始、2月2日より順次発送です。


芸歴50年・秋吉久美子の名作が蘇る!CS衛星劇場で「秘蔵傑作選」が2・3月放送、本人解説番組も

芸歴50年・秋吉久美子の名作が蘇る!CS衛星劇場で「秘蔵傑作選」が2・3月放送、本人解説番組も

CS放送「衛星劇場」にて、女優・秋吉久美子のデビュー50周年を記念した特集「クミコが選ぶ、とっておきのクミコ ~秋吉久美子秘蔵傑作選~」が2月・3月に放送されます。本人がセレクトした名作映画7本に加え、自身の歩みを振り返る特別番組も登場。日本映画界を彩った彼女の魅力を再発見できる貴重な機会です。


工藤静香、全国7都市を巡るプレミアム・シンフォニック・コンサート開催決定!本日より一般チケット発売

工藤静香、全国7都市を巡るプレミアム・シンフォニック・コンサート開催決定!本日より一般チケット発売

工藤静香のフルオーケストラ共演シリーズ第3弾「PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2026」の開催が決定。2026年3月から全国7都市を巡るツアーに挑みます。栁澤寿男、柴田真郁ら名指揮者と共に、往年のヒット曲から最新曲までを大胆かつ繊細に再構築。本日より一般チケットの販売が開始されました。


シティポップ再評価の決定版!DJシーザー最新作『昭和100年』ベストMIX第2弾が2月に発売

シティポップ再評価の決定版!DJシーザー最新作『昭和100年』ベストMIX第2弾が2月に発売

DJシーザーによる人気MIX CDシリーズ最新作『昭和100年 JAPANESE CITYPOP NON-STOP BEST MIX Vol.2』が2月18日に発売決定。大貫妙子や米米CLUB、ピチカート・ファイヴなど、国内外で愛される珠玉の35曲を極上のノンストップMIXで収録。世代を超えて「都会」のムードを堪能できる、新時代のシティポップ入門編です。


【箱根ホテル小涌園】昭和100年を祝うレトロな100日間!「懐かしのあの頃ドリンクフェア」開催

【箱根ホテル小涌園】昭和100年を祝うレトロな100日間!「懐かしのあの頃ドリンクフェア」開催

2026年の「昭和100年」を記念し、箱根ホテル小涌園の「Bar1959」で期間限定フェアが開催。バイオレットフィズやテレビの砂嵐をイメージしたドリンクなど、昭和を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮なメニューが登場。駄菓子付きのフォトジェニックな体験で、世代を超えた会話が弾む特別な100日間をお届けします。