これ覚えてる?『私たちにはあたりまえだったこと』昭和の小学校の授業編2

これ覚えてる?『私たちにはあたりまえだったこと』昭和の小学校の授業編2

昭和の頃、あたりまえのように受けていた授業。今、思い出しても懐かしいですね。前回の体育・理科・音楽・国語に続き、違う教科も振り返ってみたいと思います。


あの頃、小学校の授業であたりまえのようにやっていたこと、使っていたもの。
卒業した後は、ほとんどやらなかったり、手にしなかったりするものがたくさんあります。
私たちのあたりまえ、覚えていますか?

習字の授業で墨をするのはあたりまえ

習字の時間、墨をすっていたのを覚えていますか?
みんなが無言でコシコシとすっていました。

「心を落ち着ける大事な時間なんだよ。」と先生に言われたのを覚えています。
力加減によって斜めにすり減ってしまう墨。
なるべく真っすぐ減っていくように注意されました。

当時、もちろん墨汁もありましたが、「授業で使うものではない」という姿勢が強かったように思います。
けれど今は墨汁があたりまえで、「墨をする」行為自体を知らない子どもが増えているようです。

学校での硯(すずり)は、もはや「墨汁を入れる場所」なんですね。

洋服につけないようにね!

習字の授業で困るのは、どんなに気をつけても、墨がはねて洋服についてしまうこと。
普通に洗うだけでは絶対に落ちないこの汚れ。
習字があることを忘れて、うっかり好きな洋服を着て行ってしまった時の「しまった!」感は、何とも言えないものがありました。

「ご飯粒をつぶして糊状にして、汚れにこすりつけて洗うと良い」と言って、親が一生懸命ゴシゴシ洗ってくれましたが、元通りにはならずがっかりした思い出がありますね。

あっ!

そんな墨のはねの悩みから、今は「洗濯で落ちる墨汁」が重宝されているようです。
でもこれはあくまで練習用。
大きな作品展に出品する時は禁止されているようです。

素人なので「洗濯で落ちる墨汁」は色が薄いからダメなのかな?ぐらいに思っていたのですが、実際には「表具」という理由から禁止なのだそうです。

洗濯で落ちる墨汁

社会 「まちの絵地図をつくろう」って覚えてる?

3年生か4年生の頃、いくつかのグループに分かれて学校の外に出かけ、商店街の地図を作ったり、町の地図を作ったりした覚えありませんか?

メモ帳片手に、「お店の人にもインタビュー」なんて課題も真面目にやっていたような気がします。
八百屋さんや魚屋さん、肉屋さん、お菓子屋さん、乾物屋さん・・・。
まだコンビニも100均もなかった頃、お店のおじさんやおばさんが「いらっしゃい、いらっしゃい!」と元気な掛け声を響かせていたのが、とても懐かしいです。

余談になりますが、あの頃、八百屋さんや魚屋さんの店頭で、ゴムひものついた釣銭の入ったかごがぶら下がっていたのを覚えていますか?

ニッポン絶滅種辞典 - Google ブックス

調べたものを発表しよう

自分たちで調べてきた後は、発表するためにまとめも作りましたね。
学校で全部終わらない時は、社会の宿題として誰かの家に集まってやることもありました。
でも大半は遊んでしまいましたけど。

昭和の発表の定番・模造紙とマジック。
皆でワイワイ言いながら、ひとつの紙に書き込む作業は楽しかったですね。
文字がだんだん右上がりになっていってしまったり、最初の字が大きすぎて最後の方が足りなくなって、無理やり小さな字で書き込んだりしたのもご愛嬌でした。

模造紙とマジック

途中から導入され始めたOHP。
マジックで書いたものがスクリーンに映し出され、「すごーい!」と思った覚えがあります。
でもちょっと薄くて見づらかったですね。
休み時間にこのOHPに手をかざし、キツネとか鳩とか、影絵をやる子が必ずいました。
あなたが小学生だった頃、教室にこれはすでにありましたか?

OHP

教室や会議室に必須の備品といえばOHP(オーバーヘッドプロジェクター)だった! - Middle Edge(ミドルエッジ)

このソフトをインストールするとWord、PowerPoint®、OneNote®に小学生向けに開発された「きっずリボン」が追加され、小学校低学年でもわかりやすくスムーズに操作できるようになるそうです。今の小学校は、まとめ方も発表の仕方もスマートで、私たちの頃とは大違いですね。

小学生用の Office 2010アドインソフト「Dr.シンプラー2010 Lite

はたらくおじさん

社会科見学、どこに行った?

社会の授業で、大きな楽しみだったのは社会科見学でした。
お菓子工場や乳製品の工場、車の工場など、住んでいる地域によって、学校が選ぶ仕事場が違いました。
あなたは、どこに行きましたか?

工場見学

私はチョコレート工場だったので、おみやげの板チョコがとても嬉しかったです。
工場で見た機械や生産ラインの仕組みがすごい!とは思いましたが、やっぱり最後にもらうおみやげが、一番印象に残っているんですよね。

6年生の定番社会科見学、国会議事堂。
もしかしたら「修学旅行で行った!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
なんか重々しい雰囲気で「別世界」という感じがしました。けれど今は子どもに対してもっとオープンで、社会科見学用体験プログラムなども用意されているそうです。
議長や大臣の役を決めたり、模擬本会議場での押しボタン投票(子どもたちが議員役)で法律を成立させたりする体験をするそうですよ。

国会議事堂

図工の絵の具の水入れ

図工の時間、好きでしたか?
誰もが経験した絵の具。
絵そのものではなく、道具の方を思い出してみてくださいね。
絵の具を溶いたり、筆を洗ったりする水を入れるための「絵の具の水入れ」。
思い浮かべていただけたでしょうか。
あの頃、空き缶で作っていたことありましたよね?
えっ、知らない?もう、プラスチックの黄色いバケツだった?

手作り感いっぱいの水入れでした。
あの頃は、それがあたりまえだったんですけどね。
空き缶は水入れだけでなく、図工の工作などの材料にもよく使われました。
「今度、〇〇の工作をするからおうちから空き缶を持ってきてください。」なんて先生に言われて、小学校の6年間の間にいろいろなものを作りました。
貯金箱、ペン立て、風鈴みたいなもの、打楽器みたいなもの・・・。
でも、作っても絶対使わない(使えない)ものばかりでした。

懐かしの写生大会

今でもある写生大会。
懐かしいですね。
自分で描いた場所とか覚えていますか?

写生大会は、画板を持って学校内の好きな場所に座って、友だちとおしゃべりしながら描けるので楽しかったですね。
後でみんなが選んだ場所を見ると、それぞれ個性的で、自分と違うところに興味を持つ視点が、とてもおもしろかったです。

ただ、風景画って難しいですよね。
鉛筆で下描きを描くうちはいいのですが、絵の具で塗り出すとどうも絵がおかしくなる・・・。
子どもの頃、自分の絵がどうしてのっぺり、べったりしてしまうのかわかりませんでした。

ああ、まさにこの通りに教えられ、この通りに塗っていました!
もっと早く、あの頃これを知りたかったです。
あなたはいかがでしたか?

また、大人になってからですが「絵の上手な人は箱に入ってる緑色や黄緑色の絵の具をあまり使わない」ということを聞きました。
「風景画の緑は、青や黄色の絵の具で自分で作る」
そうだったのか!
子どもの時の風景画に抱いていた、違和感の原因がやっとわかりました。

最低限必要な色: 色は無限にありますが、基本は3つの色(3原色)です。 絵の場合は【赤】【青】【黄】となります。 この3色の混合で殆どすべての色を出せます。 色の濃さは絵の具の濃さ・つまり水の量で調整します。 黒も作れます。 白はどうするかというと、透明水彩の場合は基本的には塗り残します。 塗り残しが難しい場合があっても方法がありますので心配はいりません。 それでも難しい場合のみ、絵の完成間近に上から白を置きます(ハイライト等)。 (中略) 黒に関してはほとんど使いません。 ついつい影の部分に塗りたくなりますが、風景をよく見れば影の部分はあくまで【暗い色】であり、 黒ではありません。 思い込みで色を置いて行くとつい黒を多用してしまいそうになりますが、 実際の風景を見たときに本当に黒い部分はそうそうありません。 例えば茶色い壁に影が差してもその部分は黒ではなく暗褐色になります。 ただし、混色が苦手な場合や、混色の手間を省きたいときにどうしても使いたいときがあります。 その場合、黒だと色が強すぎるのでグレー系の絵の具を用意しておくと失敗が少なくて済みます。

http://silver.zero.jp/wind-moon/lecture/needcolor.html

簡単な水彩風景画の描き方〜ちょっとしたコツと裏ワザ:最低限必要な色〜

色を混ぜれば違う色ができることは、もちろん知っていました。
でもその方法を使うのは、ピンクとか紫とか水色とか、18色や24色などの「高い方」のセットを買わないと入っていない「ない色」を作るためが主でした。
すでにある色をわざわざ「作る」なんて、自分の中で結びつかなかったのです。
人工的な「緑色」ではなく、自然に近い緑色を自分で作れば良かったんですね。

三原色の混色表

赤・青・黄の絵の具があれば、それだけで風景画が描けるなんて、昭和の小学校の先生は誰も教えてはくれませんでした。
子どもの頃に、こんな先生に出会いたかったですね。

版画なんて何十年もやってないなあ

図工と言えば、版画もありました。
木彫りの版画に紙版画、いも版画。
彫刻刀なんて授業以来触っていない気がします。
懐かしいですね。

版画で作る自画像は、紙であれ木彫りであれ、なんかこわい顔になりました。
ふだん意識しない歯とか目や鼻の形が強調されてしまうんですよね。

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