Lenny Kravitz

レニー・クラヴィッツ
レニー・クラヴィッツは1964年のニューヨーク生まれですが、1974年にロサンゼルスに移住しビバリーヒルズ高校に入学しています。
この高校の同級生にガンズ・アンド・ローゼズのギタリストのスラッシュがいたというから何ともすごい話ですね。
その後、高校は中退し、セッションミュージシャンをしながらデモテープをレコード会社へ売り込むという下積み生活が始まります。
そしてヴァージン・レコードと契約できたのが1989年で、デビュー・アルバム「レット・ラヴ・ルール」をリリースすることになります。
Let Love Rule
デビュー・アルバムにしていきなりの傑作!本作が一番好きというファンも多い「レット・ラヴ・ルール」です。
曲の素晴らしさは勿論ですが、ホーン以外の全ての楽器をレニー・クラヴィッツが演奏しているという才能の持ち主でもあります。
サウンドは最新というよりも60年代から70年代を思わせるシンプルさが特徴ですが、古臭さは全くなく普遍性を感じさせるものです。

レット・ラヴ・ルール
Mama Said
デビューの翌年1990年にマドンナのシングル「ジャスティファイ・マイ・ラヴ」を共作し話題となりました。
更に1990年に行われたデヴィッド・ボウイのアメリカ公演「サウンド・アンド・ヴィジョン・ツアー」で前座に抜擢されています。
マドンナにしてもデヴィッド・ボウイにしても流行や新人などを見抜く力は桁外れとはいえ、当時人気実力共に絶好調だった二人が同時にデビュー1年の新人を起用したということは驚きです。
それほどの才能を感じ取ったのでしょうね。
そのような状況の中、1991年にリリースされた2作目のスタジオ・アルバムが「ママ・セッド」です。
本作は全世界でヒットし脚光を浴びることに。
収録曲「オールウェイズ・オン・ザ・ラン」は高校時代の同級生スラッシュとの共作でプロモーション・ビデオにもスラッシュは参加しています。

ママ・セッド
Are You Gonna Go My Way
1993年リリース3作目のスタジオ・アルバム「自由への疾走」です。泣く子も黙る大ヒットアルバムですね。
タイトル曲はグラミー賞の最優秀ロック・ソング賞と最優秀ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた名曲です。
この曲は日本でも人気が高く、「日本オラクル」「日産」「スズキ・アルトワークス」「アサヒ・ウィルキンソン タンサン」「グリコ ポッキー」のCMに使用されています。
また、ビデオゲームのBGMや、テレビ番組「みのもんたの朝ズバッ!」のオープニングテーマに使用されたりもしています。
それだけキャッチーな曲ということでしょうね。

自由への疾走
この頃のレニー・クラヴィッツといえば、1960〜1970年代の音楽からの影響ということが取りざたされていますが、その当時の音を追求するあまりアナログ機材にこだわり、コレクターといえる程の質と量のヴィンテージ機材を所有していることで知られています。
Circus
「ストレートなギター・アルバムを作る」ということで、オーバー・ダビングを最小限に抑え、ホーン・セクションも使わない音作りをした結果、それまでと比べ地味なアルバムとなった4枚目のスタジオ・アルバム「サーカス」です。
それでも全米で初のトップ10入りとなり、日本でもオリコンで1位になっています。

サーカス
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5
アルバムタイトルが示すとおりに90年代最後を飾るレニー・クラヴィッツ通算5枚目のアルバム「5」。
収録曲「フライ・アウェイ」でグラミー賞最優秀男性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞を獲得しています。

5
2000年代に入ってからもコンスタントに2~3年に一枚は新作をリリースし続けているレニー・クラヴィッツ。
現在のところ最新作である「ストラット」がリリースされたのが2014年ですから、そろそろ今年あたり新作が発表されるのではないでしょうか?!
とても楽しみです。