”シュッシュ~ポッポ♪”は過去のモノ?「デゴイチ」の愛称で親しまれたD51形蒸気機関車。

”シュッシュ~ポッポ♪”は過去のモノ?「デゴイチ」の愛称で親しまれたD51形蒸気機関車。

デゴイチの真似をして”シュッシュ~ポッポ♪”なんて掛け声、子供の頃やりましたよね。縄跳びの紐のなかに並んで、みんなで腕を回したものです。あのとき真似したデゴイチは「D51形蒸気機関車」、ミドルエッジ世代は実際に乗ったよりも幼いころにおもちゃで手にした記憶や「銀河鉄道999」のイメージが強いかもしれませんね。


デゴイチ(デコイチ)

”ガタンゴトン”から始まり、クの字に曲げた腕を回しながら”シュッシュ~ポッポ♪”とやりましたね。

”シュッシュ~ポッポ♪”と縄電車

デゴイチ(デコイチ)とは国鉄D51形蒸気機関車のこと

”シュッシュ~ポッポ♪”といえば思い出される蒸気機関車デゴイチ。

デゴイチは国鉄の前身である鉄道省が設計、製造した、単式2気筒で過熱式のテンダー式蒸気機関車。
主に貨物輸送のために用いられ、所属両数は総数1,115両とディーゼル機関車や電気機関車などを含めた日本の機関車1形式の両数では最大を記録しました。

ただその最大両数と知名度は、実際のところ戦時体制に伴う貨物機大量需要から来た膨大な量産の結果で、技術的な優位性や産業の勃興というよりも軍需の側面が強かったようです。

誕生の背景は下記ご参照。

ミドルエッジ世代は、実際に乗ってなくてもデゴイチの「シュッシュ シュッシュ シュッシュッシュ ポー♪」といった汽笛の音や、もくもくとあがる煙のイメージが強く印象に残っていることでしょう。

D51 498

デゴイチの構造には、大きく分けて3区分がありました。

その形状から「ナメクジ」の通称で呼ばれた初期形(D51 1~85・91~100)、大半を占める標準形(D51 86~90・101~ 954)、資材節約と工期短縮に重きを置いた戦時形(D51 1001~1161)です。

なお955~1000番は欠番となっていますが、下記の戦時体制下によるものでした。

戦前~戦時中は貨物輸送で活躍、戦後は旅客輸送で活躍したデゴイチ

戦後は軍需貨物輸送の事実上の消滅と食糧難に起因する買い出し等による旅客の激増で、戦時中とは貨客の輸送需要が完全に逆転しました。

1970年代にはもう廃車が進んでいましたので、実際に乗れた方は少ないかもしれませんね。

常紋峠付近を走る1077号機(1971年4月)

鉄道の電化、ディーゼル化が進む中で役割を終えたデゴイチ

ちなみに「SL」は”Steam(蒸気)”Locomotive(機関車)"の略ですね。

デゴイチのイメージ

おそらく私たちの両親世代は乗ったことがあるのではないでしょうか。
私たちは「銀河鉄道999」や、おもちゃのデゴイチを手に取って遊んでいた記憶が強いかもしれませんね。

多くの方が、デゴイチと銀河鉄道999のイメージを重ねて記憶していることでしょうね。

思い出すのは「銀河鉄道999」でしょうか

息を切らして”シュッシューポッポ♪”と言ってませんでしたか?

手で掴んで走らせました

Nゲージのような電動タイプに興奮!

デゴイチのレールセットも

デゴイチや新幹線が人気でした。

お子様ランチのプレート

ちなみに「デゴイチ」?「デコイチ」??

本形式の愛称としては「デコイチ」、「デゴイチ」ともに用いられている。現在は「デゴイチ」が多く見られるが、過去には、各鉄道趣味誌においても「デコイチ」の表記が多く存在していた。なおこの愛称については、本来は「デコイチ」だがSLブーム以降「デゴイチ」の方が一般的になった、という見解もある。竹島紀元は、戦前の蒸気機関車のニックネームとして鉄道現場に存在したのは自分が知る限りではD50形の「デコマル」とD51形の「デコイチ」であるとし、「鉄道現場のスラングのようなものでその発生や普及変遷について確実な状況はつかめない」と断った上で、以下のような点を指摘している。 戦前の鉄道趣味雑誌の『鉄道趣味』には「凸丸」「凸一」という表記もあったと記憶している。 「デコイチ」は「デコマル」の伝でつけられたと推察される。 鉄道の現場用語ではたとえば「架線」を「ガセン」、「パンタグラフ」を「パンダ」のように濁る場合が多いため、本来「デコマル」だったものが「デゴマル」と呼ばれるようになった可能性がある。 一方、1950年頃の国鉄職員が、Dの51だから「デゴイチ」だと言ったとする記述もあるため、少なくともこの頃に「デコイチ」のみだったと言えない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84D51%E5%BD%A2%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A

国鉄D51形蒸気機関車 - Wikipedia

こちらもかつて多くの人が利用した「チンチン電車」

「チンチン電車で街に出る♪」かつては日本全国の都市を走っていた路面電車について。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

その他、懐かしい鉄道の風景

【電車の駅】アナログ時代の風景が懐かしい - Middle Edge(ミドルエッジ)

【103系】国鉄時代の主力の通勤型車両。懐かしの混色編成の画像も! - Middle Edge(ミドルエッジ)

関連する投稿


福井・敦賀赤レンガ倉庫で「昭和・平成のOMOCHA展」開催へ!懐かしの玩具が春の赤レンガに集結

福井・敦賀赤レンガ倉庫で「昭和・平成のOMOCHA展」開催へ!懐かしの玩具が春の赤レンガに集結

福井県敦賀市の観光名所「敦賀赤レンガ倉庫」にて、2026年3月12日(木)より春の企画展「あの時の、あこがれ。- 昭和・平成のOMOCHA展 -」が開催されます。昭和から平成にかけて子供たちを夢中にさせた懐かしの玩具が一堂に会し、単なるノスタルジーを超えた「あこがれ」と「想像力」の記憶を呼び覚まします。巨大ヒーローのフォトスポットやワークショップなど、大人も子供も楽しめるイベントの詳細をお届けします。


国鉄蒸気機関車の終焉から50年。C57の軌跡を辿る『蒸気機関車EX Vol.63』発売

国鉄蒸気機関車の終焉から50年。C57の軌跡を辿る『蒸気機関車EX Vol.63』発売

イカロス出版は、鉄道趣味誌『蒸気機関車EX(エクスプローラ)』Vol.63を2025年12月23日に発売しました。今号は「C57概論」に加え、1975年の国鉄蒸機終焉から50年を記念した特集を掲載。蒸気機関車最後の旅客・貨物列車のドキュメントや元機関士の証言を通じ、日本の鉄道史に刻まれた伝説を紐解きます。


松本零士没後初の大型展覧会が名古屋で開催!『銀河鉄道999』50周年プロジェクト始動

松本零士没後初の大型展覧会が名古屋で開催!『銀河鉄道999』50周年プロジェクト始動

漫画家・松本零士の表現に迫る没後初の大型展覧会「松本零士展 創作の旅路」が、2026年3月20日から名古屋市美術館で開催されます。『銀河鉄道999』連載開始50周年を記念し、初期作品を含む300点以上の原画や初公開資料を展示。壮大な宇宙と哲学を描き続けた創造者の軌跡を多角的に読み解く、ファン待望の展覧会です。


西鉄電車のアイスグリーン誕生50周年!貝塚線600形を「アイスグリーン」に復刻塗装!!

西鉄電車のアイスグリーン誕生50周年!貝塚線600形を「アイスグリーン」に復刻塗装!!

西日本鉄道が、貝塚線で運用中の600形の一部車両を大牟田線(現:天神大牟田線)在籍時の「アイスグリーン」に復刻塗装し、7月19日より運行を開始することを発表しました。


26年間の感動に終止符!完全引退した寝台特急「カシオペア」を特集した書籍『ラストラン 寝台特急カシオペア』が好評発売中!

26年間の感動に終止符!完全引退した寝台特急「カシオペア」を特集した書籍『ラストラン 寝台特急カシオペア』が好評発売中!

飛鳥出版より、1999年から豪華列車のパイオニアとして北の大地を驀進した豪華寝台特急「カシオペア」の完全引退を記念した書籍『ラストラン 寝台特急カシオペア』が現在好評発売中となっています。価格は1760円(税込)。


最新の投稿


国立科学博物館で企画展「かこさとしの科学絵本」が生誕100年を記念し開催

国立科学博物館で企画展「かこさとしの科学絵本」が生誕100年を記念し開催

国立科学博物館では、2026年3月24日(火)から6月14日(日)まで、生誕100年を記念した企画展「かこさとしの科学絵本」を開催します。『かわ』などの科学絵本を中心に、かこさとしの科学教育への熱い思いと自然科学への探求心を原画とともに紹介する特別な展示です。


ガンプラ45周年記念!『ガンダムウェポンズ RX-93 νガンダム編』発売

ガンプラ45周年記念!『ガンダムウェポンズ RX-93 νガンダム編』発売

株式会社ホビージャパンは、ガンプラ45周年を記念したシリーズ最新刊『ガンダムウェポンズ ガンプラ45周年記念 RX-93 νガンダム編』を2026年3月12日に発売しました。最新のPG UNLEASHEDや多彩なグレードのνガンダム作例を一挙に掲載し、ファン必携の一冊となっています。


『キン肉マンFESTIVAL』が京王百貨店新宿店で開催!限定グッズやフォトスポットも

『キン肉マンFESTIVAL』が京王百貨店新宿店で開催!限定グッズやフォトスポットも

累計発行部数8,500万部を誇る大人気漫画『キン肉マン』の物販イベント「キン肉マンFESTIVAL」が、2026年3月19日から3月31日まで京王百貨店新宿店で開催されます。300点以上のグッズ販売や限定ノベルティ、等身大フォトスポットなどファン必見の企画が目白押しです。


ビートルズ来日60周年記念!伝統工芸や再生素材と融合したPOP UP STOREが阪神梅田本店に登場

ビートルズ来日60周年記念!伝統工芸や再生素材と融合したPOP UP STOREが阪神梅田本店に登場

ビートルズ来日60周年を記念し、日本の伝統工芸や再生素材を活用して彼らの名曲やビジュアルを再現するイベント「ビートルズ来日60周年、昭和のあの日、日本を変えた=温故知新=」が、2026年4月1日から6日まで阪神梅田本店で開催されます。世代を超えて新たなビートルズ体験を提供する注目の催しです。


『頭文字D』の世界が千葉に!名車モチーフの雑貨が揃うポップアップストアが期間限定オープン

『頭文字D』の世界が千葉に!名車モチーフの雑貨が揃うポップアップストアが期間限定オープン

人気漫画『頭文字D』のポップアップストアが、グランサックス イオンモール千葉ニュータウン店に登場。伝説のハチロク(AE86)を再現したウェットティッシュケースや、RX-7型の無線マウス、366日分のバースデーキーチェーンなど、ファン垂涎の公式ライセンスグッズが勢ぞろい。日常を彩る名車アイテムの魅力を紹介します。