ポセイドンの前に連れられたしずか。アトランチスは滅びたと言ってもポセイドンは聞く耳を持ちません。
攻撃を受け眠りから覚めたからには、今から世界中に鬼角弾(核)を発射するといいます。
そんな中、ドラえもん達は鉄機兵の大群を突破できず、倒れるドラえもん。他の仲間も次々と捕らえられていきます。
「もう、おしまいなのね。なにもかも」
鬼核弾発射前に生贄としてしずかの首をはねさせようとするポセイドン。
ドラえもんに覆い被さり涙を流すしずか。「もう、おしまいなのね。なにもかも」
「ナイテイルノ?シズカサン」「ナカナイデ、ボク、シズカサンノタメナラナンデモスル」
そう言うとドラえもんのポケットからバギーが飛び出してきました。
「コイツダネ、シズカサンヲナカセタノハ!」
叫びながらバギーはポセイドンに向かって走り、攻撃を受けてもなお止まらないのです。
そして、ついにポセイドンに飛び込んだバギー。ポセイドンは大爆発とともに消滅します。
爆風に飛ばされたしずかとドラえもん。ドラえもんはポセイドンを倒したことを喜びます。しかししずかはバギーのことが気がかりです。しかし、とにかく噴火の前に逃げなくてはいけません。
一生忘れない
バギーのかけらであるネジを見つめるしずか。一生忘れないと誓い、バギーを思って涙します。
地上に戻った五人はエルと固い握手をかわします。身を捨てて世界を救った勇敢な少年達と、バギーの功績は永久にムー連邦に語り継がれるでしょう。
「いつの日か、海底人と陸上人が仲良く手を取り合える日まで…」
きっとくるその日まで。別れを告げ、エルは海に帰っていった。