Pet Shop Boys

ペット・ショップ・ボーイズ
ペット・ショップ・ボーイズは、イギリス人のニール・テナントとクリス・ロウの2人組です。結成は1981年、レコード・デビューは1984年にエビックから。しかし、この時は売れずにレコード会社をパーロフォンに変わり、移籍2曲目の「West End girls」が世界的に大ヒットしトップ・スターの仲間入りを果たします。

ニール・テナント
ペット・ショップ・ボーイズの楽曲は基本的に歌詞をニール・テナント、メロディーラインはクリス・ロウが担当しています。

クリス・ロウ
ファースト・アルバム「ウエスト・エンド・ガールズ 」を1986年に発売して以来、2016年発売の最新作「スーパー 」まで13枚のアルバムを発売しています。
それではペット・ショップ・ボーイズの80年代を振り返ってみましょう。
Please
シングルとして大ヒットした「ウエスト・エンド・ガールズ」をうけて1986年に発売された記念すべきファースト・アルバム「ウエスト・エンド・ガールズ」です。
発売当時は評論家筋からあまり評価されていない、いえ、むしろ酷評されていたアルバムですがセールス的には全英3位、全米7位とヒットしました。
歌唱力がどうとか、テクニックがこうとかいうよりも、センスの塊のようなペット・ショップ・ボーイズの音楽に当時の評論家の方々はとまどったのかもしれませんね。

ウエスト・エンド・ガールズ
Actually
全英第1位となったシングル「哀しみの天使」と「ハート」を含む1987年発売のセカンド・アルバム「哀しみの天使」です。
アルバムの方も全英2位、全米25位とヒットしています。
ダスティ・スプリングフィールドとコラボレーションしている「とどかぬ想い」など、捨て曲なし、粒ぞろいの楽曲が並んでおり本作をペット・ショップ・ボーイズの最高傑作とする向きもある素晴らしい作品です。
シニカルな歌詞も哀愁漂うメロディも申し分ありません。

哀しみの天使
この年には次のアルバムに収録されることになるブレンダ・リーのカヴァー曲「Always on my mind」を発売し、これまた全英1位となっています。
Introspective
全英1位「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」、全英7位「ドミノ・ダンシング」、全英4位「レフト・トゥ・マイ・オウン・ディヴァイセズ」、全英5位「イッツ・オーライト」という4曲のヒット・シングルを含む1988年発売の3枚目のアルバム「イントロスペクティヴ」です。
アルバムのコンセプトは徹底したダンスミュージックということだからでしょうか各曲の収録時間が長い。だからと言って退屈することはありません。その分どの曲でも踊れるご機嫌なアルバムとなっています。

イントロスペクティヴ
ペット・ショップ・ボーイズが80年代に残したアルバムは以上の3枚ですが、どれも甲乙つけがたい代表作といえるものです。
この後ペット・ショップ・ボーイズは、、前衛映画の製作をしたり、マドンナやレディー・ガガなどのプロデュースをしたりと幅広く活躍しています。
何よりも素晴らしいのは30年以上も現役で、しかも第一線で活躍しているということですね。新作がますます楽しみなペット・ショップ・ボーイズです。