この年の6月に発売された「青春の影」は、「心の旅」「銀の指環」と打って変わったバラード調の歌。
「君の心へ続く 長い一本道は・・・」
詩・メロディ共に心に響く名曲、財津の神髄と言えます。
この歌は、西城秀樹、岩崎宏美、つんく、大友康平、福山雅治等、多数のアーティストもカバーしており、ミュージカル俳優の山崎育三郎(安倍なつみの夫)も今年カバーしました。
40年以上経った今でも、色褪せない名曲です。
サボテンの花
1975年、バラード第2弾、「サボテンの花」が発売されます。
この歌には、実はこんな裏話があったのです。
なんと、こんなこともあるんですねぇ。
ひょうたんから駒とはこういうことですね。
「降りそそぐ」なんてロマンを感じさせる間違い方をするところが、財津和夫ですね。
「ひと屋根」でリバイバルヒット
1993年に放送されたドラマ「ひとつ屋根の下」の主題歌となって復活したのが、
「サボテンの花」。
6人の兄弟たちの生きざまに、詩もメロディもマッチして、ドラマ共々ヒットしました。
出演者も今振り返ると豪華です。
江口洋介、福山雅治、山本耕史、酒井法子、いしだ壱成、大路恵美等々。
この後、随分違う道を歩むことになるなんて、この時の彼らは思ってもいなかったでしょうね。
久々のヒット
「サボテンの花」以降、ヒット曲に恵まれなかった彼らに、久々のヒットが生まれます。
「虹とスニーカーの頃」。
詩に出てくる「男の罪」「女の罪」はちょっとした流行語になりました。