「あんたみたいなのをペン乞食ってゆうのよ」
秋谷(柄本明) 北陸日報記者。球磨子を完全に犯人だと思っている。
けん
逮捕前、自ら記者会見の場を設けて無実・身の潔白を晴らそうとする球磨子。記者会見で質問をしてきた北陸日報の秋川に対してこう侮辱した。
※ 「ペン乞食」とは、自分の思想や出世欲のためには事実を曲げて伝えるなどする、主に記者へ向けた侮辱の言葉だそうです。
「タチバナサヨコ、サオトメシズコとかだったら、ずいぶん違うんだよな~」
球磨子と佐原の初対面シーン。弁護をすることになった佐原が拘置所の球磨子の所に挨拶をかねて面会に行く。
「(自分の弁護を引き受ける弁護士がいないと知っているのか)弁護士が逃げ回ってるんだって?」何も言わない佐原に、自分の名前がいかにも強そうな(悪そうな?)名前だから犯人扱いされるんじゃないかと言う。
「私だって傷だらけよ!どこの傷がどこに当たってできた傷かあんた全部言えんの?言ってごらん?」
安西教授( 小沢栄太郎) 福太郎の遺体の鑑定をし、遺体の状態から球磨子が運転、福太郎が助手席に座っていたとする。
けん
福太郎の両膝の傷跡から、運転していたのは球磨子と証言した安西に対して噛み付く。
※この事件の有罪の決め手は夫婦のどちらが運転していたかとなっていた。球磨子は自分の傷は調べないでおかしい!と激怒。
「あんたも弁護士なんだから、そうゆうとこ聞きなさいよ、頭悪いんじゃないの?」
夫婦の乗った車の車内からスパナと福太郎の左の靴だけが見つかったことをどう思うか安西に尋問する佐原にも噛み付きます!頭悪いんじゃないの?…東大卒の佐原はたぶん生まれて初めて言われた言葉だと思います。
「だって、いー加減なんだもん、コイツ!」
藤原(森田健作) 事故を目撃し、運転していたのは球磨子だったと証言した。
けん
運転していたのは球磨子だと言う藤原に「ただ有名になりたくて嘘の証言をしに来た」「あんたの証言で私、死刑になるかもしれないのよ?」などと言い裁判長に注意されての一言。
「だって、あんた無一文になったんでしょ?他に何やれることあんのよ?」
福太郎の生前、白河家の親族会議で、財産は一人息子(前妻の子)の宗治に全額渡すことが決定した。そのことを球磨子に話すと、当然ながら怒り狂い、保険に入れと福太郎に詰め寄ります。