多数の人々に影響を与えたボブ・フォッシーのダンスは、フォッシー・スタイルとも呼ばれていました。
マイケル・ジャクソンがボブに影響を受けたと言う説もありますが、「ミュージカル シカゴ公式」さんのブログに興味深い考証がありましたのでご紹介させて頂きます。
【ブログ連載#3】フォッシーとマイケル・ジャクソン【シカゴ!フォッシー!!ジャ〜〜ズ!!!】 #ミュージカルシカゴ – CHICAGO THE MUSICAL – ブロードウェイミュージカル シカゴ
「オール・ザット・ジャズ」総論
ミュージカルが苦手な人にもお勧め!
「オール・ザット・ジャズ」は確かにミュージカル映画ではあるのですが、それだけではありません。
主役のジョー・ギデオンは女性関係にだらしなく、タバコ・酒・薬にどっぷり浸かった不健康な生活を送りながら、自分の人生の全てであると言っても過言ではないショービジネスの世界から離れようとはしません。
自分の死期を悟りながらも、自分の存在価値である仕事を楽しみ、快楽を求め続けたジョー。
この映画はそんな人生を過ごしてきたボブ・フォッシーの、死生観が表れている深い映画であると言えるでしょう。
「死について」だけを延々と語られれば重くなりますが、随所に挟まれる音楽やダンス・シーンのお陰でその重厚さは軽減されています。
またダンス・シーンだけが続々と繰り広げられるわけではないので、純粋なミュージカルが苦手な方にも受け入れられるのだと思います。
ボブ・フォッシーの伝えたかった事
「オール・ザット・ジャズはボブ・フォッシーの生前葬のような映画だ」といった声も少なくありません。
健康を損ない、愛情に満ちた生活を捨ててまで打ち込んだ華やかなショービジネスの世界。
この特殊な世界にいない私たちにはなかなか理解のできないボブの人生。
そんな彼が死を目前にこの映画で伝えたかった事とは?
映画の最後に、エンドクレジットでエセル・マーマンが歌う「ショウほど素敵な商売はない」(There's No Business Like Show Business)が流れてきます。
それは主人公ジョーの、いえ、ボブが一番言いたい事だったのでしょう。
はたから見たらボブは破滅型の人生だったかもしれませんが、彼はきっと自分の人生に納得し、楽しんでいたのだと思います。
人の人生ははかなく、一度きりのショータイムだとも言えます。
出来ることならば私たちはボブと違って健やかに、そして愛情に恵まれた最高のショーを作りたいものですね。
皆様のショーが素晴らしいものになるよう・・・
「さぁショータイムだ!~It's showtime!」
