1969年にデビューした「サンタナ」はアメリカの「ラテンブルースバンド」として活躍しました。それと同時期に「ウッドストック・フェスティバル」に出演し、話題となり、セカンド・アルバム「天の守護神」は、ビルボードのアルバム・チャートで1位を獲得し「サンタナ」の名を世界にアピールすることになりました。1971年には「ニール・ショーン」が加入して「カルロス・サンタナ」とツイン・ギター編成となるりますが、ジャズ・ロック色を強めたアルバム「キャラバンサライ」発表後、大幅なメンバー・チェンジが起き、新たに「トム・コスター」等が加入することによりロック色を強く求めた「ニール・ショーン」と「グレッグ・ローリー」はバンドを脱退することになりました。ちなみにこの2人はその後「ジャーニー」を結成して、世界的な成功を収めることを考えると、本当に凄いスーパーバンドだったことがわかります。
片桐安十郎 スタンド「アクア・ネックレス」 アーティスト「サンタナ」
レッド・ホット・チリ・ペッパー(米)
1983年に結成された「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」は、ファンクとハードロックやパンク・ロックを混ぜ合わせた、いわゆるラップロック、ファンクロック(ミクスチャー・ロック)バンドです。初期は、「フィッシュボーン」や「ジェーンズ・アディクション」などと共に、これらのパイオニアとして活躍し、その評価向上に大いに貢献しました。4枚目のアルバム「母乳」で知名度を上げ、5枚目のアルバム「ブラッド・シュガー・セックス・マジック」で世界的人気を誇り、バンドと共に一躍ラップロックやファンクロックといったジャンル自体をメジャーに急浮上させた功績はとても大きいと思います。その後は、度々音楽性を細かく変えながらも、ファンク・パンク色は薄れ、メロディー路線が顕著となり、会心の復帰作通算7枚目のアルバム「カリフォルニケイション」は、彼ら最大のセールスを記録し、現在までの最大のヒット作となっています。日本でもCM曲や「デスノート」の主題歌等で人気を得ています。
音石明 スタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」 アーティスト「レッド・ホット・チリ・ペッパー」
ラット(米)
「ラット」1981年にデビューしたアメリカのメタルロックバンドです。1980年代に隆盛したLAメタルの代表的存在で、「モトリー・クルー」と双璧をなす人気を誇り、全米で1600万枚、全世界で3000万枚以上のアルバム総セールスを記録したモンスターバンドです。派手なファッションと化粧、明るく開放的な音楽性はラットン・ロール(RATT N' ROLL)と呼ばれて人気を博しました。「オジー・オズボーン」や「ドッケン」等の繋がりが強く、その繋がりがアルバムに反映もしています。
ねずみ(虫食い&虫食いでない) スタンド「ラット」 アーティスト「ラット」
ストレイ・キャッツ(米)
ストレイ・キャッツは、1979年にデビューし、1980年代に活躍したアメリカの「ネオロカビリー」バンドです。「ブライアン・セッツァー」を中心とした3人構成で、ネオロカビリーブームの火付け役として一世を風靡しました。この人気は日本にも飛び火し、日本でも数多くの「ネオロカビリーバンド」が結成されました。サウンドの特徴として、シンプルなビートのブルース、ビバップやカントリー・ミュージックなどの要素を取り入れていました。しかし、諸問題により、1983年に活動停止。1988年に再結成しますが、1992年に再び活動停止。2004年に再びツアーを周り現在に至っている、問題児バンドでもあります。
タマ スタンド「ストレイ・キャット」 アーティスト「ストレイ・キャッツ」
いかがでしたか?次回は是非 第5部「黄金の風」を紐解いて見たいと思います。お気に入りのスタンドの音楽を聴き込んで見ると言うのも言いかもしれませんね!
