長野オリンピック!自国開催の冬季五輪を振り返る
まだ4年後にもかかわらず2020年の東京オリンピックが徐々に盛り上がりを見せていますが、1998年、競技数の少ない冬季オリンピックとはいえ、1972年の札幌オリンピック以来の自国開催となった長野オリンピック。現地で見た人も多い!?長野オリンピックをプレイバックしていきましょう。

長野オリンピックは1998年2月7日から2月22日まで、長野県長野市とその周辺を会場にして開催されました。
20世紀最後の冬季オリンピックで、冬季オリンピックとしては最も南に位置する都市での開催となりました。
72の国・地域から選手・役員4,638人が参加、延べ144万2,700人の観客が会場に足を運びました。
欧州4都市を破り、長野オリンピック決定!
長野オリンピック開会式・閉会式

力士による選手入場プラカード持ち
長野オリンピックでは、通常よく美女などが行う選手入場時のプラカード持ちを力士が担当。セレモニーでは土俵入りも行われ、開会式を力士が占拠しました!
ちなみに日本選手団は貴乃花が担当。


最終聖火ライナーは伊藤みどり
ノルディック複合など過去の冬季オリンピックでのメダリストなどが聖火リレーを行い、注目の最終聖火ランナーは、フィギュアスケートのアイドル・伊藤みどりが担当。
まるで卑弥呼のような伊藤みどりの衣装に当時賛否が巻き起こりました!
長野でもブルーインパルス
1964年の東京オリンピック同様、航空自衛隊のエース飛行機・ブルーインパルスの飛行セレモニーが行われ、5万人の観客は青空に夢中になりました。
昔も今も、ブルーインパルスは華やかですね♪
閉会式では、みんなで踊る「WAになって踊ろう!」
長野オリンピックの最後を締めくくる閉会式は、まさにアットホーム。選手も輪になって踊るV6の「WAになって踊ろう」は印象的でした。
男子スキージャンプ 原田の大ジャンプに涙
前大会でも、1本前でもなかなか調子が上がらず距離が伸びなかった原田。最後のジャンパーとなり、ここまでの調子から銀メダルかと思いきや、奇跡ともいえる大ジャンプ!見事、男子スキージャンプ団体は金メダルに輝きました。
このジャンプ、テレビの前で観てましたよ。いまもよく憶えています。
まさに芸術!エース船木の華麗な金メダルジャンプ
スキージャンプ陣の日本のエース・船木和喜。個人のラージヒルでは、完璧ともいえる見事なフォルムでのジャンプと飛距離で、文句なしの金メダル!その華麗さに世界も驚愕のジャンプでした。
本番に強い!モーグル里谷多恵 奇跡の滑り
正直、下馬評的には決して良くなかった里谷多恵。それでも本番で驚異的な本番強さを発揮し、奇跡の滑り!超伏兵だったこともあって驚きの順位(=金メダル)とともに感動もひとしおでした。
まさにアイドル!上村愛子も7位入賞
この後、通算4度もの冬季五輪出場を果たすこととなる上村愛子。
長野五輪時の愛くるしい姿はまさにアイドルでした!
まさに最強!清水宏保スピードスケート
当時の日本スケート陣のエースである清水宏保が見事500mで金メダルを獲得!
更に1000mでは銅メダルを獲得して、自国開催のプライドを保てる結果となりました。
男子ショートトラックでは、日本人選手がメダル争い
男子ショートトラック、見事なスタートダッシュで西谷岳文が見事金メダルを獲得。植松仁が銅メダルを獲得して、日本人選手がメダル争いをする贅沢な展開に。
いかがでしたでしょうか?やはりアスリートの極限の技の競演を生で観られるのは本当に贅沢なことだと思います。
これから始まる平昌オリンピック。そして2020年東京も、どんな記憶に残るオリンピックになるのか、みんなで盛り上げていきたいですね!