戦いの舞台はプロの世界へ!
人気漫画「キャプテン翼」のテクモ版ゲーム4作目は、1993年にスーパーファミコンから発売された。
今作では翼たちがプロの舞台に立って活躍する姿が描かれる。
そんなプロのライバルたちを紹介していこう!
イタリア人チームメイトのストラット

翼が所属するのはブラジルのサンパウロFCだ。
そこにイタリア人のストラットというFWが加入する。
チームメイトを信頼せず、自分一人でサッカーをしようとする勝ち気な選手だ。
そんな彼はある理由からタックルに対して強いトラウマを持っていて・・・・・・。
石崎くんが研修生として参加

サンパウロには過去作からおなじみのバビントンやジウなどのほかに、日本から研修生として派遣されてきた石崎くんも加入している。
物語序盤はストラットとの確執と和解を描くシリアスな内容なだけに、石崎くんのような場を和ませるキャラクターは貴重な存在だ。
翼以外もプロとして世界中で活躍!
プロとして活躍するのは翼だけじゃない。
原作無印でいち早くプロになった若林くんをはじめ、日本人プレイヤーも海外のクラブチームでプロになっているのだ。
岬太郎

翼くんの永遠のパートナー・岬くんはフランスのマルセイユに所属している。
シナリオ進行によっては翼の敵として登場し、夢の対決が実現するぞ。
日向小次郎

日向くんはメキシコでプロになり、メキシコシティーの一員として活躍している。
今作で編み出す必殺技・ドラゴンタイガーは、ボールがコンクリートの壁に突き刺さるほどの破壊力だ。
若島津健

若島津くんは日向くんと共にメキシコへ渡り、メキシコシティーの正ゴールキーパーとなった。
新必殺技の牙龍三角飛びを武器に翼の前に立ちはだかる。
松山光

松山くんはイングランドに渡り、マンチェスターでプロとして活躍している。
攻撃参加もできるディフェンダーとして貴重な戦力だ。
4つに分岐するマルチストーリー!

「キャプテン翼Ⅳ プロのライバルたち」では、試合結果によってストーリーが分岐していくことが最大の特徴となっている。
ゲーム開始からの3試合はサンパウロの練習試合となっており、その3試合目のバスコ・ダ・ガマ戦の結果によって、ラテンアメリカカップに出場するかヨーロッパ遠征に行くかが分かれる。
バスコ・ダ・ガマに勝った場合はブラジル代表としてラテンアメリカカップに出場し、決勝戦のメキシコ戦での結果でさらに二手のルートに分岐する。
バスコ・ダ・ガマ戦で負けた場合、サンパウロはヨーロッパに遠征することになり、遠征の最終戦であるミラン戦での結果によってさらに2つのルートへ分かれていくのだ。
ジャイロカップ

ラテンアメリカカップに優勝した場合のルートがこちら。
前作「キャプテン翼Ⅲ 皇帝の挑戦」で名前のみ登場した伝説的なスーパーストライカー・ジャイロの名を冠した世界大会が開催される。
翼は全日本に合流し、サイクロンの使い手としてジャイロカップ優勝を目指す。
サッカーグランプリ

ラテンアメリカカップでメキシコに負けると、日本はサッカーグランプリという大会に出場することになる。
この大会では決勝戦の相手はイタリアだ。
翼のチームメイトだったストラットとの対決が実現するぞ。
日本代表の海外遠征

練習試合でバスコ・ダ・ガマに負け、ヨーロッパ遠征でミランに勝つとこのルートに突入だ。
日本に戻った翼はスクデットジャパンというチームに入り、日本国内の大会に出場する。
正直なところ、翼の実力があれば日本国内の試合で苦戦することはない。
その後は全日本チームが組まれ、海外の国々と戦う親善トーナメントに参加することになる。
ワールドクラブカップ

ヨーロッパ遠征のミラン戦で負けた場合のルートがこちら。
操作するチームはほとんどが翼の所属するサンパウロで、ブラジルリーグのオープン戦とワールドクラブカップというクラブチームの世界大会に出場することになる。
ワールドクラブカップの決勝戦は日本クラブ選抜だ。
クラブの大会なのに日本だけ選抜チームを組んできているのは、開催国のアドバンテージなのだろうか・・・・・・。
なお、このルートのみ新田くんがサンパウロの一員としてプロ入りする。
ファルコンクロウという必殺シュートを武器に、エースストライカーだったストラットが抜けた後のサンパウロで大活躍するぞ。
システム面
最後に「キャプテン翼Ⅳ プロのライバルたち」特有のシステムについて紹介しよう。
試合の操作などは従来通りだが、一部これまでにない仕様が存在しているのだ。
若林くんのSGGK補正

「スーパー・グレート・ゴール・キーパー」として原作でも無類の強さを発揮してきた若林くん。
その最大の特徴は、ペナルティーエリアの外からはどんなシュートでも止めるという伝説めいたエピソードだ。
実際、このゲームが発売された時点での原作内では、若林からペナルティーエリア外のシュートを決めたのはシュナイダーのみ。
それも練習中でのことで、試合になればペナルティーエリア外から放たれた全てのシュートを止めている。
そんなSGGKこと若林くんの強さを再現したのがSGGK補正で、ペナルティーエリア外からのシュートに対しては能力が格段に上昇し、どんな必殺シュートでもほぼキャッチすることが可能だ。
敵の強さは味方のレベルによって変化

今作では、敵の強さは自チームの選手のレベルによって変動する。
前作までは勝てない相手には何度も挑戦することでレベルを上げて勝ち抜いてきたが、今作では試合に負けてもストーリーが分岐して進行する都合上、レベルアップさせて再度挑戦するという方法が取られないようになった。
2周目は分岐先を選べる

今作はマルチストーリーになったことで、全てのルートを見たいプレイヤーは一度クリアしても再度ストーリーをやり直すことになる。
その際、試合結果にかかわらずどちらのルートを選ぶか選択できるようになるのだ。
このシステムのおかげで、周回プレイが格段にやりやすくなっている。
キミも、「キャプテン翼Ⅳ プロのライバルたち」の全てのシナリオを堪能してみよう!