【3】James And The Cold Gun - Live - (ジェイムズ・アンド・コールド・ガン -ライヴ- )1979年
James And The Cold Gun - Live - (ジェイムズ・アンド・コールド・ガン -ライヴ- )
On Stage | Kate Bush
1979年にケイトが初めて行ったコンサート・ツアーから、ライヴ音源4曲を収録したEP盤『On Stage』としてリリースされた中の1曲。全英チャート10位のヒットとなりました。デビュー・アルバムにも収録されているナンバーですが、ライヴ・ヴァージョンはよりロック色が強く、かっこいいケイトのパフォーマンスを楽しむことが出来ます。
レコードでリリースされたのはパラディウム公演の音源でしたが、ハマースミス・オデオン公演の映像が有名ですね。
【4】Babooshka(バブーシュカ)1980年
「Babooshka(バブーシュカ)」
Babooshka | Kate Bush
ケイト自身がプロデュースに参画するようになり、アーティストとして大きくステップアップしたサード・アルバム『Never Forever(魔物語)』からの先行シングル。夫の浮気心を疑う妻が、別の女性のフリをして夫を試すという、ちょっと怖い内容の歌詞なのですが、全英チャートで最高5位を記録するヒットになりました。
【5】Night Of The Swallow(夜舞うつばめ)1983年
Night Of The Swallow(夜舞うつばめ)
Night Of The Swallow | Kate Bush
最も実験的・前衛的な作品であるがゆえ、セールス的には不振だった4枚目のアルバム『The Dreaming(ドリーミング)』から、アイルランドでのみシングル・カットされた比較的マイナーな曲です。しかしながら、なぜか筆者がお会いしたことのあるケイト・ファンの多くが、この曲をNo.1に挙げる程人気が高く、それだけ魅力的な楽曲だと言えます。
この4thアルバムから、最新のテクノロジーと民族音楽を絶妙な距離感で融合させ、ケイト独自の世界観を創出していくことになったわけですが、ここが好き嫌いが分かれる大きなポイントと言えるでしょう。好きな方は滅茶苦茶好きだし、苦手な方は拒絶してしまう。
この曲では、イーリアン・パイプやフィドル、ブズーキなど、民族楽器を効果的に使用しており、好きな人にとってはたまらないと思います。
※この手のサウンドがお好みでない方は、次の曲へ進んでください(笑)
【6】Running Up That Hill(神秘の丘)1985年
Running Up That Hill(神秘の丘)
Running Up That Hill | Kate Bush
前作のアヴァンギャルドな路線から一転、5枚目のアルバムではポップなケイトが戻ってきました。それを裏付けるように、先行シングルとなったこの曲は、全英3位、全米でも30位にランクインする大ヒットに!アメリカでは、それまでTOP40に入ることは無かったので、大事件でした!
オリジナルのヴァージョンも人気がありますが、1987年シークレット・ポリスマンというコンサートで披露された、ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアと共演したヴァージョンも、ロックなギターがカッコ良く、人気が高いです。
また、2012年ロンドン・オリンピックで、この曲を新たにリミックスしたヴァージョンが閉会式で使われたことも記憶に新しいですね。