スバル ドミンゴ アラジン
世間では、いすゞの「ロデオ」やマツダの「ボンゴ ブレンディ」が人気だったのかしら?その中でたった1200CCのドミンゴを使ったあたりが独創性の富士重工って事なのね。
いすゞ ロデオ キャンピングカー
マツダ ボンゴ ブレンディ
そもそもドミンゴは1983年に「サンバー トライ」をベースに1000CCを搭載、異色の存在だったの。昔、トヨタの「ミニエースコーチ」と言うのがあったけどそれ以来の7人乗りだったわ。そして、リッタカーでありながらワンボックスと言うコンセプトが国内でドミンゴだけだったのでとても人気があったわ。それには、安価やスペースの多さ、乗員定数等ユーザーが求めるものが詰まっていたのね。
スバル サンバー トライ
トヨタ ミニエース コーチ
1994年に二代目になり1200CCにフルモデルチェンジ、今度は軽自動車の「サンバー ディアス」をベースにしたわ。そして1996年にルーフをポップアップでベットスペースが生まれる「アラジン」が登場したの。このシリーズには確か「アラジンキャンパー」と言う優れものもあったわ。
スバル ドミンゴ アラジン キャンパー
でも、ここで悲劇が起きるの。1998年に軽自動車の企画変更が起きてドミンゴの存在価値が薄れてしまったの。まあ、中にはスズキみたく「ワゴンR」の1000CC版「ワゴンRワイド」なんて車をワザワザ作ったメーカーもあったけどね。そして、同年「ドミンゴ」は15年間のロングセラーの車として販売を終了したの。現在でも中古車市場でたまに見かけるけど人気があるわよね。「富士重工」って本当に1台1台に拘りと楽しさを追求したクルマが多かったわ。その中でも「ドミンゴ アラジン」はエンドユーザーに愛された1台だったのかも知れないわね。