70年代のダンス・シーンをリードした“ディスコ・クィーン”  ドナ・サマー!

70年代のダンス・シーンをリードした“ディスコ・クィーン” ドナ・サマー!

ディスコ・ミュージックの第一人者として、ジョルジオ・モロダーのプロデュースのもと活躍し「ディスコ・クィーン」として、一世を風靡したドナ・サマー。その黄金期ともいえる70年代をご紹介します。


ドナ・サマー

1948年12月31日 - 2012年5月17日

全米シングル・チャートで22曲の1位獲得
グラミー賞を5回受賞

Donna Summer

ダンシング・クィーンといえば、アバの代表曲ですが、ディスコ・クィーンといえば、何と言ってもドナ・サマーですね!
70年代から2008年のラスト・アルバムまで常にダンス・チャートを賑わわせていました。
ラスト・アルバムからのシングルが4曲連続でビルボードのダンス・チャートで1位を記録するという最後まで人気は衰えませんでしたが、しかし全盛期といえば全世界的にディスコ・ブームが巻き起こった70年代後半と言えそうです。

ドナ・サマーの充実の70年代を振り返ってみます。

愛の誘惑

1975年リリース

Love to Love You Baby 

ドナ・サマーは、本作の前年に「Lady of the Night」というアルバムをインディーズよろ発売しています。
なので、本作はメジャーアルバム第1弾ということになります。
しかし、何と言っても本作は1曲目のタイトル・ナンバーでしょう。

【収録曲】
1 Love To Love You Baby
2 Full Of Emptiness
3 Need-A-Man Blues
4 Whispering Waves
5 Pandora's Box
6 Full Of Emptiness (Reprise)

ラブ・トリロジー

1976年リリース

A Love Trilogy 

ドナ・サマー本人は好きではなかったようですが、前作の大ヒットを受けてレコード会社はセクシー路線を強要します。
本人は納得できなかったのかもしれませんが、このセクシー路線っていいんですよね。
今でも十分楽しめます。

【収録曲】
1 Try Me, I Know We Can Make It
2 Prelude To Love
3 Could It Be Magic
4 Wasted
5 Come With Me

フォー・シーズンズ・オブ・ラブ

1976年リリース

Four Seasons of Love

コンセプト・アルバムですね。タイトルどおり季節ごとに一年を通じて愛を奏でています。

【収録曲】
1 Spring Affair
2 Summer Fever
3 Autumn Changes
4 Winter Melody
5 Spring Reprise

アイ・リメンバー・イエスタデイ

1977年リリース

I Remember Yesterday 

前年に引き続きこの年も年に2枚のアルバムを発表しています。
これはかなりのハード・ワークだったことでしょう。
しかし、その甲斐あって本作からは、「I Feel Love 」が大ヒットしています。

【収録曲】
i I Remember Yesterday
2 Love's Unkind
3 Back In Love Again
4 I Remember Yesterday (Reprise)
5 Black Lady
6 Take Me
7 Can't We Just Sit Down (And Talk It Over)
8 I Feel Love

ワンス・アポン・ア・タイム

1977年リリース

Once Upon a Time 

このアルバムは、まずなんといってもジャケットです。
これまでのセクシー路線のジャケットも勿論よかったのですが、このアルバム・ジャケットのドナ・サマーは何ともキレイです.

【収録曲】
1 Once Upon A Time (Album Version)
2 Faster And Faster To Nowhere
3 Fairy Tale High
4 Say Something Nice
5 Now I Need You
6 Working The Midnight Shift
7Queen For A Day
8 If You Got It Flaunt It
9 A Man Like You
10 Sweet Romance
11 (Theme) Once Upon A Time (Instrumental)
12 Dance Into My Life
13 Rumour Has It
14 I Love You
15 Happily Ever After
16 (Theme) Once Upon A Time (Album Version)

華麗なる誘惑

1979年リリース

Bad Girls 

本作はドナ・サマーの代表作といってよいでしょう。アルバム収録の「Hot Stuff 」が大ヒットしました。
本作の前年に「Live and More ライブ・アンド・モア」という2枚組で1面〜3面がライヴ録音。4面がリチャード・ハリスのカヴァー曲「マッカーサーパーク組曲」という変則的なアルバムを発表しています。
70年代のドナ・サマーは本当に量産してますねぇ。

【収録曲】
1 Hot Stuff
2 Bad Girls
3 Love Will Always Find You
4 Walk Away
5 Dim All The Lights
6 Journey To The Center Of Your Heart
7 One Night In A Lifetime
8 Can't Get To Sleep At Night
9 On My Honor
10 There Will Always Be A You
11 All Through The Night
12 My Baby Understands
13 Our Love
14 Lucky
15 Sunset People

本アルバムは1979年にリリースされた、ドナ・サマー(ソング・ライター)の7作品目のスタジオ・アルバムである。彼女のミュージック・シーン(2012年に60歳台前半で“他 界”)の中で最も商業的評価の高いアルバムである。原題は『Bad Girls』で、オリジナルは「Casablanca」から出ておりLP(アナログ)レコード2枚組である。恐らく聞いたことのある人が多いであろう、色々な(テレビなどの)シーンで使われる特徴あるイントロと16ビートの利いた「Hot Stuff」、バラード・ロック・テイストの「Dim All the Lights」、「There Will Always Be a You」、ソウル・ロック・テイストの「One Night in a Lifetime」、「Sunset People」、ポップ・スタイルの「Can't Get to Sleep At Night」、「Our Love」、ジャズ・ブルース調の「All Through the Night」など変化はあるが、やはりドナ・サマーの特徴である、8・16ビートに乗ったポップ・ディスコ・サウンドが中心のアルバムと言える。「All Through the Night」や「My Baby Understands」等の、ソウル・ブルース調のナンバーが逆に目立っている。70年代後半のドナ・サマーを象徴する記念碑的アルバムと言える。

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オン・ザ・レイディオ

1979年リリース

On the Radio 

70年代の最後を飾るのはベスト・アルバムです。
一般的な寄せ集め的なベスト・アルバムとは違いアルバムを通してノンストップで通して聴けるところがミソとなっています。

【収録曲】
1 On The Radio
2 Love To Love You Baby
3 Try Me, I Know We Can Make It (Edit)
4 I Feel Love
5 Our Love
6 I Remember Yesterday
7 I Love You (Single Version)
8 Heaven Knows [feat. Brooklyn Dreams]
9 Last Dance
10 MacArthur Park (Single Version)
11 Hot Stuff (Single Version)
12 Bad Girls
13 Dim All The Lights
14 Sunset People
15 No More Tears (Enough Is Enough)
16 On The Radio (Long Version)

ベスト・アルバムとはいえ2枚組。70年代のドナ・サマーは年に2枚アルバムを出すか、2枚組をだしていますね。しかも、どのアルバムも素晴らしい出来栄えです。
ドナ・サマーのキャリアの中でもっとも充実していたのが70年代といってよいのかもしれません。

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