特撮美少女ヒロインの歩み(昭和から現代まで・75名)ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズほか

特撮美少女ヒロインの歩み(昭和から現代まで・75名)ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズほか

1960年代の特撮番組の黎明期においては番組に華を添え、主人公たちを影から支えるような存在であった特撮ヒロインが、徐々にアイドル的存在・番組に不可欠な重要な存在となっていき、視聴率に大きな影響を与えるような存在になっていきます。そして、特撮テレビドラマはすでに知名度があるアイドル、グラビアタレントやモデルが女優デビューする機会にもなっていきました。現在の特撮ヒロインはより多彩で多面的な役割を担ってきています。特撮ヒロインの歩み・歴史をざっくりとおさらいしてみましょう。


戦うヒロイン・変身ヒロイン・アクションヒロインがスーパー戦隊シリーズによって本格化していく。またアイドル的なヒロインも生み出していく。

80年代までJAC出身の新たなアクションスターが続々と登場していった。

「秘密戦隊ゴレンジャー」(1975年) ペギー松山 / モモレンジャー(声・演:小牧りさ)(こまき りさ)

シリアスにし過ぎた。スーパー戦隊はコミカルさが重要ですね。ほかの作品の影響を受けすぎました。

「ジャッカー電撃隊」(1977年) カレン水木 / ハートクイン(声・演:ミッチー・ラブ)

「バトルフィーバーJ」(1979年) ダイアン・マーチン / ミスアメリカ(演:ダイアン・マーチン)(第1 - 24話)

「バトルフィーバーJ」(1979年) 汀マリア / 2代目ミスアメリカ(声・演:萩奈穂美)(第24 - 52話)

特撮ヒロインにアイドル的存在のモデル系美少女が登場する

特撮ヒロインのアイドル化が本格化し始めた時代。

「電子戦隊デンジマン」(1980年)の桃井あきら / デンジピンク(声・演:小泉あきら)は、当時としてはスーパー戦隊シリーズのウルトラセブンとまで言われ、その美貌に人気が集中した。

スーパー戦隊シリーズの基礎の基礎的なフォーマットがこの作品あたりで、出来上がったと言えるでしょう。

人間ドラマでの面白さが出せてきた。

「電子戦隊デンジマン」(1980年) 桃井あきら / デンジピンク(声・演:小泉あきら)(こいずみあきら)

ヒーローが3人だと、おもちゃが売れない・・・。また変身ヒロインがいない。

まだ右往左往している模索時期。スーパー戦隊の基盤に、十分な自信がないので、担当者次第で動かしてはいけない要素まで動かしてしまうのでしょう。

「太陽戦隊サンバルカン」(1981年) 嵐山美佐(演:根本由美)(ねもと ゆみ)

桃井あきら(演:小泉あきら)に次ぐアイドル的なヒロインとして注目をされたのが桃園ミキ(演:大川めぐみ)。当時の戦隊シリーズのファンに絶大な人気を誇った。今でも根強いファンがいる。

「大戦隊ゴーグルファイブ」(1982年) 桃園ミキ・ゴーグルピンク(声・演:大川めぐみ)

大川めぐみさんが大好きです。

「科学戦隊ダイナマン」(1983年) 立花レイ / ダイナピンク(声):萩原佐代子

1975年から1979年の特撮美少女ヒロインたち 1973年と1977年の二度のオイルショックによって特撮番組は苦戦する。

「アクマイザー3」(1975年) 渚ジュン(演:早田 みゆき)(はやた みゆき)

1975年:正義のシンボル コンドールマン、冒険ロックバット、仮面ライダーストロンガー、秘密戦隊ゴレンジャー、アクマイザー3、少年探偵団

1976年:宇宙鉄人キョーダイン、ザ・カゲスター、忍者キャプター、超神ビビューン、恐竜探険隊ボーンフリー、バトルホーク、プロレスの星アステカイザー、円盤戦争バンキッド

1977年:快傑ズバット、大鉄人17、ジャッカー電撃隊、小さなスーパーマン ガンバロン、ロボット110番、冒険ファミリー! ここは惑星0番地、恐竜大戦争アイゼンボーグ

1978年:スターウルフ、恐竜戦隊コセイドン、宇宙からのメッセージ銀河大戦、UFО大戦争 戦え! レッドタイガー、東映版『スパイダーマン』

1979年:科学冒険隊タンサー5、バトルフィーバーJ、仮面ライダー(スカイライダー)

1972年・73年をピークに特撮番組の製作数は大幅に減っていく。1973年と77年のオイルショックによる不況が主因となっている。

「忍者キャプター」(1976年) 花忍キャプター3 / 桜小路マリア(演:松葉夕子)

「怪傑Zバット」(1977年) 飛鳥みどり(演:大城信子)

宇宙刑事シリーズ・メタルヒーローシリーズの特撮美少女ヒロインたち(1982年) 新しい特撮ヒロイン像の模索。

アダルトな雰囲気が漂う大人のヒロインとして注目される。

和服が似合う新進の女優として注目され始めた時期だった。

「宇宙刑事ギャバン」(1982年) ミミー(演:叶和貴子)(かのう わきこ)

今で言えば、叶和貴子さんは、とても癒し系な大人の魅力でいっぱいでした。

「宇宙刑事ギャバン」(1982年) ミミー(演:叶和貴子)(かのう わきこ)

『宇宙刑事シャリバン』(1983年)リリィ(演:降矢由美子)

『宇宙刑事シャリバン』(1983年)

凄くきれいで、本格的なアクションができる女優はなかなかいない。とても逸材だったのですが。

ベル・ヘレン(演:矢島由紀) 矢島さんはJACの期待の大新人だったのに・・・スーパー戦隊の方で飛んじゃいましたね・・・

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