特撮美少女ヒロインの歩み(昭和から現代まで・75名)ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズほか

特撮美少女ヒロインの歩み(昭和から現代まで・75名)ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズほか

1960年代の特撮番組の黎明期においては番組に華を添え、主人公たちを影から支えるような存在であった特撮ヒロインが、徐々にアイドル的存在・番組に不可欠な重要な存在となっていき、視聴率に大きな影響を与えるような存在になっていきます。そして、特撮テレビドラマはすでに知名度があるアイドル、グラビアタレントやモデルが女優デビューする機会にもなっていきました。現在の特撮ヒロインはより多彩で多面的な役割を担ってきています。特撮ヒロインの歩み・歴史をざっくりとおさらいしてみましょう。


仮面ライダーメイジ / 稲森真由(演:中山絵梨奈)

『仮面ライダー鎧武』(かめんライダーガイム・2013年) 仮面ライダーマリカ(演:佃井皆美)/ 「仮面ライダー邪武」(演:安藤穂乃果・当時15歳)

湊 耀子(みなと ようこ)/ 仮面ライダーマリカ
凌馬直属の秘書。彼のボディーガードも務めている。
高い身体能力と格闘技術を持ち、特に蹴り技の切れは非常に鋭く、男性である紘汰や戒斗でさえ生身で一蹴するほどの実力の持ち主である。変装も得意とみられ、晶に化けた際には紘汰でさえ見抜けなかった。洞察力も非常に高く、闇討ちを行おうとした紘汰や戒斗、ザックの行動を見抜き、迅速に対処出来るスキルも持ち合わせている。

常に妖しい笑みを見せながら凌馬の意思に従い、本来貴虎の筋書きでは用済みである紘汰や戒斗をさらなる実験材料として泳がせようと動く。一方ゲネシスドライバーによる力を凌馬の前でさえ全容を隠しており、他の幹部達とはまた違った思惑を匂わせる。戒斗が凌馬の傘下に入ってヘルヘイムの森の調査をするようになってからは、凌馬と同様に彼に興味を持つような素振りを見せている。特に第27話で戒斗を切り捨てようとした凌馬に対し、もう一度チャンスを与えることを提案し、凌馬に驚かれつつもゲネシスドライバーとレモンエナジーロックシードを戒斗に直接手渡している。その後も戒斗に惹かれていき、彼が今後どうなっていくのかを最後まで見届けるつもりだった。ちなみに彼女自身には知恵の実を狙う意思はなく、あくまで(知恵の実を手に入れた)王の行く末を見守るのが目的である。

ユグドラシルタワーがオーバーロードに占拠された際、凌馬に見限られたことにより、ビートライダーズと行動を共にする。戒斗がロード・バロンに変身するようになってからは、戒斗を王にすべく凰蓮らと離反。しかし、戒斗の仲間となったザックが凰蓮らと内通していたことを察するも、彼の策を止めることは出来ず捨て身で戒斗を守りビルの屋上から転落。最期は戒斗に見届けられ息を引き取った。上記の通り彼女の目的は王の行く末を見届けることだが、死に際に放った戒斗への質問の内容から彼に好意を持っていたことが伺える。

湊 耀子(みなと ようこ)/ 仮面ライダーマリカ(演:佃井皆美) 美人秘書ライダー。

クールビューティーな美人秘書が仮面ライダーマリカへ変身する。

湊 耀子(みなと ようこ)/ 仮面ライダーマリカ(演:佃井皆美)

湊 耀子(みなと ようこ)/ 仮面ライダーマリカ(演:佃井皆美)

15歳の女子ライダーの登場。コウガネという悪党に乗っ取られている。

『仮面ライダー鎧武』(2013年)のラスボス的な存在「仮面ライダー邪武」(演:安藤穂乃果・当時15歳) ジュニアアイドルライダー。

コウガネが沢芽市の少女を乗っ取って変身するアーマードライダー。

読みは「じゃむ」。劇中で名称は登場しなかった。モチーフは「和」の鎧。スーツの色は銀色で、斬月・真や冠と同形状。兜は鎧武などと一部類似しているが、「邪」の形の面が付属している。

最初にロックシードを使用して変身して以降は、手を前方に掲げるなどするだけで変身していた。イナゴの群れやイナゴ怪人を操り敵を追い詰めるが、マルス変身時と比べると不完全な状態。イナゴ怪人との連携で城乃内が変身した黒影トルーパーを圧倒する一方で龍玄に圧倒されたり、加勢に来た鎧武 極アームズに必殺技を片手で止められるなど苦戦する描写も見られた。

『仮面ライダー鎧武』(2013年)のラスボス的な存在「仮面ライダー邪武」(演:安藤穂乃果・当時15歳)

厳密に言うと、ラスボス戦はロード・バロンとしての力を手に入れた戒斗(駆紋 戒斗(くもん かいと) / 仮面ライダーバロン)との最終決戦です。

安藤穂乃果、この幼い美少女ジュニア・アイドルが、仮面ライダーのラスボス(厳密に言うと、蛇足な感じもする最後の戦闘相手)のライダーをやる時代になりました。

ヒロインの等身大感の高まり。

視聴者層の小学生、中学生、高校生も一緒にライダーになって戦うような時代ですね。

『仮面ライダー鎧武』(2013年)のラスボス「仮面ライダー邪武」(演:安藤穂乃果・当時15歳)

現代で、これを流すのは酷です。子供が泣き出して、苦情の電話が鳴り止まないでしょう。

初代仮面ライダー(1971年)のラスボス「ゲルショッカー首領」と比べると、大きな違いを感じますよね。

現代は、男性だけでなく、女性も仮面ライダーとなって、悪と戦う時代になっています。
特撮美少女ヒロインの多彩な活躍が物語をますます盛り上げてくれるでしょう。

特撮ヒロインも小学生から大人な女性まで多様な世代が活躍していく時代になっていくでしょう。

1億総活躍時代とは、そういうようなことなんでしょうか。

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