映画『伊賀忍法帖』について
原作となった小説は?

小説「伊賀忍法帖」
原作者「山田風太郎」とは?
スタッフ
主なキャスト

笛吹城太郎/真田広之

篝火/渡辺典子(鬼火・右京太夫の三役)

柳生新左衛門/千葉真一

松永弾正/中尾彬

果心居士/成田三樹夫

漁火/美保純

金剛坊/ストロング小林
ストーリー

果心居士は弾正の要請を受け、「淫石」を作ることを提案します。「淫石」とは催淫剤のことでこれを用いればどんな女の心も蕩かすことができるという一種の媚薬で、右京太夫の身も心も弾正の意のままにできると居士は進言します。淫石は複数の女たちを犯しその際に得られる愛液と、意中の女の血筋にあたる生娘が犯された時に流す涙を混ぜ合わせ、天下の名器「平蜘蛛の茶釜」で煮つめて作ることができます。この企みを傍で聞いていた柳生新左衛門はそのあまりの禍々しさに戦慄します。


篝火と駆け落ちする際に根来忍者僧に襲われ仮死状態だった城太郎は、柳生新左衛門に助けられ、いなくなった篝火をあてどなく探し始めました。そこへ「淫石」を入れた平蜘蛛の茶釜を携えた瀕死の女性が現れます。漁火の顔を持った篝火でした。篝火は城太郎に事の次第を全て打ち明け、絶命してしまいます。城太郎は、篝火の無念を晴らすために弾正や果心居士たちへの復讐を誓い、戦いを挑んで行くこととなるのです。
角川3人娘のひとり、渡辺典子のデビュー作品
薬師丸ひろ子や原田知世と並び、角川3人娘と言われた渡辺典子。この作品がデビュー作であり、後に「積み木くづし」や「晴れときどき殺人」でも主役を務めます。

渡辺典子
撮影秘話

ストロング小林あらためストロング金剛

多額の予算をかけたロケ
コミックやゲームなどにもメディア展開
「伊賀忍法帖」は、映画だけでなくコミックやゲームとしての題材にもなっています。
ただし、コミックについては雑誌連載だけであり、その後の単行本化はされていません。
当時の興奮をDVD・ブルーレイで!
『魔界転生』もそうでしたが、この『伊賀忍法帖』にも女性のエロティックなシーンが随所に使われています。忍者や忍法、忍術にまつわる怪しげで不可思議なイメージはどこかエロスに通じるものがあって、そのことを十分意識した映像表現がこの映画の成功につながっているような気がします。とにかく楽しめる娯楽活劇映画です。