エスパー・超能力アニメ(1970年代から80年代)

エスパー・超能力アニメ(1970年代から80年代)

元祖超能力漫画の『バビル2世』(1971年)から80年代までのエスパー・超能力アニメをおさらいしましょう。強力な超能力者が満載ですが、なかでも「超人ロック」は最強の超能力者であり、連載雑誌を必ず廃刊・休刊させ、連載移転先の出版社を次々と倒産させる程の恐ろしい超能力を持っています。


『那由他』(なゆた)は、佐々木淳子作による少女漫画作品。およびそれを原作としたOVA。
漫画は小学館の漫画雑誌『週刊少女コミック』に1981年16号から1982年19号まで連載、単行本全3巻。OVAは1986年7月31日に発売。

平凡な高校生の少女が、超能力を引き出す謎の「輪」を巡り、超能力者たちと宇宙人たちの秘密裏の戦いに巻き込まれていく物語。最終的に単なる二勢力の戦いのみならず、宇宙全体や人類全体を取り扱う、スケールの大きなテーマへと発展していく。

ごく普通の高校生の少女・那由他は、不思議な少年キロに出会ったことで、超能力を発現させる「輪(ジャルン)」を手に入れる。やがて彼女は、輪を所有する超能力者たちが、アザドーと呼ばれる怪物たちと秘密裏に戦っていたことを知り、「輪」所有者であるリョータローたちに仲間に迎え入れられる。

最初は戦いを拒むものの、アザドーの側についたキロに両親を殺されたことから、リョータローたちのもとへ身を寄せ、やむなく戦いに身を投じていく。やがて彼女は次第に、アザドーと輪の正体、キロが人類を敵に回した理由、そしてこの戦いの本当の意味へと近づいていく。

『那由他』OVAは1986年7月31日

柳原 那由他(やなぎはら なゆた)
声 - 藤代美奈子(現:藤代宮奈子)
高校1年生の少女。偶然キロに出会ったことで、超能力を巡る戦いに巻き込まれていく。「輪」により発揮できる超能力は、過去の出来事を疑似体験できる「過去見(かこみ)」。

この能力を失った後、銃撃で撃ち抜かれた傷を数分で回復させる、意図的に心臓を止める等の自分の意思で制御できない肉体部分を自在に制御できる新能力に覚醒する。

柳原 那由他(やなぎはら なゆた)

キロ
声 - 神谷明(少年時代:藤田淑子)
ある雨の日に那由他が偶然出会った外国人の少年。元遊牧民で、八千年ほど前のUFOの遺跡から「輪」を手に入れた。輪による超能力を持つ上、輪の効果か一晩で日本語を話せるようになり、凄まじい速さで様々な知識を身につけ、超能力も日に日に増す。そしてある日を境に那由他のもとから消える。1週間後に再会したときには青年風にまで成長を遂げ、その能力は人類最強と呼んでも良いほどだった。しかし人間でありながら、なぜかアザドーの側について那由他たちを敵に回す。

キロ

ソズ
声 - 吉田理保子
「輪」所有者たちの隠れ家の一つ、ソズ・テリトリーの中心人物。三千年前の古代文明でのアザドーたちとの戦いの際、偶然岩に閉じ込められて仮死状態となり、「輪」の効力か若い風貌のままで現代まで生き残っていた。強力なテレパシー能力者。三千歳。

ソズ

リョータロー
声 - 古川登志夫
ソズ・テリトリーの一員。テレポーター(テレポート能力者)。まだ「輪」の意味もアザドーの存在も知らない那由他をソズ・テリトリーへ導き、以来、共にアザドーと戦う。

リョータロー

最後のオチが何を言わんとしているのか(意図)・・・難しいですね。

物質世界(物質的な強欲=戦争などが起きるのも、それが原因)に精神が束縛されており、精神の自由を、開放を・・・それは一体、どういう世界なのか・・・そのようなことを訴えているような・・・

那由他とリョータロー、そしてキロは融合(那由他の中に二人の精神・魂がテレポート)し宇宙の真実を知ることになる

『きまぐれオレンジ☆ロード』(1987年・日本テレビ系列)

『きまぐれオレンジ☆ロード』は、まつもと泉による漫画作品、『週刊少年ジャンプ』で1984年15号から1987年42号まで全156話が連載。単行本 全18巻。

超能力一家の長男の春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。恭介は超能力が使えること以外は普通の中学生。

超能力は春日家だけの秘密事であり、超能力がバレるたびに春日家は転校を繰り返していた。くるみが以前の中学校で超能力を使い100メートルを3秒で走ったために、春日一家が7度目の引越しをした場面から物語は始まる。

引越してきた街を散策していた恭介は、赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、一目惚れ。だが後日、まどかは学園一の不良少女で男子からも恐れられている同級生だという噂を耳にする。その日の放課後に校内で再会し、恭介とは初対面であるかのような態度をとるまどかに戸惑う恭介。最悪の再会をした二人だったが、次第に惹かれあっていく。

連載中の画力の向上から、第1巻〜18巻までで絵が大きく変わっているのも『きまぐれオレンジ☆ロード』の特徴である。

単行本化にあたってはかなり加筆修正されている。特に最終巻、最終話は大幅になされている。さらに愛蔵版発行時にも加筆修正されており、連載時、JC(ジャンプコミックス)時、愛蔵版以降は最終回が全て違っている。愛蔵版や文庫版では連載より年月がすぎた時の加筆修正であるため、絵柄がかなり異なっている。

原作漫画『きまぐれオレンジ☆ロード』の最終巻、最終話は大幅に加筆修正されています

1987年4月6日から1988年3月7日まで、毎週月曜日19:30 - 20:00で日本テレビおよびその系列局にて放送された。

エピソードのほとんどが原作同様、一話完結型のストーリー構成である。 各ストーリーは原作をなぞってる回が多いが、個々のエピソードを大きくアレンジしたもの、二つのエピソードを組み合わせた回もある。 アニメと原作で、大筋にはあまり影響しないが異なった設定がいくつかある。

本作のヒロイン鮎川まどかは『アニメージュ』誌主催、読者人気投票により決定する「第10回(1988年)アニメグランプリ」女性キャラクター部門で1位、1987年の『アニメディア』(学研)の女性キャラ人気投票でも1位に輝いている。さらに『アニメージュ』では放送終了後も何回もランクインしていた。

主役を演じた声優の古谷徹は常々、今まで演じた中で最も気に入っている作品とキャラクターに、本作と春日恭介を上げている。まどか役の鶴ひろみも同様に鮎川まどかに入れ込んで、同じ髪型にするほどのお気に入りだったという。

テレビアニメ版『きまぐれオレンジ☆ロード』(1987年)

春日 恭介(かすが きょうすけ)
声 - 古谷徹 / 水島裕 / 堀川亮
1969年11月15日生まれ。本作の主人公であり、超能力一家・春日家の長男。ごく普通の男子に見えるが、超能力者である。以前通っていた学校で、妹の超能力が生徒達にバレてしまったのがきっかけで、家を引越し、高陵学園中等部3年に転校してきた。

引越し後の初登校前日に自宅近辺の外を散策している時、長く続く階段でまどかに出会い、一目惚れした。高陵学園入学後まどかと同じクラスになり彼女に惹かれるが、その後まどかの幼馴染で後輩のひかるに好意を持たれてしまう。

優しい性格だが優柔不断でもある為、想いを寄せる存在であるまどかと、積極的に自分にアプローチをしてくるひかるの間で悩まされ、それが図らずも奇妙な三角関係を長引かせる原因となってしまう。それだけではなく、恭介の周辺の人物にはトラブルメーカーが多い為、よく自身が振り回されたり、まどかとの仲を無意識または意識的に邪魔されることも多い。

春日 恭介(かすが きょうすけ)

鮎川 まどか(あゆかわ まどか)
声 - 鶴ひろみ / 島津冴子 / 桜井智
1969年5月25日生まれ。本作のヒロイン。初登場時、高陵学園中等部3年。ロングストレートヘアの、ミステリアスな美少女。恭介とはクラスメイト。性格は大人っぽく落ち着いているが、つかみ所がなく若干きまぐれなところがある。

頭脳明晰でスポーツ万能、料理・裁縫などもうまく、さらには非常に高い音楽的素養を持つという、ほぼ完璧に近い多方面への才能を持つが、幽霊や怪談が苦手という一面を持っている。歩けば道行く人が振り返り、早川みつるに「芸能人にもいない」と認められるほどの顔もスタイルも抜群の美少女。世界的著名な音楽家の両親は海外に住んでおり、年の離れた姉と2人暮らし。姉が結婚してからは一人で大きな洋館に住んでいる。両親もしくはいずれかが、まどかを渡米させようと説得の為に来日していたが、頑なに拒否している。喫茶店「abcb(アバカブ)」でアルバイトをしている。

恭介が引越ししてきた初日に「100段階段」で初対面の恭介に出会い赤い麦藁帽子をあげた。学内では不良として恐れられていて孤高に近い存在であったが恭介に出会い徐々に本来のやさしさを取り戻す。恭介に好意を持つようになるが、妹のように可愛がるひかるも恭介に好意を持ってしまい、二人の間で悩まされることになる。

作中では、徐々に惹かれていく様に見えていたが、実際は、初対面の折に惹かれていた。その為、校内で恭介と再会した際、ひかると一緒に喫煙していた所を見られたことを心の中で恥じ、その出来事以降は喫煙を自然にやめた。その後徐々に恭介との交流が始まる。

鮎川 まどか(あゆかわ まどか)

檜山 ひかる(ひやま ひかる)
声 - 原えりこ / 小粥よう子 / 今井由香
1971年11月15日生まれ。初登場時、高陵学園中等部1年。右目下にある泣きボクロとボーイッシュな栗色ショートヘアが特徴の、底抜けに明るい性格の少女。恭介、まどかとは2学年下でまなみとくるみの同級生。

まどかの幼馴染であり、一人っ子であるためまどかを姉のように慕っている。恭介と初めて出会ったのは校内でまどかと喫煙中の時であり初対面では恭介に全く興味はなかったが、後日、恭介が人の気配がない体育館の中で超能力使ってバスケットゴールにスーパーロングシュートを決める姿を体育館裏で偶然見かけたことで、スーパースポーツマンという誤解から恭介に好意を抱くようになる。

恭介へのアプローチも非常に積極的で、所構わず恭介に抱きつく。恭介とまどかが惹かれあっていることは全く気づいていない。まどかと見た目も性格も正反対のタイプであり、単純素直で明朗活発、場を明るくするムードメーカーなところもある。勉強はあまり出来ず、くるみとどっこいどっこい。二人で追試を受けたことも。音痴であり、歌がヘタ。まどか同様最初は不良だったが、恭介に出会ったことで時々不良っぽい言動は出るものの、改心した。その明るい性格から小松や八田、くるみなどの恭介の周辺人物からも気に入られ、受け入れられている。幼少のころはスカートをはき、肩までのセミロングの女の子らしい外見であったが、過去にタイムワープした恭介と出会ったことがきっかけで、ショートカットヘアのボーイッシュな容姿へと変わっていった。

檜山 ひかる(ひやま ひかる)

『エスパー魔美』(1987年・テレビ朝日系列)

『エスパー魔美』(エスパーまみ)は、藤子・F・不二雄による日本の漫画、またそれを原作としたテレビアニメとテレビドラマ。

1987年にテレビ朝日系列でアニメ化された。それに伴い『月刊コロコロコミック』に再掲載される。劇場版も1本製作された。テレビアニメはオリジナルストーリーも多数交え、約2年半にわたるロングラン放映となった。

『エスパー魔美』(1987年・テレビ朝日系列)

高畑は自分がエスパーだと誤解していたため、真実を知って気落ちするあまり魔美と距離を置いてしまうが、気を取り直してエスパーのコーチとして協力を申し出る。

高畑のサポートの元、自身の超能力に磨きをかけながら、魔美は極普通の中学生と、人助けをする正義のエスパーとしての二重生活に奔走していくのであった。

明月中学に通う普通の中学生である少女・佐倉魔美は、同級生の高畑和夫を無意識に助け出したことをきっかけに、自分の中に超能力が眠っていることに気づく。

佐倉 魔美(さくら まみ)
声 - 横沢啓子(現・よこざわけい子) / 演 - 笹岡莉紗
本作品の主人公。東京近郊の「佐間丘陵」にある明月学園中学の生徒。14歳の中学2年生。血液型O型。身長153cm、体重42kg、B75・W56・H80。

誕生日は原作では「獅子座で土用の丑の日」とのみ明示されている。アニメ版では京都大文字送り火の8月16日。漫画では、基本的に「マミ」と片仮名表記で呼ばれている。ひょんなことから超能力に目覚め、以後、自分の力を人助けのために役立てる事を決心する。

性格は明るいが、そそっかしくてややお節介。心優しくて情に厚く、困った人を見ると放っておけないタイプ。勉強および家事が苦手で、特に料理は壊滅的で、作中、彼女の腕前を知る者は、彼女が料理を作ろうとした途端に逃げ出したり作らないように説得する。

母親の指導もあり、のちに若干の改善が見られた。また、かなりのおっちょこちょいで、よく自宅の階段を踏み外して転がり落ちたり、ことわざや熟語などを言い間違えることがある。

佐倉 魔美ちゃんは勉強および家事が苦手。料理は破滅的に酷い・・・

自分の料理を味見する魔美ちゃん。気を失います・・・

誘拐犯のアジトに人質を助けに魔美ちゃんが潜入。
やはりエスパーなのに自分も人質になってしまうところが魔美クオリティ。
さすがです。

誘拐された少女を助けに来て、その子に助けられる魔美ちゃん・・・

高畑 和夫(たかはた かずお)
声 - 柴本広之 / 演 - 上條誠
魔美と同じ中学校のクラスメート。4月12日生まれ。魔美のことは「魔美くん」と呼ぶ。身長については原作・アニメとも魔美より低く描かれることが多い。原作序盤ではやや細めな体型であったが徐々に小太り気味になり、アニメ版でも小太りなキャラクターデザインで描かれている。

明月中学きっての秀才で、教科書を一度読んだだけで全て暗記する、ボンヤリと聞いているだけで人の話しの内容を理解するなど天才的な一面を持つ。しかし本人は至って謙虚でその事を表に出すことはせず、努力家に申し訳ないとテストではわざと毎回二、三問間違って答えている。

頭脳明晰な反面、スポーツは上手くないが嫌いではなく、草野球に熱中しているものの、チームの足を引っ張ることが多い。友人たちからは「野球さえやりたがらなければいいやつ」と評されている。

高畑 和夫(たかはた かずお) 爽やかなジャイアン風だが、天才系でぜんぜんジャイアンとは違う。

ドラマ愛の詩 エスパー魔美 | NHK名作選(動画他)

『破邪大星ダンガイオー』(1987年)

『破邪大星ダンガイオー』(はじゃたいせいダンガイオー)は、1987年から1989年にかけてOVA全3巻がバンダイビジュアルから発売されたロボットアニメ。
2002年にDVD(全1巻)が発売され、2006年にパソコンテレビGyaOにて全3話が配信された。

本作はOVAというコアなアニメファン向けの媒体で、当時の主流である「美少女+超能力」を主軸にしながらも、1970年代のスーパーロボット路線を彷彿とさせるオリジナル作品を、当時の若手気鋭のスタッフが中核に立って制作する形になった。

『破邪大星ダンガイオー』(1987年)

ダンガイオーのパイロットとなる4人のサイキッカー。4人の心が一つで無いとパワーダウンし、逆に激昂していると強大なパワーを発揮する。

ミア・アリス
声 - 荘真由美
本編の主人公。潔癖症気味な性格で悪には屈しない強い信念を持った美少女。色白で茶色のロングヘア、青い目が特徴。
見かけによらず実際は熱い性格。争い事は好まず、敵であろうと弱った相手には単身で助けに行くほど。

念動力、飛行能力、バリア能力、衝撃波など、ダンガイオーチーム4人中最大の超能力を持つが、制御しきれていない。

故郷が地球であるという、断片的な記憶は第1話の時点で思い出していたが、他の3人が過去を思い出す中で自らだけは完全に思い出せずにいた。第1話で一旦は地球へ戻ったものの、仲間達と共にチームとして戦い続けることを決め、地球を後にする。

カセットブック版ではバンカーの尖兵となった兄のマイトと戦うことになり、ターサン博士に誘拐される前から、その強大な超能力を狙う裏社会の暗黒組織に追われていたことや、名前は漢字で書くと有栖美亜(ありす みあ)になることが語られる。
続編『破邪巨星Gダンガイオー』にも登場する。

ミア・アリス

●ダンガイオーのメインパイロット。
●加速することでパワーを発揮するタイプの能力。
●普段は気弱な青年だが、ダンガイオーに合体した途端、性格が変わり強気になる。
●惑星ラテシアのレジスタンスの英雄だったが、仲間のフラッシュとバーストに裏切られ、殺害された過去を持つ。そのため、ターサン博士によってサイキッカーとして蘇った後も死の恐怖が残り、気弱な性格になってしまっていた。
●他の3人は専用のパイロットスーツ(レオタード)だが、ロールのみ私服のままである。

ロール・クラン

ランバ・ノム
声 - 岡本麻弥
チーム中最年少の少女。銀髪のボブカットに水色の目、チョーカーをしている。指先からビームを発射する超能力を持つ。弱気だが本心は強気。かつてはリリス星の王女であった。バンカーの襲来時、父である王によって逃がされるが、結局はターサンに保護される形で捕まり、改造された。

第2話で記憶を取り戻し、元侍女のシャザーラと戦うことになる。ダンガイオーの腕を構成する機体に乗っているため、ロールにブーストナックルで発射される度に悲鳴をあげ、「勝手に飛ばすな!」と怒ることもある。

サイキック・ウェイブを放つ際のダンガイオーの掌にはリリス王家の紋章が浮かぶため、第2話でそれを見たシャザーラは涙した。

ランバ・ノム

パイ・サンダー
声 - 松井菜桜子
チーム中最も好戦的な少女で口が悪いが、根は優しい。くせ毛の青い髪、緑色の目、褐色の肌、ロボット兵を素手で破壊できるほどの怪力を持つ。その素性はバンカーの首領ガリモス大船長の娘で、本名はバリアス。

ガリモスを敬愛しているため、第1話で記憶を取り戻した際にはロールを手みやげにバンカーへ舞い戻る。しかし、ガリモスから忠誠の証としてロールの殺害を迫られたため、これを拒否して改めて「パイ・サンダー」を名乗り、バンカーに反逆する。

パイ・サンダー

『AKIRA』(アキラ)(1988年・東宝)

『AKIRA』(アキラ)は、大友克洋による漫画。講談社発行の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』で連載。アニメ映画化(1988年)、ゲーム化もされた。題字は平田弘史が担当した。

超能力による戦闘や超能力のもたらす恐怖、近未来の巨大都市の荒廃した有様やその崩壊を描いたSFコミックであり、緻密でリアルな描写や演出などが話題となり、漫画・映画共に大ヒットした。タイトルの「AKIRA」は大友自身がファンであり影響を受けた映画監督黒澤明に由来する。

劇場アニメ「AKIRA」
1988年制作。70mmプリント。総セル画枚数約15万枚。アニメ映画の制作費には当時の日本のアニメとしては破格の10億円をかけている。制作手法としてアフレコではなくプレスコを採用している。通常リミテッドアニメーションでの人物の口の動きは3種類であるが、この作品では母音の数と同じ5種類で描かれている。音楽は芸能山城組が担当した。この映画は日本のみならず日本国外でも大きな人気を集めた。ビデオ化に際しても多くのカットに手を加えたり、音楽関係に手を加えている。

AKIRA(1988年)

金田正太郎(かねだ しょうたろう)
主人公。自称「健康優良不良少年」。高い運動神経の持ち主であるとともに、走り屋としては度胸のある走りをする。そのすばしっこさや逃げ足の速さは、軍隊でも捕まえられないほどで、大佐を驚嘆させた。自分専用に改造したバイク(盗品)を駆り、日々を無目的な暴走行為に費やしている。学校での成績は、中の上で意外と頭がいい。

細部の改造やチューニングは出来るようだが、モーターには詳しくない。暴走族チームのリーダー格で、仲間や走り屋連中からの人望も厚い。原作では職業訓練校の保健婦と関係を持っているらしく、妊娠させても大して意に介していなかったり、興奮剤のような薬物を日常的に摂取している様子。

ケイを助けたことで、反政府ゲリラと関わる。鉄雄とは、幼少からの幼馴染でありイジメを受けやすい彼を守護するような立場の親友として接していた。能力に覚醒し、薬物に溺れた鉄雄がリーダーとなった暴走族チーム「クラウン」との抗争で、鉄雄を追い込み銃口を突きつけるも幼馴染へ引き金を引くことが出来ず、目の前で山形は殺害され、これがきっかけで鉄雄への復讐に走るが、やはり幼馴染である彼に捨てきれない情がある。劇場版では鉄雄と共にアキラの力に巻き込まれている。原作ではゲリラの一員としてケイやチヨコと行動を共にしていたが、覚醒したアキラの力に飲み込まれ、物語中盤は表舞台から一旦姿を消す。後にアキラと鉄雄の力の発動の中で、第三次世界大戦を含む一連の出来事の真相を知る。名前の由来は金田正太郎から。本編では姓で呼ばれ、名前で呼ばれる場面は無い(劇場版では生徒手帳から「金田正」まで名前を確認することが出来る)。
事件の終了後は、ケイ、チヨコ、甲斐らと共に「大東京帝国」をアキラ、鉄雄から引き継ぐ。

金田正太郎(かねだ しょうたろう)

島鉄雄(しま てつお)
もうひとりの主人公。41号とも呼ばれる。金田の幼馴染み。金田チームのスクラムハーフとして暴走中、タカシと衝突事故を起こしたことがきっかけで超能力に覚醒。

能力の爆発的な成長によりアキラに迫る力を手に入れ世界を翻弄する。喧嘩も強くリーダー格である幼馴染の金田に対し、幼少の頃から絶えず劣等感を抱き、自分が金田を始めとする仲間たちから庇護されるいじめられやすく弱い存在であることに不満と絶望を抱いていた。

能力に覚醒した後は、それまでのおとなしかった性格が一変して凶暴な性格となる。原作では月の一部を破壊するまでの力を手に入れるが、その後は能力が暴走し出して制御できなくなり、肉体と精神が崩壊していった。

劇場版では、肉体だけが暴走し、今まで命を狙っていた金田に助けを求める。しかし、結局は金田にはどうにも出来ず、キヨコ、タカシ、マサルが3人で力を合せてアキラを甦らせ、鉄雄を全く別の宇宙へと連れ去るのだった。また、超能力を手に入れるまで金田のバイクに固執するも、扱いきれずにエンストを起こしている。名前の由来は敷島鉄男。

島鉄雄(しま てつお)

アキラ
この作品の核心に位置する少年。28号とも呼ばれる。1982年に覚醒、超能力の暴走により東京崩壊を起こしたため、地下で永久に冷凍封印され軍の厳重な監視下にあった。

原作では地下から連れ出され覚醒した後、タカシの死をきっかけに暴走し、ネオ東京崩壊を招いた。後に廃墟となったネオ東京に鉄雄たちが大東京帝国を作った時に「大覚」として祭り上げられる。

劇場版でも覚醒してネオ東京崩壊を起こした。劇場版では調査研究のために体をバラバラにされ封印されており、終盤で復活する。

なお、この少年を捜すことが、映画漫画共に鉄雄の暴走と狂気へのきっかけであるが、映画では対面を果たすことは無かった。原作では冷凍封印であり、比較的早い段階に復活するが、夢遊病のような半覚醒状態のまま、いつ暴走するとも知れない状態で周囲の人間に翻弄される。
1980年生まれ。

アキラは調査研究のために体をバラバラにされ封印されている(劇場版)

タカシ、キヨコ(25号)、マサル(27号)という、先の世界大戦以前の日本国家の超能力研究極秘プロジェクトで超能力を開発された、老人のような顔をした子供たち「ナンバーズ」がアキラを復活させた。

アキラは復活し、肉体が暴走し巨大化していく鉄雄を別の宇宙(巨大な光の球へ鉄雄が吸収される)へ連れ去った。

スーパーサイヤ人と同じくらいの超能力。

1982年、関東地方で「新型爆弾」が炸裂し、東京は崩壊。これが世界大戦のきっかけとなり、世界は荒廃していった。

実は東京を破壊したのは本当は新型爆弾ではなく、アキラの力だった。アキラが覚醒し超能力の暴走により東京崩壊を起こした。

アキラの超能力は都市や地球を破壊するレベル。

『紅い牙 ブルー・ソネット』OVA作品・1989年 『紅い牙』(あかいきば)は柴田昌弘の漫画(1975年)。

『紅い牙』(あかいきば)は柴田昌弘の漫画。

古代超人類の血を引く超能力少女・小松崎ランと悪の秘密結社・タロンの戦いを描いた作品。集英社『別冊マーガレット』・『デラックスマーガレット』誌上に発表された作品群と、「ブルー・ソネット」などの白泉社『花とゆめ』誌上に発表された作品シリーズに、主に分類される。

OVA『紅い牙 ブルー・ソネット』
『紅い牙 ブルー・ソネット』のタイトルで、1989年から1990年にOVAの形でアニメ化されているが、作者曰く「あまりにも出来が悪く話題にならなかった」との事。

全5話(VHS)製作はウォーカーズカンパニーだったが、4話発売後に同社が倒産。5話の発売が危惧されたが同社から発売されている。LD版は後に東芝EMIより発売された。

『紅い牙 ブルー・ソネット』OVA作品・1989年

小松崎蘭
1961年5月19日生まれ。血液型はB型。生後すぐ両親と共に飛行機事故に巻き込まれ5年間狼に育てられた。彼女こそは「古代超人類」の持つ超能力「紅い牙」を受け継ぐ者である。

紅い牙を我が物にしようとするタロンによって、愛する人々を失い、数奇な運命をたどる。日常生活ではESPをほとんど使うことが出来ないが、危険が迫ったり激情にかられたりすると、髪を赤く逆立て「紅い牙」を使うことができる。

「紅い牙」の力は絶大で、茂とダイの力で基底部を破壊されて倒壊寸前となったギャラクシータワーを支えるほどの念動力を使うことができる。また諸悪の元凶である安曇親子の足元を沈めてコンクリートになる前の岩に戻すなど、多種多様の効果を出せる。

小松崎蘭

「紅い牙」を発動した小松崎蘭(ラン)

ソネット・バージ
タロンのエスパー・サイボーグ戦士。青味がかった銀髪の美少女。タロンにスカウトされた1980年当時の年齢は16歳。プエルトリコ系の母とおそらく白系ロシア人の父の間に生まれニューヨークのスラムに育った。

13歳の頃からESP能力の兆しを見せていたが周囲の人々に「悪魔の子」「魔女」と恐れられ、母親には売春を強要される。母親に裏切られ殺されそうになったことでESPが爆発。それがきっかけでタロンにスカウトされるのである。

タロンの戦士として非情な作戦に従事しランとの戦いを繰り返す中で、ランと関わりのある人物達と接し、人間としての優しさや思いやりを取り戻していく。またランの恋人であるバードに恋し、最後の最後で真実の愛を得る。『ブルー・ソネット』での登場。

ソネット・バージ

『ミラクル☆ガールズ』原作漫画1990年・テレビアニメ1993年

『ミラクル☆ガールズ』(Miracle☆Girls)は秋元奈美による少女漫画作品。またそれを原作にしたテレビアニメ、ゲーム作品。

「なかよし」(講談社)に第1部1990年11月号 - 1991年6月号、第2部1991年9月号 - 1992年8月号、第3部1992年9月号 - 1994年3月号および別冊付録まで連載。単行本(講談社コミックスなかよし)全9巻。2015年、なかよし60周年記念で復刻された。

連載当時の「なかよし」本誌では『美少女戦士セーラームーン』と2大連載の扱いであり、連載最終話となった号の別冊付録は『セーラームーン』の特別編との2冊だった。

アニメは日本テレビ系列で1993年1月8日 - 12月24日夕方5時(一部ネット局は1994年まで)に放送。全51回。当時は『セーラームーン』との「なかよし」2大アニメとして製作された経緯もあり、アニメ製作には旭通信社、主軸となるアニメーション制作には旭通信社とメインスポンサーだったタカラ(現 タカラトミー)が共同出資して設立されたジャパンタップスが担当した。

『ミラクル☆ガールズ』(原作漫画・1990年 / テレビアニメ・1993年) 超能力を持った双子の姉妹を中心とした話。

松永ともみ(まつなが ともみ)
声 - 藤枝成子
ヒロイン。みかげより30秒早く生まれた、双子の姉。3月24日生まれ(アニメでは12月24日)。牡羊座(アニメでは山羊座)。O型。優しくしっかり者でおっとりとした性格。料理上手だが、スポーツも出来、周囲から注目を集め易いが、部活には所属しておらず、助っ人として参加している。勉強は少々苦手。カジュアルな服装を好む。好物は、シャケのおにぎり。

松永みかげ(まつなが みかげ)
声 - 永井紀子
もう1人のヒロイン。ともみの双子の妹。3月24日生まれ(アニメでは12月24日)。牡羊座(アニメでは山羊座)。O型。喜怒哀楽が激しく少々我侭だが、一途な性格。勉強は常に学年首席の成績だが、怪しい実験をしてしばしば大爆発を起こす。科学部所属。好物は、モンブラン。運動と料理がとても苦手。ピンクハウス風の服装を好む。

「松永姉妹が使う超能力」

テレポート
瞬間移動。『ミラクル☆ガールズ』本編ではしばしば見受けられる超能力。特に難しい能力で、ともみとみかげの2人が力を合わせなくては出来ないし、失敗もある。

テレパシー
テレポート同様に本編でよく見受けられた超能力。心と心で会話が出来る。

テレキネシス
ともみとみかげは一時的にしか使えなかった超能力。スプーンを曲げたり物体の浮遊を可能とする超能力として有名。

予知能力
タイムスリップ

超能力を持った双子の姉妹「松永ともみ」と「松永みかげ」

超能力を題材・テーマとした作品、超能力者がヒロインの漫画やアニメは90年代以降も安定的な人気を誇っています。

『とある魔術の禁書目録』および、『とある科学の超電磁砲』の登場人物の御坂美琴の「超電磁砲(レールガン)」

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集英社創業100周年!記念サイト「SHUEISHA MANGA EXPO」が公開

集英社は創業100周年を記念し、特設サイト「SHUEISHA MANGA EXPO」をオープンしました。世界中のファンに向けて同社の豊かなマンガ文化を発信するこのサイトでは、歴史的名作から最新作までを網羅した特別コンテンツを展開。100年の歩みを振り返りつつ、未来のマンガ体験を提示する、出版社としての集大成ともいえる一大プロジェクトの全容を詳しく紹介します。


完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

ハイクオリティフィギュアの製造・販売で好評を博している株式会社SpiceSeed フィギュア事業部より、キン肉マンシリーズのフィギュア『ネメシス』が発売されます。


懐かしの名作が勢揃い!特製クリアしおりが貰える書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が開催!!

懐かしの名作が勢揃い!特製クリアしおりが貰える書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が開催!!

藤子・F・不二雄による名作の数々を紹介する書店フェア「藤子・F・不二雄 S(すこし)★F(ふしぎ)な世界」が、8月7日(木)より全国のフェア参加書店にて順次開催されます。


南斗孤鷲拳伝承者で、南斗六聖拳において殉星の宿命を背負う「北斗の拳」のキャラ『シン』のフィギュアが登場!!

南斗孤鷲拳伝承者で、南斗六聖拳において殉星の宿命を背負う「北斗の拳」のキャラ『シン』のフィギュアが登場!!

ハイクオリティフィギュアの製造・販売で好評を博している株式会社SpiceSeed フィギュア事業部より、北斗の拳シリーズのフィギュア『シン』の発売が決定しました。


JR池袋駅で「キン肉マンSTATION」が開催中!フィギュアメーカー・CCPJAPANから多数の新作限定アイテムが登場!

JR池袋駅で「キン肉マンSTATION」が開催中!フィギュアメーカー・CCPJAPANから多数の新作限定アイテムが登場!

フィギュアメーカーのCCPJAPANが、JR池袋駅南改札前スペースで8月11日(月)まで開催中の「キン肉マンSTATION」にて、限定商品および新作商品の販売を行っています。


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国立科学博物館で企画展「かこさとしの科学絵本」が生誕100年を記念し開催

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国立科学博物館では、2026年3月24日(火)から6月14日(日)まで、生誕100年を記念した企画展「かこさとしの科学絵本」を開催します。『かわ』などの科学絵本を中心に、かこさとしの科学教育への熱い思いと自然科学への探求心を原画とともに紹介する特別な展示です。


ガンプラ45周年記念!『ガンダムウェポンズ RX-93 νガンダム編』発売

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株式会社ホビージャパンは、ガンプラ45周年を記念したシリーズ最新刊『ガンダムウェポンズ ガンプラ45周年記念 RX-93 νガンダム編』を2026年3月12日に発売しました。最新のPG UNLEASHEDや多彩なグレードのνガンダム作例を一挙に掲載し、ファン必携の一冊となっています。


『キン肉マンFESTIVAL』が京王百貨店新宿店で開催!限定グッズやフォトスポットも

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累計発行部数8,500万部を誇る大人気漫画『キン肉マン』の物販イベント「キン肉マンFESTIVAL」が、2026年3月19日から3月31日まで京王百貨店新宿店で開催されます。300点以上のグッズ販売や限定ノベルティ、等身大フォトスポットなどファン必見の企画が目白押しです。


ビートルズ来日60周年記念!伝統工芸や再生素材と融合したPOP UP STOREが阪神梅田本店に登場

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ビートルズ来日60周年を記念し、日本の伝統工芸や再生素材を活用して彼らの名曲やビジュアルを再現するイベント「ビートルズ来日60周年、昭和のあの日、日本を変えた=温故知新=」が、2026年4月1日から6日まで阪神梅田本店で開催されます。世代を超えて新たなビートルズ体験を提供する注目の催しです。


『頭文字D』の世界が千葉に!名車モチーフの雑貨が揃うポップアップストアが期間限定オープン

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人気漫画『頭文字D』のポップアップストアが、グランサックス イオンモール千葉ニュータウン店に登場。伝説のハチロク(AE86)を再現したウェットティッシュケースや、RX-7型の無線マウス、366日分のバースデーキーチェーンなど、ファン垂涎の公式ライセンスグッズが勢ぞろい。日常を彩る名車アイテムの魅力を紹介します。