エスパー・超能力アニメ(1970年代から80年代)

エスパー・超能力アニメ(1970年代から80年代)

元祖超能力漫画の『バビル2世』(1971年)から80年代までのエスパー・超能力アニメをおさらいしましょう。強力な超能力者が満載ですが、なかでも「超人ロック」は最強の超能力者であり、連載雑誌を必ず廃刊・休刊させ、連載移転先の出版社を次々と倒産させる程の恐ろしい超能力を持っています。


『バビル2世』(1971年から1973年・週刊少年チャンピオンに連載 / 1973年・NET(現・テレビ朝日)系列で放送) 元祖「超能力アニメ」

『バビル2世』(バビルにせい)は、横山光輝作の漫画、およびこれを原作としたアニメ作品。

はるかな昔、地球に不時着して帰れなくなり住み着いた宇宙人・バビル。彼が残した遺産・バベルの塔と三つのしもべを受け継いだ超能力者・浩一が、世界征服を企む悪の超能力者・ヨミと戦う物語。

漫画『バビル2世』
1971年から1973年にかけて週刊少年チャンピオンに連載されていた。単行本全12巻。
『バビル2世』は当初、連載は3か月程度で完結する予定だったという。しかし、あまりの人気に2年半もの長期連載となり、何度倒されてもヨミが復活するというパターンが繰り返された。

テレビアニメ『バビル2世』
NET(現・テレビ朝日)系列で1973年(昭和48年)1月1日から同年9月24日まで毎週月曜日19時00分から19時30分に放送。全39話。

本作は声優・神谷明の初主演作品であり、技の名称を叫ぶ演技は以後、彼のトレードマークとなった。

最新科学装備のバビルの塔(漫画版におけるバベルの塔)に住む正義の超能力者バビル2世が悪の超能力者ヨミの陰謀を粉砕するために三つのしもべとともに戦うという基本設定は同じ。これに加えてアニメ独自の事件が起きる。

原作との最大の違いは、主人公・浩一がバビル2世となったため、幼少時から10年間育ててもらった叔父母の古見一家と心ならずも別れたという設定である。浩一にほのかな恋心を抱く従姉妹(古見夫妻の娘)由美子が浩一を探すのだが、毎回、現場にたどり着く直前に浩一は次の戦いに備えてその地を去るために逢えないというすれ違い描写が物語を盛り上げた。

第27話以降は舞台とサブキャラクターを一新し、主人公の服装も変わった。バビル2世は北海道のワタリ牧場の居候として平和な生活を営みながら、復活したヨミと戦うという展開になる。

出典 バビル2世 - Wikipedia

『バビル2世』(1971年から1973年・週刊少年チャンピオンに連載 / 1973年・NET(現・テレビ朝日)系列で放送

宇宙人・バビル(バビル1世・初代バビル)

5000年前、宇宙人・バビルは宇宙船の故障により地球に不時着した。彼はその科学力と自らの超能力によって時の権力者を動かして巨大なバベルの塔を建設させる。当初の目的は故郷に救助信号を送るためであった。しかし科学的知識に乏しい地球人は、一瞬のミスから完成直前の塔の大半を破壊してしまう。

故郷へ帰ることをあきらめて地球人と結婚したバビルは、破壊されたバベルの塔を子孫に託そうと決心する。彼は宇宙船の機器をもとに、いつの日か生まれるであろう自分と同じ体質を持つ子孫を探し出す装置と三つのしもべを作り上げた。この遺産を受け継ぐ人間が自分の2世になるのである。バビルは自分と同じ超能力をもった子孫にそれを託すことができるのを幸せだと考えた。

宇宙人・バビル(バビル1世・初代バビル)

はるかな昔、地球に不時着して帰れなくなり住み着いた宇宙人・バビル。

彼が残した遺産・バベルの塔と三つのしもべを受け継いだ超能力者・浩一が、世界征服を企む悪の超能力者・ヨミと戦う物語。

宇宙人・バビル(バビル1世・初代バビル)

バビル2世と三つのしもべ

本名、山野浩一(アニメ版では古見/神谷と苗字がそれぞれ違っている)。

ごく普通の中学生の少年だったが、バベルの塔が発する電波を感じ取ることができ、塔のコンピュータに正当な後継者=2世と認められた。

5000年前に地球にやってきた宇宙人・バビルの遠い子孫であり、バビルと同じ体質を持ち超人的な知力と体力、様々な超能力を発揮する。バベルの塔と三つのしもべを受け継いで世界の平和を乱すヨミと対決していく。

アニメ版(1作目)では、エネルギー衝撃波や電撃を駆使してヨミとその配下達と戦うアクションシーンも多く、また第8話からブルーの戦闘服を着用し、自らバビル2世号を操縦して現地に向かうなど、よりヒーローらしさが強調されている。

バビル2世

バビル2世だけが「エネルギー吸収能力」を持っており、これがヨミとの決定的な差になった。

バビル2世に超能力者としての教育を施す装置

初代バビルが残した遺産であり、2世を主として命令には絶対服従する。

原作において、2世と同質のテレパシー能力を持つヨミの命令も受け付けてしまう弱点が露呈。以降、ヨミのいる場所ではしもべを呼べなくなり(2世とヨミの命令が拮抗すると行動不能に陥る)、苦しい戦いを強いられる。

バビル2世の三つのしもべ

ポセイドン
巨人ロボット。攻撃力は三つのしもべ中最強で、指にレーザー砲、腹部に魚雷を装備している。大型船の船底を一撃で打ち抜くパンチ力・キック力を誇る。海中を高速で移動し海を拠点とするが、陸上でも活動できる。目のランプを点滅させて信号を送り、バビル2世と会話することが出来る。

アニメ版(1作目)ではロプロスと共に最終回まで活躍、無表情なものの、特に後半は僅かではあるが、仕草で意思表示をする描写も見られている。

ポセイドン

巨大な怪鳥型ロボット。超音速で空を飛び、口からロケット弾と超音波を放つ。目にはカメラを装備しており、写真を撮影してそのデータを塔のコンピュータで分析することもできる。三つのしもべの中では最初に登場し、バビル2世を家から連れ出す役目もした。

主に戦闘や移動などに活躍する。
原作第4部ではバビル2世をかばい、水爆ミサイルの直撃を受けて破壊された。
アニメ版(1作目)では最終回まで活躍、また、後半ではそのメカニックな外見にも関わらず、倒れたロデムの姿に悲しげに俯く描写などもあり、バビル2世の大事な仲間であることが強調されていた。

ロプロス

ヨミの作り出したV号との戦いで外装がはがれ、以降は機械状の表面がむき出しになった(アニメでは金色に表現されている)。

外装がはがれたロプロス

ロデム
スライム状の不定形生命体。普段は黒ヒョウの形態を取る。どんな姿にも変身することができるため、囮や諜報活動、また側近としてバビル2世の保護を受け持つ。

ロプロスやポセイドンと違い、バビル2世とテレパシーで会話することが出来る(ヨミと会話できるかは不明)。バビル2世やヨミのエネルギー衝撃波には弱く、活動不能に陥るので戦闘にはあまり向いていない。

アニメ版(1作目)では、不定形生命体という説明は特にされず、むしろ変身能力を持つ黒豹という扱いであり、後半でエネルギーを消耗して倒れてしまった際も黒豹の姿のままであった。

また、原作版と違って普段から黒豹か女性の姿で付き従い、積極的に戦闘に参加しているばかりか、バビル2世に変身した時は、バビル2世と共にエネルギー衝撃波を使っており、万能ぶりを発揮している。

ロデム

ヨミ

世界を支配しようとする悪の帝王。バビル2世同様にバビルの遠い子孫であり、言わばバビル2世の兄というべき存在で、バビル2世と同等の超能力を持つ。

強大なカリスマ性を備え各地に秘密基地を建設して多くの部下を従えており、その種類も科学者・技術者・超能力者・サイボーグ工作員と多岐にわたる。

各国の要人に改造人間を送り込んでいるため、国家をも意のままに操ることができる。三つのしもべに対抗してさまざまなロボット兵器を作り出してバビル2世に戦いを挑む。

実は後継者候補としてバベルの塔に呼ばれたこともあったが能力が不適合だったため、その記憶を消されていた。バビル2世との直接対決で何度倒されても復活する。

部下想いの面もあり、バビル2世を倒すチャンスを犠牲にしても部下の救出を優先したり、有用な作戦提案を即採用する度量の深さをしばしば見せる。

その一方で、バビル2世を倒すチャンスのために部下を見殺しにする非情さも併せ持つ。原作者の横山はヨミの年齢について、110歳くらいをイメージしていると述べている。

ヨミ

バビル2世と同等の超能力を持っているが、唯一「エネルギー吸収能力」だけは持っていない。この差が大きな違いをもたらすことになる。

残されたポセイドンと共に北極基地を攻撃するバビルの前に、縫い跡だらけの不気味な風貌となったヨミが現れた。

ヨミは身体が衰えもはやバビルと戦う力が残っていないことを告げ、「これ以上破壊すると基地の原子炉が爆発して北極の氷が溶け地球が水没する」と話し、バビルに攻撃を中止して引き返すよう懇願。

バビルはそれを受け入れ、去ってゆく。そして1人残されたヨミは基地と共に海に沈んでゆくのだった。

ヨミは基地と共に海に沈んでゆく

『超人戦隊バラタック』(1977年) バラタックは超能力で操る遠隔操作型のロボット。敵側がバラタックが動く原理を理解できなかった。

『超人戦隊バラタック』(ちょうじんせんたいバラタック)は、1977年(昭和52年)7月3日から1978年(昭和53年)3月26日までテレビ朝日系で毎週日曜日18時00分から18時25分に全31話が放送された、東映動画製作のロボットアニメ。

ダイナミック企画や渡辺宙明がスタッフから外れるなど、『マジンガーZ』『鋼鉄ジーグ』などと比べ、かなり作品のカラーが異なる。磁石で各パーツが合体したり、状況に合わせてパーツを交換するのは一緒であるが、ジーグやガ・キーンが、操縦者がロボットと合体して操縦する形式なのに対し、バラタックは司令機からテレパシーで遠隔操縦する形式となっている。

『超人戦隊バラタック』(1977年)

バラタックシークレットという地球防衛のために密かに作られた戦闘部隊に所属する5人の超能力者が指令機ペンタゴラスから送るテレパシーをバラタックの口にある受信機で受信することによって遠隔操縦される(テレ・インジェクト)。

パーツ変更もテレパシーで指令を送ることでスムーズに行うことが可能である。至近距離なら5人がバラタックに直接テレパシーを送信して操縦することも可能。

バラタック・シークレット(超人戦隊・5人の超能力者)

ユージ(加藤ユージ)
声 - 三ツ矢雄二
15歳。トロッター2号機に搭乗する。アメリカン・フットボールの花形選手。マックに超能力を見いだされバラタック・シークレットの一員となり、シャイザックに拉致された母と兄を救い出すため戦うことを決意する。熱血漢で友情に厚いが、母親と兄に対する思慕が強く人質のことになると理性を無くし突っ走ってしまうところがある。主人公であるが超人戦隊のリーダーでもなくバラタックのメイン操縦者でもない異色の存在であった。戦闘服は赤。

ユージ(加藤ユージ)

マック(橘マキト)
声 - 水島裕
17歳。トロッター1号機に搭乗する。バラタック・シークレット(超人戦隊)のリーダーであり、ペンタゴラスのメイン・パイロットとしてバラタックを操作する(兵器の呼称なども全て彼がする)。またシャイザックの侵略を予知してバラタックとシークレット・ベースを密かに作り上げた人物。

青いロングヘアーで美形であり、沈着冷静で判断力に優れ、仲間からは「チーフ」と呼ばれ信頼されている。第14話での負傷によりユージとチーフを交代した時は「チーフはユージだ」と発言して動かないなど、仲間への信頼も厚い。メンバーの中で最も強い超能力を持ち、特に予知能力に優れている。戦闘服は青(水色)。

マック(橘マキト) メンバーの中で最も強い超能力を持つ。

ユリ
声 - 潘恵子
15歳。トロッター4号機に搭乗する。バラタック・シークレットの紅一点。体操選手として活躍し、時にはファッション・モデルもこなし、さらに料理など家事も万能であるが、とてもロマンチストで可憐な美少女。

予知能力と読心術などの超能力が特に優れている。戦闘服は桃色で、メンバーでは唯一ベルトと光線銃入りホルスターを装備してない。

ユリ

バラタック・シークレットの紅一点・ユリが、バラタックを超能力でコントロールする様子を写したもの

ディッキー
声 - 石丸博也
16歳。トロッター3号機(形状は2号と同じ)に搭乗する。メンバーの中で最も巨体で力も強く、重量挙げの選手でもある。メンバーの中で特に透視能力が優れている。豪快で仲間思いでもあるが、得意の透視能力でときどきユリをのぞき見する。戦闘服は緑。

ディッキー 時々ユリちゃんの服を透視していた・・・

バラタック起動手順
バラタック・ゴー(湖底に隠された格納庫が浮上し、バラタックが外部に登場)
テレ・インジェクト(ペンタゴラスの先端部分が変形する)
エスパー・ジェクター(5人の集約されたテレパシーがバラタックに注入)
バラタック・カモン(バラタックの起動)

バラタック起動手順:「テレ・インジェクト」ペンタゴラス(テレパシー送信)からバラタック(テレパシー受信)へ

ゴルテウス(敵)側は最後までテレ・インジェクトのメカニズムに気づくことはなく、第30話で人質交換によりバラタックを奪ったにもかかわらず、操作方法が分からなかった。

ペンタゴラス(テレパシー送信)とバラタック(テレパシー受信)

『未来少年コナン』(1978年) 宮崎駿の初監督作品。後世に与えた影響がとてつもなく大きい傑作中の傑作。NHKが放映した最初のセルアニメーションシリーズ

『未来少年コナン』(みらいしょうねんコナン)は、1978年4月4日から10月31日にかけて、毎週火曜日19時30分から20時00分(日本時間)まで日本放送協会(NHK)で放送された日本のアニメ作品である。全26話。製作会社は日本アニメーション。

宮崎駿が初めて監督を担当した作品として知られる。また、NHKが放映した最初のセルアニメーションシリーズでもある。

本作を見たことでアニメ業界を志したクリエイターも多い。本郷みつる、摩砂雪、井上俊之、田中達之など。スタジオジブリ作品の常連となったアニメーターの高坂希太郎も高校時代に本作を見て、宮崎駿と仕事が出来る可能性のあった作画スタジオのOH!プロダクションに入社したという。

平松禎史にとっては、絵を動かすことの面白さを教えられた作品であり、パラパラマンガを描くようになったという言わばアニメーターとしての原点となっている。

本作には絵コンテで参加した富野由悠季は、『戦闘メカ ザブングル』を監督するにあたって、『未来少年コナン』を模倣するところから始めたと語っている。また、当時新人だった押井守は、本作の絵コンテ集によってレイアウトを学び、高畑勲の絵コンテでのラオ博士の扱いでキャラクターを立たせる「戦略的な演出」を理解したという。

劇場版「未来少年コナン」
NHKのテレビシリーズをまとめた総集編『未来少年コナン』が1979年に劇場公開された。同時上映作品は、同じく日本アニメーション製作の『野球狂の詩 北の狼南の虎』。

『未来少年コナン』(1978年) 宮崎駿が初めて監督を担当した作品。NHKがアニメをやってるの!とビックリした。

ラナ
声 - 信沢三恵子
12歳になるラオ博士の孫娘。テレパシー能力を持ち、アジサシのテキィと心を通わせたり、祖父ラオ博士と意思疎通を図ることができる。そのためにレプカから目を付けられており、功を焦ったダイスによってそれまで住んでいたハイハーバーから拉致される。バラクーダ号から逃亡を図り、漂着した先の「のこされ島」でコナンと出会う。

ラナ

ラナ

コナン
声 - 小原乃梨子
のこされ島で誕生した、自然を愛する12歳の快男児。脚力・腕力・肺活量など、人並み外れた驚異的な身体能力と不屈の根性を持っている。生まれてからずっと島で暮らしており、おじい以外の人間を見たことがなかったが、ラナとの出会いによって大きく運命が変わる。のこされ島時代から漁に使っていた銛を自在に操る。

ジムシィ
声 - 青木和代
コナンがのこされ島を出て最初に漂着した島で出会った10歳の少年。首にコナンの乗ってきた筏の帆をまとっている。コナンと互角に渡り合う運動能力の持ち主で、大の食いしん坊で狩りの名人。最初は警戒心もあってコナンと衝突したが、実力を認めあいすぐに意気投合する。ラナの人柄に接するまでは女嫌いだったが、ハイハーバーではテラと心を通わせるようになる。コナンほどの熱血漢ではなく気分屋のところもあるが、友情に厚くコナンと行動をともにする。好物はカエルの干物で、ハイハーバーでは養豚に関心を持つ。後半ではダイスとの名コンビぶりで活躍した。

ラナ、コナン、ジムシィ

ダイスとモンスリー「バカね!」

『地球へ…』1980年 超能力者のミュウと人類の共存を目指す

『地球へ…』(テラへ)は、竹宮惠子による日本のSF漫画作品、およびこれを原作とした派生作品。第9回(1978年)星雲賞コミック部門、第25回(1979年)小学館漫画賞少年少女部門を受賞。

ラジオドラマ版(1979年)、アニメ映画版(1980年)、テレビアニメ版(2007年)がある。

『地球へ…』1980年4月26日に東映

『月刊マンガ少年』(朝日ソノラマ)に1977年1月号から1980年5月号にかけて連載された。全4部構成。1995年には文庫化し、2006年の時点では10版まで出版されている。2007年4月6日には新装本が出版された。

当初は3回で終了する予定でスタートし、第4話で一旦第1部が完結。その後、断続的に第4部まで3年半にわたり連載が続いた。竹宮は夢に見た“涙を流すナキネズミ”のイメージを元に第1部を描き、初期構想では第1部のみの短編にするつもりだった。また、当初は竹宮とメカデザイン担当ひおあきらとの合作になる予定であったが、「地球へ…」と同じソノラマのコンバトラーV単行本〆切をひおが半年遅らせており、担当が許可しなかったために合作は幻に終わった。

マンガ少年に最終回が掲載されたのは1980年5月号で、その直後の1980年4月26日にアニメ映画が公開された。単行本化の際には、雑誌掲載の原稿に加筆、修正がなされた。第4部には大幅な修正が行われ、S.D.の解釈などが雑誌掲載時と異なっている。

マンガ少年別冊「地球へ…」第1部総集編

ジョミー・マーキス・シン(13歳→45歳)
声 - 井上純一 / 斎賀みつき / 富山敬(ラジオドラマ版)
本編のミュウサイドの主人公。育英都市アタラクシアの出身。潜在的なミュウとして14歳まで生きてきた。感情過多であるため、幾度かESPチェックを受けてきたが、“無い”とまで自嘲する太い神経、タフな精神と潜在的な強い思念波のお陰で潜り抜けてきた。

他のミュウとは違い、欠けている部分のない健常者であり、人類の太く短い生命力とミュウの細く長い能力を兼ね備えた存在であることからソルジャー・ブルーに見出され、余命わずかの彼の後を継ぎ、ミュウの新しい長『ソルジャー・シン』となる。そしてブルーの遺志を継いで、ミュウが長年目指してきた地球(テラ)へ向かうこととなる。

ジョミー・マーキス・シン(13歳→45歳) ソルジャー・ブルーの後継者『ソルジャー・シン』。健常者として最強の超能力を持つミュウ。

ジョミー・マーキス・シン(13歳→45歳) ソルジャー・ブルーの後継者『ソルジャー・シン』。

ソルジャー・ブルー(14歳→約300歳)
声 - 志垣太郎 / 杉田智和 / 石原良(ラジオドラマ版)
ミュウの中で最も長く生き、長としてミュウ達を束ねてきた。虚弱体質で聴覚に障害があり、耳にはヘッドフォン型の補聴器を付けている。TVアニメ版では、さらに銀髪に赤い瞳というアルビノの特徴が加わっている。ただし、第1期オープニングの一部では目が青色である。これについては、原作者も正しい決まりはないと言っている。補聴器は彼の記憶が記録されており、後にジョミーに託された。3世紀もミュウとして生きたといわれるが、青年としか思えない外見を保っている。若く見せたがるのはミュウ全体に見られる傾向だと称する。

ジョミーに、ミュウが発生する原因が成人検査にあることを告げ、自身が実験体として悲惨な日々を送り続けてきたことを告白している。寿命が潰える直前にその意思をジョミーに託し、ジョミーの能力を開花させる。地球への強い思いを残したままアタラクシアで逝くが、死んでもなおジョミーの中で生き続けている(ジョミーが意識し続けている)。時折束縛された姿でジョミーの心に登場するのは、実験体としての彼の姿である。

TVアニメ版ではミュウ達を一人でも多くナスカから脱出させるため、惑星破壊システム・メギドに潜入。命と引き換えにこれを破壊した。なお、この時残されたヘッドフォン型の補聴器が唯一の遺品となり、“ソルジャーの証”としてジョミーに(TVアニメ版ではトォニィにも)受け継がれる事となる。

ソルジャー・ブルー 余命が短いミュウの長

フィシス(15歳→96歳)
声 - 秋吉久美子 / 小林沙苗 / 池田昌子(ラジオドラマ版)
ミュウの美少女占い師。生まれつきの盲目で予知能力に秀でている。ブルー、ジョミーと歴代のソルジャーに常に仕え、提言を与えている。占いは占い用のターフル(オランダ語でテーブルの意)で行われ、占いの結果は概ね当たる。

また、なぜか銀河系や地球の外観を知っている。謎の多い女性で、物語上の重要な意味を担う存在である。キースとは敵同士であるにも関わらず情報を与えてしまい、トォニィを目覚めさせようとして却って逃げられ、能力や知識を吸収され、正体すら暴かれてしまう。しかし、その正体を最初から知っていたソルジャー・ブルーにとって、彼女は『女神』である。
ジョミーの願いから、唯一ジョミーを本名で呼ぶ。

キースの遺伝子上の母親。『息子』キースと直接接触した時には、本人の意志に関係なく心を読まれてしまった。

実は『無垢なる者』の候補者として15歳まで人工子宮で育てられ、知識は脳に直接刷り込まれていた。銀河系や地球のイメージも刷り込まれた物である。地球のイメージは『無垢なる者』の候補者が地球に忠誠を誓うために刷り込まれており、『無垢なる者』の候補者の特徴でもある。

ESP能力はすべてソルジャー・ブルーから極秘に与えられたものである。人類とミュウをつなぐ『女神』であってほしいというブルーの願いは、皮肉にも地殻変動で滅びつつあった地球でかなえられることになる。

フィシス(15歳→96歳) 『無垢なる者』の候補者の一人だった(本来は人類側)。人類とミュウをつなぐ『女神』。

キース・アニアン(15歳→45歳)
声 - 沖雅也 / 子安武人
本編の人類サイドの主人公。機械(マザー)の申し子・鉄面皮などと評されるエリートだが、喜怒哀楽の内“怒”と“哀”の感情は誰よりも強い。ジョミーの最大のライバル。地球のどこにいても一目置かれ、一線を画される存在である。

育英都市トロイナスの出身となっているが、幼少時代の記憶及び受けたはずの成人検査に関する記憶を一切持っていない。エデュケーショナル・ステーションでの教育を終えた後は「メンバーズ・エリート」に選出され、その頭角を現して目を見張るスピードでエリートコースを昇進していく。ステーションでの教育過程からミュウと遭遇し、幾度も対決していくことになる。さらに、様々な事件のなかで幾度も葛藤を繰り返しながら、マザーが期待していた通りの成長を続ける。そして、最終的には地球の総帥となり、ジョミー達ミュウの前に立ち塞がる。

20年近くにわたるミュウとの対決の中で、自身の出生の秘密やミュウ発生の原因が人類の遺伝子自体にあること、そしてその素因子の排除の可否、さらには地球そのものの秘密を知ってゆくこととなる。その中で、ミュウの女性フィシスに不思議な縁を感じるようになっていく。
背後に立った者を反射的に撃つよう訓練されている。

実は、フィシスの卵子を元に生み出された、遺伝子上の“フィシスの実子”。15歳まで人工子宮で育ち、知識は脳に直接刷り込まれていた。統治者候補たる「無垢なる者」の1人である故に養親はおらず、成人検査も受けていなかった。

キース・アニアン(15歳→45歳) 人類サイドの主人公。統治者候補たる「無垢なる者」の1人。

科学の発展により文明が高度化し、ワープ航法によって宇宙へ旅立つことができるようになった時代、「人類が地球を窒息させている」と結論付けた一部の人間の考えにより、人類の手ではもはや修復不可能なまでに進んだ環境破壊で生命滅亡の淵にある地球を再生するため、全ての人間がマザーコンピュータとともに植民惑星へ退去した。

人類は出生から成長、死に至るまですべてコンピュータによって完全に管理されていた。無作為に選び出された精子と卵子を受精させ、人工子宮により『赤ん坊』として生きられるようになると、無作為に選ばれた養親によって『目覚めの日』(=14歳の誕生日)まで安心かつ健全、しかも画一化された教育惑星で育てられる。『目覚めの日』前後になると、星のマザーコンピュータによって《成人検査》が行われ、今までの記憶の消去と地球人として生きるための知識の注入を受け、“大人”としての教育を受けるべく、さらに高度な教育が受けられる“エデュケーショナル・ステーション”に送られる。

しかし、成人検査をパスできない人もいる。また、この成人検査の過程で誕生するのは“大人”とみなされた人間だけではない。超能力保持者“ミュウ”も誕生させていたのだ。ほとんどのミュウは、感情過多などの兆候からESP(エスパー)チェックにより深層心理まで分析され、排除されてきた。だが、管理体制の実態を見抜き脱出に成功したミュウ達は集団を作り、人類にミュウの存在を認めるよう働きかけてきた。しかし、その願いは未だ通じていなかった。

『地球へ…』の世界観

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『頭文字D』の世界が千葉に!名車モチーフの雑貨が揃うポップアップストアが期間限定オープン

人気漫画『頭文字D』のポップアップストアが、グランサックス イオンモール千葉ニュータウン店に登場。伝説のハチロク(AE86)を再現したウェットティッシュケースや、RX-7型の無線マウス、366日分のバースデーキーチェーンなど、ファン垂涎の公式ライセンスグッズが勢ぞろい。日常を彩る名車アイテムの魅力を紹介します。