MikeTyson マイク・タイソン 生誕から絶頂期までの記録

MikeTyson マイク・タイソン 生誕から絶頂期までの記録

最強だった。すべてがパーフェクト!神だった。平均寿命25歳の地域に生まれ、少年院でボクシングに出会い、カス・ダマトという師に学び、その拳ですべてをなぎ倒してきた。その生誕から全盛期といわれる1988年までの軌跡と数々の奇跡。


18歳でプロデビュー、カス・ダマトの死

1985年、18歳でプロデビュー
ヘクター・メルセデスに1RTKO勝ち
初戦を白星で飾った
その後11連勝
早い時は9日間で2試合
4ヶ月間で6戦しすべて1RKOで勝った
カス・ダマトには野望があった
それは自分が育てたフロイト・パターソンが持つヘビー級史上最年少チャンピオン記録:21歳11ヶ月を
タイソンが破るという事だった
デビュー当時タイソンは18歳9ヶ月
約2年で世界タイトルを奪取しようというのである

しかしカス・ダマトは
タイソンのチャンピオンベルトをみる事無く肺炎のため他界した
77歳だった
「彼のためでなかったら私は多分もう生きてはいなかっただろう
私は、こう思う
人間は生きてゆく間に心に掛ける人々や喜びの数を増やしていく
それから自然がそれを1つまた1つと奪い去ってしまう
自然はそうやって死への準備をしてくれるのだ
私にはもはや何の喜びも残っていなかった
友人たちは行ってしまった
耳も聞こえないし目もよくみえない
みえるのは思い出の中だけだ
だから私は死ぬ用意をしなきゃならんと思っていた
そこへマイクがやってきたのだ
彼がここにいて、そして今やっていることをやっているという事実が私に生き続ける動機を与えてくれる・・」 
(死の直前のインタビュー)
タイソンの指導はケビン・ルーニーが引き継いだ
ケビン・ルーニーはカス・ダマトにファイターとして、又、トレーナーとしてもコーチされた男であり
タイソンを史上最年少世界ヘビー級チャンピオンに育てるべくコーチを引継いだ
タイソンのデビュー年の戦績は
15戦15勝15KO、そのうち11が1RKO
突然現れたKOボーイはたちまちマスコミの寵児となる

Ali(アリ)とTyson(タイソン) 

ボクシングのヘビー級は世界最強の男を決める場である
だから脚を止めて打ち合い
どちらのパンチが強いかどちらがタフなのかを比べ合った
他の軽い階級においてはスピード、タイミング、フットワークなど技術革新が進んでいたが
それに比べヘビー級は純粋なボクシングの原点を守っている反面、技術的に遅れていた
モハメド・アリは
そういう力まかせに殴り合うヘビー級にスピードを持ちこんだ
リングを大きく縦横無尽にフットワークし
スピードパンチをタイミングよく打ち
蝶のように舞い蜂のように刺した
マイク・タイソンは
そのアリによりスピード化されたヘビー級ボクシングに
本来のヘビー級の醍醐味、倒すか倒されるかというパワーをからめた
スピードはアリのようなリング内を縦横無尽に廻るフットワークではなく
アグレッシブでパワフルなスピードを体現した

デビュー2年目

1986年、
数年の下積みが常識のヘビー級において
キャリア2年目のタイソンはバクチに打って出た

1月11日、デーブ・ジャコ、1RTKO勝ち
1月24日、マイク・ジェームソン、5RTKO勝ち
2月16日、ジェシー・ファーガソン、6RTKO勝ち
3月10日、スティーブ・ゾースキー 、3RKO勝ち
5月.3日、ジェームス・ティリス、判定勝ち
5月20日、ミッチ・グリーン、判定勝ち
6月13日、レジー・グロス、1RTKO勝ち
6月28日、ウィリアム・ホシ-、1RKO勝ち
7月11日、ロレンゾ・ボイド、2RKO勝ち
7月26日、マービス・フレージャー、1RKO勝ち
8月17日、ホセ・リバルタ、10RTKO勝ち
9月6日、アルフォランゾ・ラトリフ、2RTKO勝ち

世界ランカーだったスティーブ・ゾースキー
ポストモハメド・アリと呼ばれていたジェームス“クィック”ティリス
ジョー・フレージャーの息子マービス・フレージャー
タイソンはヘビー級のホープアイドルたちに挑戦しいずれにも勝った
(28連勝)
そしてWBC世界ヘビー級チャンピオン:トレバー・バービックに挑戦状を叩きつけた

vs Trevor Berbick(トレバー・バービック) 史上最年少世界ヘビー級チャンピオンになる

バービックは
無敗の新星グレグ・ペイジを倒したり
アリを破って引退に追い込んだりした大物食い野郎である
試合前の賭け率は1:5でタイソン有利
タイソンは常に黒のトランクスをはくので
バービックは嫌がらせで黒のトランクスをはいて登場した
ルールではトランクスの同色は認められず
色が重なった場合は王者優先である
タイソンは無視して黒のトランクスをはいて登場し罰金処分となった
試合は一方的な展開となった
タイソンの常識外れのパワー、テクニック、スピードの前に
バービックは動くこともパンチを出すこともクリンチすることもできず
僅か335秒で昏倒した
マイク・タイソンはWBC世界ヘビー級王座獲得した
これでデビュー後29連勝
20歳と5ヶ月という史上最年少世界ヘビー級チャンピオンには
ケビン・ルーニーという世界チャンプを育てた史上最年少トレーナーがついていた
ダマトの夢が実現した

vs James Smith(ジェームス・スミス) 2冠王となる

1987年、
マイク・タイソンは2つ目の世界タイトルを獲りに行った
ファンの期待はタイソンが何ラウンドでKOするかだけだった
試合開始のゴングと同時にチャンピオン:ジェームス・スミスは逃げまわり
タイソンが懐に入るとクリンチでかわすという展開になったが
結局タイソンの判定勝ち
WBAヘビー級王座獲得
2冠制覇
タイソンは無類の女好きで
多いときには一晩で24人もの女性と寝たという
前戦のトレバー・バービック戦やジェームス・スミス戦は淋病の治療中だった

vs Pinklon Thomas(ピンクロン・トーマス)

元WBC世界ヘビー級王者、ピンクロン・トーマスに6RTKO勝ち

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