「りぼん」が生んだ胸キュンアニメ『ママレード・ボーイ』
雑誌「りぼん」で連載され、アニメ化になった『ママレード・ボーイ』を覚えていますか?漫画も大ヒットし、愛蔵版もさらに発売されましたが、アニメもとっても話題になりましたね! 子供と一緒に観ていた当時の若いママたちが生協の買い物なんかで集まった際に「ドキドキするよね!」と話題になってもいたのだそう。

ママレード・ボーイ 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 よ 15-13)
ママレード・ボーイ 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 よ 15-13) | 吉住 渉 | 本 | Amazon.co.jp
『ママレード・ボーイ』アニメ概要
●アニメスタッフ紹介
プロデューサー - 藤田高一郎(ABC)、亀山泰夫(ASATSU)、関弘美(東映動画)
原作 - 吉住渉
シリーズディレクター - 矢部秋則
シリーズ構成 - 松井亜弥
キャラクターデザイン - 馬越嘉彦、吉住渉(ノンクレジット)
音楽 - 奥慶一
美術デザイン - 千田国広
ストーリー&意外にヘビーだった家族構成!

可愛い作画で「りぼん」連載だったこの作品。子供が読むには、今考えてみたらヘビーな家族構成だったんですね!光希も遊もグレていてもおかしくない家族構成状態だったのではないかと思います。いや、TVとかで珍しい家族の在り方、みたいに特集されてもおかしくない気がします。
『ママレード・ボーイ』キャラクターたち
★ 元気いっぱいヒロイン・小石川 光希(こいしかわ みき)

小石川光希
ほんとだったらグレてもおかしくない家庭環境の中で、明るく生きている光希。ちょっとおバカなところもご愛敬ですね。遊と恋していくところは本当に可愛い!友達の茗子のためにも、一所懸命行動するところも良いです。
光希の声を担当しているのは國府田マリ子さん。『クレヨンしんちゃん』の思議魔女っ子マリーちゃん・師走マリー役など、コミカルな役柄もされていますが、本当に可愛い声で光希そのものですよね。
★ 光希と両想いになる松浦 遊(まつうら ゆう)

松浦遊(まつうら ゆう)
『ママレード・ボーイ』といえば、女の子たちからすればもう「遊」しかいないような気がします。中には蛍派もいてどちらが好きか、みたいな派閥もあったようですが。
そしてアニメでは置鮎龍太郎さんが遊の声を担当しているのがたまらない~!置鮎龍太郎さんが演じていた年齢が25歳!『地獄先生ぬ~べ~』の先生のときよりもっと若い感じの声で、遊にピッタリ!主役はなかなかないものの、重要なキャラクターでたくさんのアニメに今も活躍していますから、遊ファンも嬉しいところでしょう!
★ 光希の友人で、クラスメイト・須王銀太(すおう ぎんた)

須王銀太(すおう ぎんた)
♪ママレードボーイ♪|☆MONOnet☆ 店長BLOG
最初は当て馬役というイメージの銀太。ちょっと向こう見ずなところもありますが、基本的に熱血の良い奴ですよね。そして良い奴は恋愛下手なキャラクターが多い気がします。後から自分の恋心に気づくなんていうのもありがちですよね。
声を担当しているのは、金丸淳一さん。フジテレビの土曜19時台の『ハイスクール!奇面組』、『ついでにとんちんかん』、『名門!第三野球部』と連続で声をあてたことでも有名ですね。なんと声優業界では初めて「上を向いて歩こう」のカバーを許可され、アカペラコーラスで収録しているのだそう。他でも英語カバーした歌もあり、スタンダードジャズも挑戦しているのだそうです。
★ 光希の自慢の親友で、クラスメイト・秋月 茗子(あきづき めいこ)

秋月茗子(あきづき めいこ)
茗子といえば、禁断の恋をしていたという大人少女!淫行条例に引っかかって大変だろうに、と今は冷静に観てしまうママも多いかもしれませんが、彼女の両親がそれ以上に問題ですから気にならない!(ほんとは気にしないといけないでしょうが)こんな彼女をサッサと救ってやってよとしか、名村先生には思いませんしね。光希と遊の恋も気になりましたが、ちょっと大人の茗子の恋も印象深いです。
声を担当しているのは山崎和佳奈さん。『名探偵コナン』の蘭ちゃん役でもおなじみですね。コナンももう20周年ですし、大変息の長い声優さんですね。
★ 光希達のクラス担任で、茗子の彼氏・名村 慎一(なむら しんいち)

名村慎一
アニメぶろぐ by マィキィbCROOZ blog
名村先生といえば茗子と切っても切れない関係ですね。茗子のことを想うなら奪っていけばいいものを、とアニメでも漫画でも思った方は多かったではないでしょうか。教師としては立派でしたし賢明な判断でしたが、男としてはダメダメ!でも、最後は茗子と一緒になってくれたので良かったです。
声を担当したのは古川徹さん。優しい声がたまりませんねー。なんといっても『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役が一押しなのですが、『セーラームーン』のまもちゃん役も捨てがたい!そして『名探偵コナン』では降谷 零 / 安室 透役で登場しています。
★ 遊の元彼女・鈴木亜梨実(すずき ありみ)

鈴木亜梨実
アニメぶろぐ by マィキィbCROOZ blog
鈴木亜梨実といえば、男版銀太というべきか。当て馬役であり、光希のライバルでしたね。えてしてこういうキャラクターは女性には嫌われる……。また光希と違ってファンクラブまであるような美人というのが嫌味なところですね。でも、銀太と仲良くなると可愛く見えてきたキャラクターでした。
声を担当しているのは久川綾さん。『美少女戦士セーラームーン』の水野亜美役、2010年『ハートキャッチプリキュア!』で月影ゆり(キュアムーンライト)役で人気ですね。気の強い亜梨実を見事に演じていましたよね。
★ 光希のバイト先の同僚・土屋蛍(つちや けい)

土屋蛍
土屋蛍 | mixiコミュニティ
土屋蛍はピアノを弾く男の子で印象的でしたね。ヒロインの光希より年下でしたが、遊のファンと同じくらい多かった気がします。
というのも、声を担当しているのが石田彰さんだったから!(石田さんだったから蛍も好き、というファンも筆者の周りにいたほどです)主役も準主役でも多い石田彰さん。やっぱり『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』アスラン・ザラ役、『新世紀エヴァンゲリオン』渚カヲル役が印象深いですよね。最近では『昭和元禄落語心中』の師匠役が素晴らしかったです!
主題歌の他、挿入歌も良い!
だから気になる~♪ と歌える方も今でも多いのでは?『ママレード・ボーイ』の主題歌、良い曲でしたよね!アニメならではの楽しみ方ができるのがアニソン!アルバムも出ていましたが、本当に良い曲いっぱいです。
國府田マリ子さんが歌う挿入歌も素敵です! 茗子と名村先生の別れのときとかたまりません。OPも素晴らしいのですが、挿入歌、EDも素敵な歌がいっぱい。カラオケでも歌えますので、みなさんどうぞー!
日曜朝からキスシーンから始まりドッキドキ!


本当にキスシーン多かったですよね!作者の吉住渉先生もアニメのキスシーンのことでいろいろ思うところもあったようですが、当時は画期的なほどキスシーンがあったアニメでもあったと思います。今ではキスシーンなんていっぱいですけどね。そして日曜朝にキスシーンがいっぱいあるので、少女漫画といえどお母さんたちの前で見るのも照れてしまった視聴者もいたのでしょう。
『ママレード・ボーイ』まとめ
いかがでしたでしょうか? 原作は愛蔵版も発売されており、一度は手放したコミックスをまた懐かしくて買った方もおられるのではないかと思います。また原作の続編が新たに始まっています。もしかするとアニメ化もまたされるかもしれません。光希たちのその後を姿を原作でも読んでみていただけたらと思います。そしてカラオケでも『ママレード・ボーイ』はアニメ画像で楽しめますので、ぜひ歌ってみていただけたらと思います!