『デザイナー』
一条ゆかりマンガは子供のころは、正直ちょっと苦手だったかも。白目が妙に怖くて・・・(笑)
ショッキングなインパクトを感じ、それでも絵柄の美しさなどに魅了され、苦手だけど気になる存在でした。
でも「デザイナー」は白目がないので安心して読めたかな!?
とはいえ大矢ちき作画の「柾」(まさき)の目にぞっとしたものを感じたのは亜美だけではないんですね~。かくいう筆者もですw
大人になってこれはなんてすごいマンガだろう!読むたび違う感情が溢れかえるのです。
子供のころはたぶん絵柄の美しさから入り、ストーリーは後からついてきているのです。
そんな少女漫画誌のドロドロサスペンス「デザイナー」の魅力を筆者の独断と偏見で紹介していきます! 〈ネタバレ有り〉
『デザイナー』あらすじ
デザイナー
ファンの声
登場人物
亜美(あみ)
結城朱鷺(ゆうきとき)
Iriza
鳳麗香(おおとりれいか)
Iriza
土屋明(つちやあきら)
Iriza
青石氏(あおいしし)
Iriza
葉山アリサ(はやまありさ)
Iriza
柾(まさき)
Iriza
亜美の成長
とにかく勝気でプライドが高く、自分が常にトップでないと気が済まない女王様。
そうはいっても亜美の幼少時代はとにかく凄まじいものでした。
麗香に捨てられ、育ての親たちは交通事故で亡くなった後はほとんどひとりで生きてきたといいます。
万引き、かっぱらい、凍死しかかったり・・・そんな彼女がどこでどうやってモデルの世界に飛び込んだのかは不明ですが、このような悲惨な経験が否定的な性格になりざるを得なかったのでは・・・。
そんな彼女にも人に感謝する気持ちは依然としてあったと、育ての親への墓参りから覗えます。
モデル時代は人を思いやるなんてまずなかったと思います。
デザイナーになってからはいつのまにかスタッフにも気遣う亜美がいます。読んでいて微妙に人間的に成長していく亜美を感じる。その過程がまたいいね~。
皮肉にも朱鷺と出会い、恋愛することにより人としての感情、本来の自分が見えてきたのでしょうか。
鳳麗香の名セリフ
煮詰まった麗香は、街角でかつての夫青石氏と偶然会い、
このとき、青石氏から亜美が自分たちとのあいだにできた子供だと告げられてしまいます。
あえて
「私は女である前にデザイナーですわ」
と言い切っています。
実の母娘どうしで醜い争いをしていることを知ってあえてそう言ったのです。
サッチャーではないが、ある意味彼女も鉄の女に等しいかも。
見事な捨て台詞!
そうはいってもこのシーンから彼女がこんな態度に出たのも何となくわかるような気がするのは筆者だけでしょうか。
ほんの一瞬だけど麗香の母親としての表情がよぎったのではないかと。
もう笑うしかない、取りつくろうのに精いっぱいの、こうするしかない哀しさが・・・
青石氏はそんな麗香の気持ちなどわかる筈もなく・・・
実にうまい構成の心理描写だと思います。
幻の「トヨタ2000GT」
「デザイナー」をカッコよく引き立ててくれるアイテム。それはクルマでしょう。
クルマの描写もタッチがスゴイなと思うのだけれど、これは一条先生ご本人が!?
亜美の愛車 トヨタ2000GT
Iriza
こんなクラッシックカーも・・・
Iriza
こんなオーディオ機器も・・・
Iriza