女子高生・久保恵美子(佐倉しおり)は、一つの決断を下した。 家を捨てて、身一つで愛する人に飛び込むこと。
磯崎は北海道に出張になる事を告げ、「自分が本当に好きなら、東京駅に来てくれ。」と恵美子に告げる。
恵美子「高志さん。私も行くわ、あなたの出張先まで。私、家を捨てるわ」
恵美子は家を飛び出し、磯崎の元へ行く。
次の朝、恵美子は高志と海で夜明けを見た。
仰星高校では、薫の不倫と恵美子の同棲が問題視されていた。校長室に呼び出された2人は、退学する事を告げ、学校を後にした。
司「敬子、俺にも覚悟があるぞ。俺は、お前と別れる。 俺も辛抱してきたがもう我慢出来ん。敬子、別れてくれ。 気の合わない俺と暮すのはお前だって不幸だ。 大介は俺が引き取って育てる。お互い別れた方が一番いい」
敬子「司、あんたあたしと別れて薫と一緒になりたいんでしょ?
だけど、そうはいかないわ。
あたしはどんな事があっても籍は抜かないわよ。あたしにも覚悟があるってことよ。
あんた達がどんなに好き合ったところで、意地でも結婚なんかさせてやるもんか。
いいわね、薫。司と一緒の墓に入るのはあんたじゃないわよ。このあたしよ!」
敬子はとうとう薫と司を憎み続ける事に疲れ、司と離婚した。
敬子「別れてあげる。いずれ離婚届ももってくるわ」
司「そうか、俺はあえて引き止めない。すまないと思ってる」
敬子「これだけは信じて。私は、あなたが好きだった。できればいつまでも一緒にいたかった」
司「短い間だったが、俺たちは夫婦だった。もし町ですれ違ったらお互い気持ちよく挨拶しよう。俺が言うのもなんだがお前の幸せを祈ってる。」
敬子「薫と一緒になるつもりかしらないけど、目の不自由なあんたと大輔の世話で疲れ果てぼろぼろになるわよ。私のようにね。」と最後に捨て台詞をはいて出て行く。
敬子「・・・終った。 何もかも終った。 あたしの恋が敗れた・・・」
出たところで敬子は薫とは鉢合わせる。
敬子「司はあんたにくれてやるわ!」
薫「どうして・・・敬子さん」
敬子「疲れたのよ・・・嫉妬するのもあんたちの仲を引き裂くことにも疲れた・・・けど司と一緒になったって、ぼろぼろになって不幸のどん底になるわよ!」
薫は浮かない顔で「敬子さんきっとつらかったはず・・」
恵美子「なにをゆうの!素直によろこばなきゃ!」
薫「そうね!」と笑顔で乾杯
一人帰る薫は、夜空の星に語り掛けていた。
ママ・・・喜んで。薫は今、幸せです。ママと、この喜びをわかちあいたかった。。。
薫は、「口がきけないおばさん」として、司の世話をする事に。司は晴れの舞台にむけて、陶芸展を目標としていた。
結城 小百合(大場久美子)「また一からなの?」
司と薫は休憩していた。
司「これは色んな年代の焼き物が入っているんです。手触りでわかるんですよ。
この間の作品は心を忘れていました。目の見えない俺に残されてるのはこの手だってこと。
この手で土を愛し、火を愛し、1つの形を焼き上げる。
これがおれに残された唯一の道なんです。前にコーヒー飲んだ女の子の話、しましたね。
目が見えていたころ、俺はその女の子のイメージを真っ赤な色でやきあげました。今度はその人の肌を焼き上げたいんです。その子とはキスもしたことありません、けれどたとえ目が見得なくても、この手はあの人の肌をはっきり覚えています。」