世紀の対決
翌1992年、天皇賞春連覇を目指すメジロマックイーンは
阪神大賞典を快勝し、本番に挑む。しかし天皇賞でのメジロマックイーンは
2番人気だった。無敗の二冠馬トウカイテイオーが1番人気に支持されていた
からである。世紀の対決と注目された一戦だったが、結果
メジロマックイーンが勝利し、トウカイテイオーは5着。
どんなもんだいと言った感じのメジロマックイーンの天皇賞春連覇であった。
春の盾三連覇に挑む
この後メジロマックイーンは休養し、復帰初戦は翌年の産経大阪杯
明らかに太め残りだったが、他馬を全く寄せ付けず快勝。
天皇賞春三連覇の偉業にむけて、万全の状態で挑んだ。
しかし、圧倒的な人気を背負うもライスシャワーの前に敗れ、2着。
偉業達成はならなかった。
史上初の10億円ホース
天皇賞では敗れたものの、グランプリの宝塚記念を快勝し
秋初戦の京都大賞典もレコードタイムで快勝。
積み上げた賞金が10億円を超え、史上初の10億円ホースとなる。
秋も主役を期待されたが、京都大賞典後故障発生。
年齢もあり、引退することとなった。
その血を受け継ぐもの
種牡馬としてのメジロマックイーンはホクトスルタンやエイダイクイン
ディアジーナなど、そこそこの活躍馬を輩出する。
それよりも母の父として優秀で、オルフェーヴル、ドリームジャーニー、ゴールドシップと
ステイゴールド産駒の母の父として実績を残す。ステマ配合として話題になったくらいである。
ホクトスルタンには親子4代天皇賞馬の期待がかかったが…
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ゴールドシップ
三冠馬オルフェーヴル
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評価
全21戦中19戦で3着以内、残るはジャパンカップの4着と降着した秋の天皇賞と
ほぼ完璧な成績だった。単勝人気も古馬になってからは、ほぼ1倍台の人気で
馬券を買っているファンからすれば、これほど頼りになる馬は他にはいなかった
だろう。
また、ステイヤーと思われがちだが、レコード勝ちを何度もおさめており
後続をぶっちぎったレースも多々ある。
メジロマックイーンはスピード面についても文句無しの名馬だった。