ファミコンと共に「家庭用ゲーム機」が本格的に登場した1980年代
この時代をリアルタイムに生きた私たちは、家庭用ゲーム進化の歴史を丸ごと目撃してきた世代でもあります。
そんな1980年代を、ファミコンが生まれた1983年から1年ごとに振り返っていこうと思います。
本記事では1984年のテレビゲームについて振り返ります。
【1980年代の家庭用ゲーム機】コンピュータゲーム黄金期だった1980年代を年表形式で懐かしく振り返ってみる。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
【1983年のテレビゲーム】コンピュータゲームが大きく発展した1980年代を、ファミコンを中心に1年ごとに丁寧に振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
1984年のテレビゲームを振り返ろう
ファミコンにサードパーティー(ソフト供給会社)が登場!
登場と同時に一大ブームを巻き起こし始めたファミコン。
発売当初は、当然といえばそうなのですがゲームソフトを製作して販売する会社も任天堂だけでした。
しかしながらファミコンの爆発的な普及を目にして、いよいよサードパーティー(ソフト供給会社)が誕生します。
この当時にファミコンに参入したサードパーティーから、いまや超有名な企業がいくつも誕生していきます。
まさにファミコン経済圏が生まれ始めた年、それが1984年だったと言えるかもしれません。
1984年に参入したサードパーティーはハドソンとナムコ
当時パソコン系のゲームで定評のあったハドソンは、アメリカでヒットした「ロードランナー」を引っ提げての参入。
また当時「おもいカルチャーをオモチャーという」のCMがインパクトを与えたナムコは、もともとゲーセンで提供していた人気タイトルを次々とファミコン向けに移植。
両社とも、たちまちビッグヒットを生み出すこととなりました。
1984年のミリオンヒットゲーム
前年同様、ユーザー層の裾野の広さを示す「ゴルフ」が大ヒット。他にもスポーツやレースなど定番ジャンルが上位に。
またハドソン、ナムコのサードパーティーも早々にミリオンを達成し、いよいよファミコン黄金時代が到来した一年となりました。
第1位 ゴルフ(任天堂) 246万本

ゴルフ
第2位 エキサイトバイク(任天堂) 157万本

エキサイトバイク
第3位 テニス(任天堂) 156万本

テニス
第4位 F1レース(任天堂) 152万本

F1レース
第5位 4人打ち麻雀(任天堂) 145万本

4人打ち麻雀
第6位 ゼビウス(ナムコ) 127万本

ゼビウス
第7位 ロードランナー(ハドソン) 110万本

ロードランナー
【あの時代のミリオンセラー・1980年代のゲーム】あの時代に売れまくったミリオンセラー!誰もが知っているミリオンセラー達を振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
1984年にリリースされたゲームタイトル

1/14 テニス(任天堂) FC
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2/2 ピンボール(任天堂) FC
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2/18 ワイルドガンマン(任天堂) FC
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4/21 ダックハント(任天堂) FC

5/1 ゴルフ(任天堂) FC

6/12 ホーガンズアレイ(任天堂) FC

7/4 ドンキーコング3(任天堂) FC

7/28 ナッツ&ミルク(ハドソン) FC

7/31 ロードランナー(ハドソン) FC
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9/7 ギャラクシアン(ナムコ) FC
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10/5 デビルワールド(任天堂) FC
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11/2 4人打ち麻雀(任天堂) FC

11/2 F1レース(任天堂) FC
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11/2 パックマン(ナムコ) FC
ゲームメーカー「ナムコ」の歴史!パックマンは知ってるよね!? - Middle Edge(ミドルエッジ)

11/8 ゼビウス(ナムコ) FC
ナムコから発表されたファミコン初のキラーソフト「ゼビウス」には、当時のシューティングゲームになかった「世界観」があった。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

11/14 アーバンチャンピオン(任天堂) FC

11/14 マッピー(ナムコ) FC
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11/22 クルクルランド(任天堂) FC

11/30 エキサイトバイク(任天堂) FC
【エキサイトバイク】何度もオーバーヒートしちゃったり、デタラメな面を作ったりしましたよね~ - Middle Edge(ミドルエッジ)
「家庭用」として売り出したファミコンが、ゲーム機として完全に市民権を得た一年。
ハドソンやナムコの参入は、それを決定的にしたとも言えるでしょう。
とくにナムコは9月の参入から年末までに一挙4本のリリースラッシュ。そのなかには超名作のゼビウスも含まれていました。
また、エキサイトバイクやロードランナーにみられた「エディット機能」もファミコンならではの楽しさを提供してくれました。
この一年の間に、ファミコン市場への参入を意思決定した会社がいかに多かったかは、翌85年のラインナップから容易に想像がつきます。
【1985年のテレビゲーム】コンピュータゲームが大きく発展した1980年代を、ファミコンを中心に1年ごとに丁寧に振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)