原因というのも、本作は特殊なSA-1チップを搭載しており、このチップSFCのCPU処理を補助やグラフィック処理の高速化等を実現する為、これだけのアクションや細かなグラフィックでも処理落ちなどせずサクサク遊べるのだ。言わば、コイツがいないと本作はまともにプレイ出来ない程、膨大なデータが含まれており、ものすごーくデリケートな代物になったわけである。
・・・一応、端子を掃除したらセーブデータが復活したといった報告もあるが、内蔵電池の可能性もあるので、任天堂に問い合わせて有償交換や、リメイク版・VC版を購入するといった方法を取ったほうがいいだろう。ただし、VC版においてもバグによるデータ消失現象が発生するといった報告もあるので注意が必要である。
どうしたらいいんですかね?
しかしそれでもまたやりたくなってしまうのが、本作の恐ろしいところだ。
データが消える前に戻そうと思えば容易に出来る程、難易度は高くはない上に「次はあのコピー能力のみでクリアしようかな?」等、自分なりに遊び方を変える事も出来る。
歴代カービィ最高峰の謂れの最大の所以はこの「何度でも遊べて、また遊びたくなってしまう」。
これに尽きると言えるだろう。
リメイクやVC版が出てはいるが、ここは是非とも中古ゲーム屋か押入れ等から引っ張り出して、あの頃の記憶と共に残るBGMやSFCの限界に挑戦したグラフィックやアクション、そしてデータ消失も含めてプレイして頂きたいと思う一作である。