【1996年】PUFFY! SPEED! dos! 日本レコード大賞新人賞の受賞曲は!?受賞者は今!?

【1996年】PUFFY! SPEED! dos! 日本レコード大賞新人賞の受賞曲は!?受賞者は今!?

昔は大晦日の夜といえば、テレビの前で一家団欒。『日本レコード大賞』と『紅白歌合戦』をはしごして視聴した方が多かったことでしょう。中でもドキドキするのが、日本レコード大賞の「大賞」と「最優秀新人賞」の発表の瞬間。今回は、日本レコード大賞の「新人賞」にフォーカスし、受賞曲と受賞者の今についてご紹介します。


最優秀新人賞候補者(新人賞)は三組

1990年代の日本レコード大賞は、人気獲得のため様々な試みが行われました。1990〜1992年にはポップス・ロック部門と歌謡曲・演歌部門の二部門制。そして、1993年からは従来の一部門に戻され、最優秀新人賞ノミネート(新人賞)は3名に縮小されました。これは、1998年まで続きます。

Body & Soul / SPEED

リリース:1996年8月5日

作詞:伊秩弘将

作曲:伊秩弘将

編曲:水島康貴




SPEEDは、沖縄アクターズスクール出身の「BRAND-NEW KIDS」から生まれた女性4人グループで、音楽バラエティ番組『THE夜もヒッパレ』の公募により、グループ名が決定しました。この時、1996年1月。メンバーの学年は、島袋寛子が小学5年生、今井絵理子が小学6年生、上原多香子が中学1年生、新垣仁絵が中学2年生でした。



1996年8月、『Body & Soul』でデビュー。デビューシングルながら、オリコンシングルチャートで最高位4位(年間45位)を記録する大ヒットとなり、日本レコード大賞、日本有線大賞などで新人賞を受賞しました。本曲は、本人たちも出演した日清シスコ「シスコーン」のCMソングにも起用されています。



その後の活躍は周知の通りで、『White Love』『my graduation』などさらなる大ヒット曲を量産。2000年に解散しますが、2008〜2013年に再結成しています。現在は、今井は自由民主党所属の参議院議員として活躍中。島袋は音楽活動を続けており、2022年には、hiro名義でシングル、アルバムをリリースしています。

CLOSE YOUR EYES / dos

リリース:1996年11月18日

作詞:taeco

作曲:小室哲哉

編曲:小室哲哉




dos(ディー・オー・エス)は、テレビ東京系バラエティ番組『ASAYAN』のコーナー「コムロギャルソン」から誕生した3人組音楽ユニットです。メンバーは、taecoasamikabaの3人。中でも、taecoは、西野妙子としてすでに歌手、女優として活躍していましたが、「コムロギャルソン」に応募して合格したという経緯があります。



dosは、1996年3月に『Baby baby baby』でデビュー。資生堂「ティセラ」のCMソングに起用され、メンバーもCMに出演しました。デビュー曲ながら、オリコンシングルチャートで最高位4位を記録しています。『CLOSE YOUR EYES』は3枚目のシングルで、テレビ東京系音楽番組「TOWER COUNT DOWN」(後の「JAPAN COUNTDOWN」)のオープニングテーマに起用。本曲で、日本レコード大賞新人賞を受賞しました。



本曲を最後に、小室哲哉がasamiを引き抜いて新しいユニット「TRUE KiSS DESTiNATiON」を結成したことでグループは自然消滅。その後、taecoは、再び西野妙子として活動していましたが今は引退状態。asamiは、小室哲哉と結婚しましたが離婚。kabaは、振り付け師兼タレント「KABA.ちゃん」として活躍しています。

アジアの純真 / PUFFY

リリース:1996年5月13日

作詞:井上陽水

作曲:奥田民生

編曲:奥田民生




PUFFYは、SMAに所属する大貫亜美吉村由美が結成した女性デュオで、同じ事務所の奥田民生のプロデュースにより、1996年5月にデビューしました。デビュー曲は、本曲『アジアの純真』作詞を井上陽水作曲を奥田民生が手がけ、デビュー曲ながらいきなりミリオンセラーの大ヒットを記録します。オリコンシングルチャートでは最高位3位(年間15位)を記録し、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞しました。



本曲は、キリン「天然育ち」のCMソングに起用され、PUFFY本人たちも出演したことで話題になりました。タイトルは "アジア" ながら、歌詞にはアジア以外の都市も登場することから、高校の地理の授業に使用されたこともあるようです。その後の彼女たちの活躍は、周知の通りです。



本曲の大ヒットにも関わらず、NHK紅白歌合戦には出場しておらず、PUFFYの初出場は2016年でした。この時、結成20周年で、本曲と『渚にまつわるエトセトラ』を歌っています。また、2022年には6枚目のシングル『愛のしるし』とその振り付けがTikTokで話題となり、10億回の再生回数を記録しました。

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