小林よしのり『おぼっちゃまくん』が完全新作で復活!
1986年から1994年にかけて「月刊コロコロコミック」に掲載されたギャクマンガ『おぼっちゃまくん』が、7月15日に発売されるマンガ雑誌「コロコロアニキ」に完全新作で掲載されることが判明した。

「コロコロアニキ」5号の誌面で発表

小学館『コロコロアニキ』
コロコロアニキ公式サイト
「おぼっちゃまくん」復活について

2015年からのソフトバンクCMに登場
2016年2月1日には、自身のブログで大ヒット中のアニメ「おそ松さん」に触れて、「おぼっちゃまくん」の再アニメ化や実写化について語っていた。
2016年3月15日には、TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」に小林よしのりが出演。
「おぼっちゃまくんの最終回を書くことを忘れてた。かっちり終わったっていうものを描いてない」と、今回の新作に対するモチベーションを語った。
また、新作の題名は「おぼっちゃまさん」では無いことも明かした。
『小林よしのり』による傑作ギャグ漫画「おぼっちゃまくん」
「おぼっちゃまくん」は、世界有数の超絶大金持ち・御坊家の一人息子・茶魔(ちゃま)のとんでもない日常を描いたギャグマンガ。
博多弁を幼く崩した「でしゅ」「ぶぁい」のような言葉遣いや、「ともだちんこ」「いいなけつ」「ぜっこうもん」のような下ネタのダジャレ、「おはヨーグルト」「こんにチワワ」「こんばんワイン」「そんなバナナ」「すみま千円」などの「茶魔語」が流行し、小学生のあいだで人気となった。

漫画『おぼっちゃまくん』
アニメ化もされた「おぼっちゃまくん」
アニメ版はテレビ朝日系列にて1989年1月14日から1992年9月26日まで、毎週土曜日19:30~20:00(1991年4月より19:58までに短縮)に放送された。
全164話。
食事の時間帯を考慮してか『ウンチ』には青い透過光がかけられていたり、金色に光らせたりしていたが、『ちんこ』はほぼ修正なしで放送されていた…。
嫌味な金持ち感覚への風刺から生まれた「おぼっちゃまくん」
作者である小林よしのり、ある日喫茶店で漫画のアイデアを練っていた。
すると金持ちの若いカップルが後から店に入ってきて、男が「今度俺のクルーザーに乗せてやるよ」と女に自慢しはじめた。
小林は、この嫌味な金持ち感覚に強い憤りを覚え、そんな上流階級の人間たちも呆れるような金持ちを創作してやろうと奮起して生まれたという。
今でも言えるか?「ともだちんこ」
表現に対するクレームが厳しく、自主規制も多い昨今。
テレビでは完全NGとも思える「ともだちんこ」のフレーズも復活するのか?
それとも現代風に合わせてソフトな作品におさまってしまうのか?
注目です!