黒澤明 10年振りの日本映画 「影武者」
映画監督としての最円熟期の60代を数々の不運に見舞われ、映画製作が意のままにならなかった黒澤明。彼が十年ぶりに日本映画のメガフォンをとったのが「影武者」だった。
http://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E6%BE%A4%E6%98%8E-MEMORIAL10-%E5%BD%B1%E6%AD%A6%E8%80%85-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8DVD-BOOK/dp/4094804366Amazon.co.jp: 黒澤明 MEMORIAL10 6:影武者 (小学館DVD&BOOK): 鈴木 篤, 野上 照代: 本

当時の日本映画の歴代映画興行成績(配給収入)1位を記録し、1983年に蔵原惟繕監督の『南極物語』に抜かれるまで破られなかった。
http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E5%BD%B1%E6%AD%A6%E8%80%85_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29影武者 (映画)とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)
海外の著名監督も製作に尽力
外国版プロデューサーとして フランシス・コッポラと ジョージ・ルーカスとが 加わっていた
http://blog.canpan.info/bokko/archive/59黒澤明監督の想い出 その5- 芝居村 ─上田ボッコ─


国際的評価も獲得
戦国武将「武田信玄」の死と、その「影武者」の物語

映画評「影武者」 プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]/ウェブリブログ
細部まで徹底的に、こだわり抜いた映像美
黒澤作品はこの『影武者』あたりから、映像の美しさを重視する傾向に変わった、と言われています。
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E5%BD%B1%E6%AD%A6%E8%80%85/147169/review/%E3%81%93%E3%81%AE%E8%BE%BA%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%82%89%E6%98%A0%E5%83%8F%E7%BE%8E%E9%87%8D%E8%A6%96%E3%81%AE%E5%82%BE%E5%90%91%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B/15/この辺りから映像美重視の傾向になる - ユーザーレビュー - 影武者 - 作品 - Yahoo!映画
~ 陰影による演出 ~

30年ぶりに黒澤明「影武者」を観てわかった事 | レビュー | もじぐみ

上記シーンは、様々な表情を持つ「空」を活用した演出でした。
重厚な雰囲気に包まれた本作らしく、重々しい合戦に挑む人間の様子が、空の舞台下でより強調されました。
空と人間の強烈なコントラストが、強く印象に残っている方も多いかと思います。
~ 「風林火山」を色で演出 ~

壮大な映像美が凝縮された予告
当初の主演は「勝新太郎」だった

降板の原因
当時まだ無名だった俳優達が出演

影武者 (映画)とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)
壮絶なラストの撮影

上記シーンの撮影には、撮影地である北海道中の獣医がかき集められたそうです。
黒澤活劇らしい派手な合戦シーンを予想していたので、驚きました。
しかし、本作の主人公はあくまでも影武者。
最後の最後に、影武者一人で織田軍に向かっていくシーンがあります。
影武者が信玄本人として死のうとした瞬間ですが、その虚しさをより際立たせる為の伏線だと後になって気づきます。
さすが黒澤明。圧巻!
全てが緻密に計算され、描かれた素晴らしい物語でした。