西本聖と言えば、あの足を極端に上げた独特なフォームから繰り出されるシュートが絶品でした。
巨人時代の師・長嶋茂雄との関係や永遠のライバル・江川卓との競い合い等をご紹介します。
徹底的に自分を鍛え、逆境に強い人物でした。
いわば職人気質の投手であり、肝っ玉の据わった投手でもありました。

西本聖 (にしもと たかし)
天下一品のシュート
足を大きく上げるダイナミックなフォームと、切れの鋭いシュートが特徴の投手であった。

落合との名勝負

中日時代の落合博満
1987年4月に後楽園球場で行われた中日ドラゴンズとの開幕戦。
開幕投手として先発出場し、ロッテオリオンズから移籍してきたばかりの4番・落合博満との対戦で、西本は全打席全球シュートを投げ、1本だけはセンター前にヒットを打たれたものの4打数1安打と封じ込め、自身も完封勝利を収めた。
長嶋茂雄との師弟関係

長嶋監督
西本は1974年にドラフト外で、松山商業高校から巨人に入団。
長嶋監督1年目でした。
その長嶋監督と西本の関係において、いかにも昔のプロ野球らしいエピソードが、1979年8月の試合後に起きました。
西本聖・引退試合での長嶋茂雄
1994年のシーズン終了後に発起人である定岡正二により、巨人軍の選手にとって、非常に思い出深い多摩川グラウンドでの引退試合が催されました。
【1月21日】1995年(平7) 雑草エース西本聖、万感の多摩川引退試合に「代打長嶋」(野球) — スポニチ Sponichi Annex 野球 日めくりプロ野球09年1月
ライバル・江川卓と競ったエースの座

お互いライバル心を剥き出しにしたブルペン
江川卓と西本聖 意地張り合い300球超も投げ捕手が強制終了│NEWSポストセブン

「江川と西本」
もともと西本聖さんは、 ドラフト外から巨人に入り、 用具代などもすべてツケで、 給料袋は薄かったみたいです。 鳴り物入りで巨人に入った江川さんとは、 反対側にいる選手だったのです。
http://mlbeat.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%97%E3%83%AD%E9%87%8E%E7%90%83/%E5%B7%A8%E4%BA%BA/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%A7%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%92%E5%8B%99%E3%82%81%E3%82%8B%E8%A5%BF%E6%9C%AC%E8%81%96%E3%80%82%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E5%90%8D%E6%89%8B%E3%81%A7/韓国でコーチを務める西本聖。シュートの名手で江川卓と巨人エースを争った。夫人とのエピソード | MLBeat
実際の西本と江川の関係は、一緒にストレッチをするなど良好だったそう。
あくまでもプロ選手としてのライバルでした。
テレビ番組 『20世紀スポーツ名勝負 ライバル伝説・・・光と影 封印された涙の理由』での対談
今のプロ野球に足りないもの ~江川×西本の話から考える~:DRIVING メタBODY:So-netブログ

江川と西本
競い合う西本と江川を、より詳しく特集した記事
ドラフト外入団・雑草【西本聖】の”怪物・江川”との因縁 - Middle Edge(ミドルエッジ)
主なタイトルや表彰
古き良き時代の大投手・西本聖。
現在のプロ野球では、少なくなった気持ちで投げる投手でした。
また、その勝気な性格がより西本聖をレベルアップさせたのでしょうね。
そして、良き人物との出会いにも恵まれた野球人生でした。