赤塚不二夫の漫画『天才バカボン』初の実写化
故・赤塚不二夫による傑作ギャグ漫画『天才バカボン』が日本テレビ系でスペシャルドラマとして、初めて実写化されることが決定した。
『天才バカボン』はバカボン一家の日常を描くギャグストーリー。
1967年に「週刊少年マガジン」(講談社)で連載が開始、今なおも不動の人気を誇る国民的作品。
今回のドラマの舞台は現代。
原作の世界観や昭和の良き雰囲気も残しつつ、笑いと感動を描くという。

バカボン一家
これまで実写化の許可がでなかった『天才バカボン』
『天才バカボン』は、これまで4回にわたってテレビアニメ化されたが、実写化は難しいとされ実現していなかった。
実写ドラマ化の起因となったのは、1年半前に上田が本作のプロデューサー栗原甚に「バカボンのパパによく顔が似ているといわれる。やってみたい」と話したことで、上田は「願えば叶うもんだなぁというのが正直なところ。ありがたかった」と感慨深げに語っている。
『天才バカボン』の著作権を管理するフジオ・プロは、赤塚さんがとくに大事にしていた漫画だけに今まで実写化を断ってきたが、「踊る!さんま御殿!!」など数々のバラエティーを手がけてきた栗原氏と上田のタッグとあって、「笑いが分かっている人なら」と今回は快諾したという。
『天才バカボン』原作キャラと実写版キャストの比較
漫画やアニメが実写化されると毎度「似てる」、「似てない」と騒がれますが、今回のキャスティングはどうでしょう?

バカボンのパパ(くりぃむしちゅー・上田晋也)

バカボン(おかずクラブ・オカリナ)

バカボンのママ(松下奈緒)

ハジメちゃん(早坂ひらら)

レレレのおじさん(小日向文世)

お巡りさん(高嶋政伸)
ネット上では、早くもキャスティングについて賛否両論。
この人の方が良かったという具体的な意見も幾つかあった。
「パパ役はSMAP中居くんがいい!」
「バカボン役は衆議院議員の石破茂じゃないとダメだ!」
「ハジメちゃんは寺田心だろ。」
大掛かりなメイクをせず、キャストの素材を活かしきったと言える今回の配役。
特に年齢や性別さえも超えたオカリナの演技は要注目。
是非見てみたい♪
特別ドラマ企画「天才バカボン」|日本テレビ
【豆知識】『天才バカボン』ネーミングの由来
タイトルおよび作中のキャラクター名である「バカボン」の語源は、現在公式には梵語の「薄伽梵」(ばぎゃぼん。仏、仙人や貴人の称号)に由来するとされている。
これは『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でも紹介された。
だが、赤塚不二夫自身は生前、雑誌などのコメントで「馬鹿なボンボン=バカボン、バガボンド(放浪者)=バカボンのパパ、天才=ハジメちゃんの3人合わせて『天才バカボン』とした。」と語っていたこともある。