鮮明!ロサンゼルスオリンピック名場面を振り返る!
開会式で空からジェット噴射を積んだロケットマンが降りてきたシーンが衝撃的だったロサンゼルスオリンピック。私自身も、小学生で海の家でオリンピックを見ていたのを鮮明に覚えているくらいです。日本人選手を始め、多くの感動シーンを生んだロサンゼルスオリンピックの名場面をプレイバックしてみましょう。

山下泰裕 柔道男子無差別級 金メダル

国民栄誉賞も獲得した山下泰裕選手だが、意外にもオリンピック出場はこの大会だけ。しかも、試合中に軸足である右足が肉離れになるという致命的状況の中、相手に悟られまいと必死に戦う姿にサムライスピリッツを感じた。また、決勝の相手であるラシュワンは、右足が故障している事を分かっていて、あえて右を攻めなかったスポーツマンシップの神髄のような名試合を演じた。
カール・ルイス 陸上競技男子100m、200m、4×100mリレー、走幅跳 金メダル

アメリカのカール・ルイスが100メートルや200メートルだけでなく、走り幅跳びでも金メダルとなり、まさに無双状態だった。地元アメリカの開催だっただけにカール・ルイスが押しも押されぬスーパースターにのし上がった。
森末慎二 体操男子鉄棒 金メダル

今では水回りのトラブルの時の人!?となっている森末だが、今と同じくらい日本体操陣全盛期。自身の名が付いた大技「モリスエ」を武器に、鉄棒で金メダル、跳馬で銀メダルを獲得した。
具志堅幸司 体操男子つり輪、個人総合 金メダル

上記の森末に並ぶ日本体操陣のスーパーエース。あまりにキレイなフォームはまさに芸術品だった。精神集中のために、「突破突破…」という言葉を唱えているのが当時、流行語になった。
エドウィン・モーゼス 陸上競技男子400mハードル

選手としてピーク時と思われた前大会モスクワオリンピックをボイコットのため無念の不出場となったが、自国大会であるロサンゼルスオリンピックにて見事金メダルを獲得、最強アーチストと結果で示した。
ガブリエラ・アンデルセン 女子マラソン感動のゴール

最後はメダリストではありませんが、記録より記憶に残るこの選手。この大会から正式種目となった女子マラソンで、明らかに熱中症になってフラフラとなったガブリエラ・アンデルセンが最後まで諦めずゴールを目指し、一歩ずつ進んでいく姿は無条件の感動を呼んだ。
いかがでしたでしょうか?あれから30年以上経っているのに、今でも鮮明に残る名場面が多い気がします。国籍や人種など関係ない無条件の感動がオリンピックにはありますよね。