マラソンと言えば、オリンピックの花形競技。
女子マラソンの歴史は浅く、日本人でもメダルに手が届く競技でした。そのため、当時から女子マラソン選考は荒れに荒れており、松野明美や谷川真理などの有力選手が出場できませんでした。
女子マラソン界のシンデレラとなった小鴨由水

小鴨由水
初マラソンが日本記録&初マラソン世界最高記録
山下、有森、谷川の3人が有力で、ソウル五輪の1万メートルに出場した松野明美(ニコニコドー)がどう絡むか、という状況で迎えた年明けの大阪国際女子でなんと日本最高の更新と初マラソンの世界最高記録を出してしまう。

小鴨由水
これで小鴨の代表入りがかなり有望となり、内定している山下と合わせて2人が確定。
残りの1枠を松野と有森で争うことになる。
過酷だったマラソン代表をめぐる争い
バラエティ番組に出ている松野明美とは違い真剣にマラソンに取り組んでいる1人の女子ランナーの姿が美しい。女子マラソンの選手に選ばれることは、こんなにも大変だったのだ。

「私をオリンピックに出して」と会見で語る松野明美
1992年バルセロナ五輪の女子マラソン代表選考 北京オリンピック : nikkansports.com
バルセロナオリンピックの女子マラソン結果は?
有森裕子が日本女子陸上競技界では、1928年のアムステルダムオリンピック・女子800mで同じく銀メダリストの人見絹枝以来、64年ぶりの五輪メダル獲得たった。山下佐知子も4位と検討したため、29位に終わった小鴨に批判が集中してしまうことになった。

銀メダルを獲得した有森
市民ランナーとして&指導&生保レディー

小鴨由水

市民ランナーと一緒に笑顔でフィニッシュする小鴨さん
福岡マラソン:市民と共に走る喜び 元五輪代表の小鴨さん - 毎日新聞
小鴨由水(@etutakemama)さん | Twitter