新東宝の秘蔵作が初DVD化!『戦雲アジアの女王』など娯楽映画の傑作3選が2026年7月発売決定

新東宝の秘蔵作が初DVD化!『戦雲アジアの女王』など娯楽映画の傑作3選が2026年7月発売決定

新東宝キネマノスタルジアより、歴史スペクタクル『戦雲アジアの女王』、戦争アクション『姑娘と五人の突撃兵』、喜劇『金語楼の海軍大将』の3作品が、2026年7月8日に初DVD化されます。HDリマスターによる鮮明な映像で、昭和を彩った名俳優たちの熱演と、新東宝ならではの濃密な娯楽性が現代に蘇ります。


昭和映画史において、独自の輝きを放ち続ける「新東宝」。その膨大なライブラリーの中から、映画ファンの間で再確認が待たれていた傑作3作品が、ついに初めてDVDとして発売されることになった。

今回「新東宝キネマノスタルジア」レーベルから登場するのは、『戦雲アジアの女王』『姑娘と五人の突撃兵』『金語楼の海軍大将』の3本。いずれも1950年代後半の作品であり、当時の熱気と映画的野心が詰め込まれた娯楽映画の真髄とも言えるラインナップだ。全作品ともにHDリマスターが施され、往年の銀幕を彩ったスターたちの姿が鮮やかな映像で蘇る。

数奇な運命を描く歴史巨編『戦雲アジアの女王』

1957年に初公開された『戦雲アジアの女王』は、清朝の王女として生まれながら「男装の麗人」として知られた川島芳子の波乱に満ちた生涯を描いた作品だ。主演の高倉みゆきが、軍服に身を包んだ芳子を華麗に演じ、その美貌とカリスマ性で観客を魅了する。

物語は、動乱の満州を舞台に展開。芳子の恋と、政略結婚、そして3000人の軍勢を率いるに至るまでのドラマが、サスペンスとロマンスを交えて壮大なスケールで描かれる。共演には高島忠夫、宇津井健、丹波哲郎といった、後の日本映画界を支える重鎮たちが若き日の姿で名を連ねており、その豪華なキャスティングも見どころの一つだ。

戦雲アジアの女王
映画ポスター

戦場に咲く愛とアクション『姑娘と五人の突撃兵』

1958年公開の『姑娘と五人の突撃兵』は、宇津井健が若きアクションスターとしての魅力を存分に発揮した一作。中国大陸の最前線を舞台に、友軍救出という決死の任務に挑む少尉の姿が描かれる。

本作の魅力は、迫力ある戦闘シーンと、三ツ矢歌子演じる中国人娘・陳秀麗との淡い恋情が織りなす「戦争娯楽作品」としての完成度にある。脚本には『月光仮面』の川内康範が参加しており、スリルと抒情的な余韻を併せ持つ構成が光る。ニトログリセリンを積んだトラックで敵陣へ突入するクライマックスは、今見ても手に汗握る緊張感に満ちている。

姑娘と五人の突撃兵
映画ポスター

爆笑の渦に包む軍隊喜劇『金語楼の海軍大将』

1959年公開の『金語楼の海軍大将』は、昭和を代表するコメディアン・柳家金語楼の真骨頂が楽しめる傑作喜劇だ。金語楼が演じるのは、敬礼一つ満足にできないドジな水兵・敬太郎。ひょんなことから海軍大将の身代わりを務めることになり、上海の社交場を舞台に大騒動を巻き起こす。

坊屋三郎演じる享楽的な大将との対比や、丹波哲郎、万里昌代ら脇を固める俳優陣との掛け合いは、当時の喜劇映画の黄金期を感じさせる。ドタバタの中にも、当時の世相や風刺が散りばめられ、理屈抜きで楽しめる一級のエンターテインメントに仕上がっている。

金語楼の海軍大将
映画ポスター

貴重な文化遺産としてのDVD化

これら3作品は、2026年7月8日(水)に各3,080円(税込)で発売される。新東宝というスタジオが持っていた「何でもあり」のパワー、そして映画が最大の娯楽であった時代の豊かさを、本パッケージを通して改めて体感できるだろう。

かつて映画館の暗闇で人々が熱狂したあの興奮を、最新のデジタル技術で磨き上げられた映像とともに、ぜひ自宅のスクリーンで堪能してほしい。昭和ノスタルジーの枠を超えた、普遍的な映画の楽しさがそこにはある。

関連する投稿


時には幽霊をも警備する「ザ・ガードマン」

時には幽霊をも警備する「ザ・ガードマン」

警備員の業務を超越していた「ザ・ガードマン」。海外にも飛んで行き、夏には幽霊をもガードする彼らを思い出してみました。


70年代の代表的なドラマシリーズといえば、それはもう「赤いシリーズ」でしょうよ。

70年代の代表的なドラマシリーズといえば、それはもう「赤いシリーズ」でしょうよ。

70年代のテレビドラマに、忘れようにも忘れられないシリーズがあります。通称「赤いシリーズ」。山口百恵を主演させ、山口百恵と三浦友和を共演させ、山口百恵と三浦友和を結婚させた、あのドラマシリーズですよ。


「赤いシリーズ」一挙紹介!

「赤いシリーズ」一挙紹介!

1974年から1980年にかけて製作・放送された「赤いシリーズ」。TBSと大映テレビ共同作品で、テレビドラマ9作品とテレビスペシャル1作品の計10作品。いずれの作品もタイトルが「赤い」から始まっています。


コロナが重症化する?!注目される「COPD(肺気腫)」と芸能人

コロナが重症化する?!注目される「COPD(肺気腫)」と芸能人

誰もが感染する可能性を持っている「新型コロナウイルス」。重症化しなければ怖い病気ではない。今現在、コロナウィルス重症化の原因は特定されていないが、呼吸障害を引き起こしす持病の一つが「COPD(肺気腫)」と考えられている。 2018年には肺気腫の持病を持つ3人の芸能人が亡くなっている。 禁煙をして体調が変化した例、COPD(肺気腫)の発症と病歴を調べてみた。


遺産争い、後妻業?!話題になった有名人の相続事情

遺産争い、後妻業?!話題になった有名人の相続事情

死後、残した遺産をめぐり争いになった有名人の相続事情。後妻業?!など話題になった相続を検証してみました。また、養女として高倉健の遺産を引き継いだ女性について、画像あり。


最新の投稿


祝50周年!合身ロボの先駆け『UFO戦士ダイアポロン』記念コレクションが金きゃらじゃぱんに登場

祝50周年!合身ロボの先駆け『UFO戦士ダイアポロン』記念コレクションが金きゃらじゃぱんに登場

日本初の合身ロボットアニメ『UFO戦士ダイアポロン』の放送50周年を記念し、金きゃらじゃぱんから豪華コレクションが4月に限定発売。純金カードやメモリアルメダルなど、ファン垂涎のアイテムが勢揃い。半世紀の時を超えて蘇る「アポロン・ヘッダー」たちの勇姿を、一生モノの輝きと共に手に入れるチャンスです。


天龍・藤波が激白!「ジャンボ鶴田最強説」の真実に迫るスペシャルトークショーが開催決定!

天龍・藤波が激白!「ジャンボ鶴田最強説」の真実に迫るスペシャルトークショーが開催決定!

プロレス界のレジェンド、天龍源一郎と藤波辰爾が夢の共演!「ジャンボ鶴田は最強だったのか?」をテーマに、かつてのライバルたちが伝説の「怪物」を語り尽くします。トークショーに加え撮影会も実施。昭和・平成のプロレス黄金時代を築いた鶴田の真の姿に迫る、ファン垂涎のメモリアルイベントの全貌を紹介します。


15年ぶりの奇跡!伝説の情報誌『ぴあ』が月刊『とぶ!ぴあ』として復活。及川イラストも健在!

15年ぶりの奇跡!伝説の情報誌『ぴあ』が月刊『とぶ!ぴあ』として復活。及川イラストも健在!

休刊から15年、伝説の情報誌『ぴあ』が令和の時代に「月刊誌」として復活!4月6日に発売された『とぶ!ぴあ』は、紙のワクワク感とデジタルの便利さを融合させた最新型のハイブリッド仕様。及川正通氏の描き下ろし表紙や名物投稿コーナーの復活など、エンタメファン必見の内容を詳しくレポートします。


放送55周年記念!『帰ってきたウルトラマン』初公開を含む伝説のモノクロ写真集が発売、シリーズ完結へ

放送55周年記念!『帰ってきたウルトラマン』初公開を含む伝説のモノクロ写真集が発売、シリーズ完結へ

放映55周年を迎えた『帰ってきたウルトラマン』の貴重なモノクロ写真を網羅した『「帰ってきたウルトラマン」レア画像選集』が2026年3月31日に発売。未公開画像を含む現場記録写真はファン垂涎の内容です。昭和ウルトラマンの舞台裏を辿る「レア画像シリーズ」がついに完結。特撮の黄金期を振り返る永久保存版の一冊です。


伝説の絵師・矢口高雄の軌跡を辿る。豪華画集『矢口高雄の世界 ART WORKS 1969-2020』発売

伝説の絵師・矢口高雄の軌跡を辿る。豪華画集『矢口高雄の世界 ART WORKS 1969-2020』発売

『釣りキチ三平』で世界を魅了した希代の漫画家・矢口高雄の画業を網羅したムック『矢口高雄の世界 ART WORKS 1969-2020』が発売されました。原画から高解像度で再現されたカラー原稿200点や、単行本未収録の貴重な作品、関係者の証言などを収録。日本の大自然を描き抜いた巨匠の魂に触れる、ファン必携の永久保存版です。