スロットカー・スロットレーシングの歴史:1960年代当時は「走るプラモデル」と呼ばれたスロットカーの変遷を振り返りましょう。

スロットカー・スロットレーシングの歴史:1960年代当時は「走るプラモデル」と呼ばれたスロットカーの変遷を振り返りましょう。

1963年頃にアメリカ経由で日本へ渡ってきたスロットカー。田宮模型、日本模型など、日本の玩具・模型会社が多数参入した1960年代のスロットカーブーム、1970年代のHOスロットカー「マグナカー」ブーム、1980年代のバンプロジェクトのシャシーと1/24スケールのプラモデルを使用したスロットカーのブーム、1990年代の1/32スケールのスロットカーのブーム、2000年代に入り、デジタル式のスロットカーが発売されました。


タミヤ【スロットカー サイドワインダー 車体パーツ一式】 市販の汎用シャシに、別途ユーザーの好みのモーター、タイヤ、1/24スケール前後のプラモデルのボディーを載せる方法が主流であった

タミヤ スロットカー「プリンス380GTR」

第二期(1970年代後半 - :HOスロットカーブーム)

HOスロットカーは「マグナカー」の名で人気を博す。

HOスロットカーは「マグナカー」の名で人気を博す。

第三期(1980年代後半 - :1/24スロットカーブーム)

第三期(1980年代後半 - :1/24スロットカーブーム) 1980年代後半から1990年代にかけて、再び1/24スケールのプラモデルを使用したスロットカーが主流となり、バンプロジェクトとさかつうの2大シャシメーカーが主体となり、これらの汎用シャシを使用することにより、どんなプラモデルでもすぐにスロットカーにすることができるため、一気に広まった。 しかし、スピード志向のバンプロジェクトと、リアル志向のさかつうとでシャシ開発の方向性の違いから客層が2極化し、当初からの両社の対決姿勢は最後まで収まらなかった。バンプロジェクト製シャシが、その圧倒的な性能差と政治的事情により、各地のサーキットからさかつう製シャシを締め出すかたちとなった。後にさかつうは1/24スケールから撤退した。また、プラモデル人口の減少・シャシ価格の急騰・シャシ構造の複雑化により、コアなマニア向けの競技となり競技人口が減少し、現在では1/24スケールの商業コースは第二期最盛期の2/3(第一期1960年代の最盛期には100ヶ所以上あったので、現在は2/3をはるかに下回る)になってしまっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0

スロットレーシング - Wikipedia

1/24プラモデルを使用したスロットカーのシャーシメーカー「バンプロジェクト」のシャーシ製品「プラフィット」

プラフィット 1/24 スロットカーパーツ ◆F1用の完成シャシーです

グンゼ製F-1ボディーと「プラフィット」シャシー

第四期(1/32スロットカーブーム)

第四期(1/32スロットカーブーム) 1990年代後半からヨーロッパでの1/32スケールのブームが日本にも伝わって来た。日本国内でも、安価な完成車で気軽に楽しめる1/32に市場がシフトしてきており、プラスチック製の組み立てコースを組んだ商業コースが各地で増えつつある。 しかしながら、家庭向けホームコースは依然として出足が鈍く、SCX製品を取り扱っていたユニオンモデルは撤退した。また、ニノミヤホビックス (廃業) やラオックスアソビットシティ、ジョーシンスーパーキッズランドなどの大手量販店でも当初、ブーム到来を見込んで1/32のカレラやスケーレックストリック、SCX製品を取り扱っていたが販売不振のため取り扱いをやめた。 日本では2005年にバンダイから1/55スケールのプレスハードが発売された。プレスハードではサウンドが出るようになっていた(シンセサイザー式ではなく、従来からの発振器の周波数を変える形式)が、2006年末撤退した。2006年には、タカラがスケーレックストリックのデジタルシステムをデチューン(同時走行6台 → 4台)した、クアトロックスを発売した。クアトロックスでは最先端のデジタル式レーンチェンジシステムが導入されたが、2007年に撤退した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0

スロットレーシング - Wikipedia

FLYSLOT製 1/32 スロットカー「マルティニ・ポルシェ」

FLYSLOT社の1/32スロットカーのカタログ

ラジコンカーの低価格化が進み、スロットカーの愛好者はごく一部のマニアに限られているのが現状

タミヤ「1/10 XBシリーズ No.41 XB ホーネット 2.4GHz プロポ付き塗装済み完成品」
http://www.amazon.co.jp/dp/B007NEHGTE/

1980年代だと、このクラスのフルセットで4万弱くらいかかったのが、1万ちょいで買える。ラジコンカーの低価格化が進んでいる。

タミヤ「1/10 XBシリーズ No.41 XB ホーネット 2.4GHz プロポ付き塗装済み完成品」¥ 13,824 (Amazon.co.jpより)

現在のスロットカーの動向:海外のスロットカーマニアのカスタムコースを見てみましょう

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