メモリーズ
好みの問題です。あくまでも好みの問題ではありますが、1979年12月21日にリリースされた4枚目のアルバム「メモリーズ」を渡辺真知子の最高傑作という声は決して少なくありません。
最高傑作かどうかは分かりませんが、これまでの総決算のようなアルバムではあります。
メモリーズ
6枚目のシングル「季節の翳りに」。この曲は「たとえば…たとえば」に続いて作詩を伊藤アキラが担当しています。
伊藤アキラとはよっぽど相性が良かったのか、ここまで彼以外で作詞を担当している作家は他にはいません。
当時の渡辺真知子は将来に対して悩んでいた時期だったそうです。
だからでしょうか、このアルバムは暗いというか、陰りのある曲が多く収録されています。そこが魅力。そこんところがセンチメンタルな若者たちの支持を集めたのでしょう。
Libra
1980年8月21日にリリースされた渡辺真知子の5枚目のスタジオ・アルバム「Libra(ライブラ)」。Libraとはラテン語で天秤という意味らしいです。
ジャケットの渡辺真知子は流し目をしており、いつになく怪しげで、しかもモノクロームのジャケット。加えて1曲目のタイトルが「涙の音」というところからして「まだ立ち直ってないんか?」と不安を覚える方もおられるでしょう。
しかし、心配無用です!「Libra」は会心のアルバムに仕上がっています!!
Libra
「Libra」は、7枚目のシングル「唇よ、熱く君を語れ」、8枚目のシングル「ホールド ミー タイト」という大ヒットしたキラー・チューンに加え、「Love-Safety Zone」のようなコケティッシュな曲から心に染みる演歌風味の「Rainy Day」」とバラエティに富んだ楽曲が収録されています。
「唇よ、熱く君を語れ」はCMタイアップ曲だったためか、作詞を東海林良が担当しています。
走りに走り続けヒット曲を連発した渡辺真知子。華やかな一方で、悩み、苦しみも多かったことでしょう。が、70年代の最後に会心のアルバムをリリースしてくれました。素晴らしいです。
今回ご紹介した5枚のアルバムはどれも必聴に値します。通して聴くと素晴らしさが良く分かりますよ。