文通友達や不幸の手紙の流行など!昭和の頃に流行った手紙たち!

文通友達や不幸の手紙の流行など!昭和の頃に流行った手紙たち!

SNSで多くの人と繋がることができる現在からさかのぼること数十年!手紙は立派なコミュニケーションツールでした。70年代、80年代を振り返り、あの頃流行っていた手紙たちを集めてみました。


雑誌で出会った文通友達

今では手紙を書くこと自体ほとんどなくなってしまいましたが、私が中高生だった昭和の頃、本当によく手紙を書いていました。

そして、その手紙を書いていた相手が文通友達です。
出会いのきっかけとなったのは、「デラックスプロレス」というプロレスの月刊誌の中で設けられていた文通友達募集コーナーでした。
当時クラッシュギャルズの大ファンだった私は、同じように「クラッシュギャルズのファンです」とコメントしている人に文通を申し込み、手紙のやり取りをしていました。
プロレス以外にも学校での出来事などたくさん語り合ったりして、本当にいい思い出です。

それにしても、当時は不特定多数の人たちが目にする雑誌に、自宅の住所や氏名といった個人情報が当たり前に掲載されていたんですよね。
今の時代ではとても考えられないことです。

では、近年の文通事情はどうなっているのかと気になって調べてみたところ、匿名で利用できる文通コミュニティがあるようです。
コミュニティの中で付与される架空の住所と名前を使用して事務局を介して文通をするという、個人情報に配慮しつつ文通の良さを残したシステムになっています。

SNSが当たり前となった現在ですが、久しぶりにポストで自分宛ての手紙を見つけた時の嬉しい気持ちを味わってみるのもいいかも。

本気で怖かった不幸の手紙

小学生の頃に流行ったのが、不幸の手紙です。

突然届いた手紙に「これは不幸の手紙です。〇日以内に〇人に同じ内容の手紙を送らないと不幸になります」と書かれていました。

地域によってそれぞれ違いがあるかもしれませんが、私が当時住んでいた地域では「5日以内に7人」だったような気がします。
しかも、「緑色のペンを使って書く」という指令までありました。

100円ショップなど無かった当時、レターセットと緑のカラーペンの購入は小学生だった私にとってなかなか痛い出費でした。

大人になった今だからこそ馬鹿馬鹿しいながらも懐かしい思い出話ですが、あの頃は真に受けて、不幸になりたくない一心で一生懸命書きました。
そして、それを確か親戚に出して笑われたような・・・

こんな事、さすがに今の時代はないだろうと思い調べてみると、現在はLINEなどのメッセージアプリを使って送られてくるのだとか。
「自分で止めるのは気まずい」ということで対応に困ってしまうこともあるようで・・・
手紙からアプリへと姿は変わりましたが、迷惑であることに変わりはないようです。

チェーンレター

不幸の手紙と同じ要領で届いたのがチェーンレターです。

これは高校生の時に友達からハガキで届き、出さないと不幸になるというような内容ではなく、何日間でどのくらい拡散できるのかを試しているような内容でした。

お決まりの文章があってそれを書くのは不幸の手紙と同じなんですが、最後に発起人らしき人たち3人分の住所と氏名が書いてあり、その人たち宛てに「チェーンメールは順調です」といった報告のハガキを書くようになっていました。

発起人3人と自分の知り合い5人の合計8人に出さないといけなかったんですが、文章はハガキにびっしり書かれていてけっこうな長文。
ちょっと面倒になった私は出しませんでした。
私以外の4人も誰一人出していなかったようで、私たちにハガキを出した友達は「え~!出さなかったの~?私は真面目に書いたのに~」と、ちょっと残念そうにしていました。

現在でも、LINEなどを中心にチェーンメール(通称:チェンメ)が存在しているようです。
時代は変わっても、やっぱりこういうのってなくならないものなんですね。

10年後の私へ

国語の授業で「10年後の私へ」というタイトルの作文を書いたことはありませんか?

私は小中学校時代に何度か書いたことがあります。
400字詰め原稿用紙に1~2枚くらいだったと思いますが、20~25歳くらいなっている未来の自分へ「今何をしていますか?幸せですか?結婚していますか?」みたいなことを書いていたような・・・

きっと、先生が生徒たちの思い描いている夢や目標を知るために書かせたものだったと思うのですが、私がお世話になった先生方は、最後に必ずこう言いました。

「これは先生が大切に保管しておきます。そして、10年後責任を持って皆さんへ送ります」

10年経っても20年経ってもその手紙が届くことはありませんでしたが・・・
まあまあ割と幸せに暮らしていることをあの頃の自分に教えてあげたいです。

青春の傍らにいた存在

友達と手紙交換をしたり、憧れの先輩に手紙を渡したり、思い出してみると手紙に関する思い出ってけっこうあるような気がします。

学校の購買部でもレターセットが売っていたりして、手紙は私の青春の傍らにいる存在でもありました。

SNSが主流になっている現在、手紙のやり取りをすることなど無くなってしまいましたが、久しぶりに手紙特有のあたたかさに触れてみるのもいいかもしれませんね。

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